金森赤レンガ倉庫

複合施設/商業施設

レトロモダンな倉庫街は、函館観光の大人気スポット

港に面して並ぶ重厚な赤レンガ造りの倉庫群は、ベイエリアのランドマーク的存在。倉庫内のショップで函館土産を探したり、函館グルメを楽しんだり。潮風を感じながらの散策も楽しい。

街並みを歩くだけでも絵になる。フォトスポットとしても大人気だ} 街並みを歩くだけでも絵になる。フォトスポットとしても大人気だ

ショッピングからグルメまで何でもそろう

金森赤レンガ倉庫は、函館観光では誰もが必ず訪れるスポットだ。明治期に建てられた倉庫街は美しく散策するだけでも楽しい。そのうえ雑貨店やアクセサリーショップ、函館銘菓のスイーツ店もあり、土産物選びには特にオススメのスポットだ。もともと倉庫として使っていた約4分の1をショッピングモールとして改装し、オープンしたのが青函トンネルの開通した1988年(昭和63)。その後、敷地は広がり、ウェディングチャペルやホールも兼ね備えた大規模商業施設となった。2003年(平成15)には、日本郵船の倉庫として使われていた「BAYはこだて」が仲間入りし、ますます魅力が高まった。

赤レンガを覆うツタが鮮やか。夏のシーズンにだけ見られる光景だ} 赤レンガを覆うツタが鮮やか。夏のシーズンにだけ見られる光景だ

函館の発展に寄与した創業者・渡邉熊四郎

金森倉庫の創業者である渡邉熊四郎は大分の出身。24歳のときに、日本初の西洋式帆船「箱館丸」で函館にやってきた。幕末の函館を目の当たりにした熊四郎は「洋服の時代が来る」と考え、1869年(明治2)に金森洋物店を開業。舶来品の雑貨を販売しながら事業を拡大していく。やがて港町・函館に営業倉庫の必要性を感じ、1887年(明治20)に日本郵船株式会社より倉庫を買い取った。当初倉庫業は不振だったが、ついには数が不足するほどまでになったという。熊四郎は函館の発展にも尽くし、のちに函館四天王と呼ばれ讃えられた。1925年(大正14)まで洋物店として使われていた建物は、赤レンガ倉庫から歩いて6分ほど距離にある。現在は市立函館博物館郷土資料館となっており見学もできる。

旧金森洋物店。当時の店の雰囲気が再現されているほか、明治時代の函館の賑わいがわかるジオラマなどがある} 旧金森洋物店。当時の店の雰囲気が再現されているほか、明治時代の函館の賑わいがわかるジオラマなどがある

見どころいっぱいの倉庫でオススメの2か所

金森赤レンガ倉庫には見どころがいくつもある。1898年(明治31)に函館に初めてできたビアホールを倉庫内によみがえらせた「函館ビヤホール」はその筆頭格。13mという高い天井とそれを支える檜の柱は、当時と同じに造られた。ほかにも赤レンガ倉庫では、2種類のレンガの積み方を観賞できる。まずは「フランス積」。レンガの長手(長辺)と小口(短辺)を交互に並べる方法で、1882年(明治15)に日本郵船の前身・三菱商会函館支社の倉庫として建てられた「BAYはこだて」は、この積み方だ。もうひとつは「イギリス積」といい、長手の段と小口の段を1段おきに積む手法で、日本にはあとから広まった。函館の大火で焼失し、1909年(明治42)に再建された金森倉庫は「イギリス積」を採用している。

明治の雰囲気が残る函館ビヤホールの店内。地産地消にこだわった道南の食材を使用したお料理とサッポロビール工場直送の鮮度抜群な樽生ビールを楽しむことができる。} 明治の雰囲気が残る函館ビヤホールの店内。地産地消にこだわった道南の食材を使用したお料理とサッポロビール工場直送の鮮度抜群な樽生ビールを楽しむことができる。

当時の屋号は赤レンガの倉庫の壁面に大きく掲げられている。倉庫群のトレードマークだ} 当時の屋号は赤レンガの倉庫の壁面に大きく掲げられている。倉庫群のトレードマークだ

クリスマスシーズンにはぜひ訪れて

4~11月には、金森赤レンガ倉庫から函館湾を1周する金森ベイクルーズも運航する。大人2000円、小学生以下は1000円。函館山、造船所の「函館どつく」、五稜郭タワーなどが次々に眼前に現れる。海から眺める函館の光景はまた格別だ。旅行のプランにぜひ組み込みたい。12月になると赤レンガ倉庫群は函館の冬の一大イベント「はこだてクリスマスファンタジー」のメイン会場となる。例年、姉妹都市であるカナダのハリファックス市からモミの木が届き、海の上に飾られる。15万個のイルミネーションに彩られた港町の夜は風情がありロマンティックだ。

金森ベイクルーズの乗り場近くには「幸せの鐘」も。鳴らすと幸せになれるかも?} 金森ベイクルーズの乗り場近くには「幸せの鐘」も。鳴らすと幸せになれるかも?

16:30に点灯し、17:45にいったん消灯したあと、カウントダウンとともに18:00に再点灯し、22:00までイルミネーションを楽しめる} 16:30に点灯し、17:45にいったん消灯したあと、カウントダウンとともに18:00に再点灯し、22:00までイルミネーションを楽しめる

スポット詳細

住所
北海道函館市末広町14-12 map map 地図
エリア
函館エリア
電話番号
0138275530
時間
9:30-19:00(季節により変動あり)
休業日
無休(施設メンテナンス休業あり)
駐車場
あり(78台)
※タイムズ金森赤レンガ倉庫駐車場を利用。
施設1,000円以上のご利用で2時間無料。
クレジットカード
店舗により異なる
電子マネー/スマートフォン決済
店舗により異なる
Wi-Fi
あり
喫煙
不可(函館ビヤホール内には喫煙スペース有)
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
可(飲食店を除く。専用のバッグやカートを使用。)

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 函館駅からは徒歩圏内、港にも近く。
    4.0 投稿日 : 2023.05.29
    函館の中心、函館駅からは徒歩圏内、港にも近く、思ったよりも大きくて広い。スケールの大きさに驚きです。一部は倉庫として今も使われているそうですが、店舗として使われています。港と赤レンガ倉庫、その先に函館山、絵になる風景です。その函館山ですが、この日は残念ながら雲に隠れていました。
  • 夜はオルゴールの店だけ開いてました
    4.0 投稿日 : 2023.04.28
    函館山展望台からの帰り道の夜と翌日の朝、行きました。ライトアップされた道と建物は降り積もった雪の白さでとてもきれいでした。それなのに、道行く人の少なさに驚きました。雪のせいで足元が滑りやすく危険だからみなさん外出を控えているのでしょうか?翌日、元町エリア観光の際に寄ったらオルゴールの店も他のお土産物屋さんも人の姿がありました。チーズオムレット1個とコーヒー(紙コップで)をお安くいただ...
  • こじんまりしてて、雰囲気よい
    4.0 投稿日 : 2023.03.06
    こじんまりしてますが、雰囲気よかったです。18:00頃に着いたのですが、冷たい風が強く吹いていて、非常に寒かったです。市電の十字街駅から10分弱でした。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました