白金青い池

湖沼

パワースポットとしても知られる神秘の池

エメラルドグリーンの水面から伸びる立ち枯れの木。爽やかな水の色と息絶えた木々のコントラストが神秘の光景を作り出す。2012年(平成24)に発売されたパソコンの壁紙に採用されたことから世界的にも知られるようになった。

BIEI BLUE(ビエイブルー)とも呼ばれる青い池の中に水没したカラマツの樹木} BIEI BLUE(ビエイブルー)とも呼ばれる青い池の中に水没したカラマツの樹木

一年を通して神秘の光景を楽しめる

JR旭川駅から車で南へ約50分。美瑛町の市街地から道道966号を白金(しろがね)温泉方面へ進む。青い池は道の駅 びえい「白金ビルケ」を越えて約2kmの地点に位置する。観光客が大幅に増えたことから2018年(平成30)には広い駐車場が拡充された。駐車場からゆるい坂道を上ると青い池はもうすぐ。池を囲むように整備された散策路を歩きながら、さまざまな角度から幻想的な光景を眺められる。青い水面が見られるのは春から秋限定。冬の積雪期は池が雪で覆われるため青い水面は見られないが、11月から4月はライトアップ(悪天候時は中止の場合あり)されるので、異なる表情の青い池を楽しめる。ライトアップは約10分間隔で、変化する光でひとつの物語を表現する演出だ。

駐車場の利用時間は7~19時(11~4月は8時~21時30分)。1台500円} 駐車場の利用時間は7~19時(11~4月は8時~21時30分)。1台500円

冬期限定のライトアップは21時まで。スタート時間は日没に合わせて時期により異なる} 冬期限定のライトアップは21時まで。スタート時間は日没に合わせて時期により異なる

青い池は、なぜ青い?

青い池は自然の池ではない。近くの十勝岳が噴火したことで偶然生まれた人造の池だ。1989年(平成元)、火山泥流を防ぐためにコンクリートブロックの堰堤(えんてい)が造られた。いくつかの堰堤のひとつに水が溜まったのが青い池だ。水が溜まったことで周囲に自生していた木々が水没して立ち枯れとなった。青く見える秘密は水にある。青い池の水は、「白ひげ滝」の下を流れる「美瑛川」と、その上流にありアルミニウム成分などを含む「硫黄沢(いおうさわ)川」「尻無沢(しりなしさわ)川」の3つの川の水が混ざり、水中の粒子が衝突し、太陽の光が散乱することで青く見えるといわれている(諸説あり)。エメラルドグリーンの水と立ち枯れの木を地元のフォトグラファーなどが撮影し、その幻想的な美しさが口コミで広がり、いつしか「青い池」と呼ばれるようになった。

売店では青い池をイメージしたソフトクリームのほか、青いビール、青い池プリンなども販売} 売店では青い池をイメージしたソフトクリームのほか、青いビール、青い池プリンなども販売

いつ見るのがおすすめ?

より感動的な青い池を見るなら、いちばん美しいといわれる早朝がおすすめ。駐車場は午前7時から営業しているため、この時間を目指して行こう。早朝は人も少ないのでさらに神秘的。昼頃になると、風が吹き水面が波立って濁って見えることもあるので遅くても午前中には見ておきたい。避けたいのは雨の日の翌日。雨で水が濁ってしまうため、美しさが半減してしまう。このほか、季節によって見え方が変わるのもお楽しみ。春は雪どけ水が多いため、緑がかった色合いで新緑も目にまぶしい。夏は降り注ぐ太陽の日差しを受けてすっきりとした青。秋は周囲のカラマツが黄色く色づき、青い池との対比が鮮やかだ。

例年の紅葉シーズンは10月上旬~中旬} 例年の紅葉シーズンは10月上旬~中旬

合わせて見ておきたい白ひげの滝

青い池から白金温泉へ向かう沿道は、白い幹が印象的なシラカバ林が約4km続く。この道は「白樺街道」と呼ばれ、「北海道自然100選」にも選ばれている。正面に十勝岳の雄姿を望みながら「白ひげの滝」を目指そう。白ひげの滝は岩壁の割れ目から地下水が出て流れ落ちる、日本でも珍しい潜流瀑(せんりゅうばく)。真冬でも凍らずに流れ落ちる滝は、季節を問わず毎日日没~21時にライトアップされている。また白金温泉は、ついてきた杖を忘れてしまうほどに優れた効能といわれ、古くから「杖忘れの湯」という異名を持つ。日帰り入浴もできるので良質な湯も一緒に堪能しよう。

滝の水は美瑛川(通称ブルーリバー)を流れて青い池へと続く} 滝の水は美瑛川(通称ブルーリバー)を流れて青い池へと続く

汗をたっぷりかけると評判の温泉は、「やせる湯」としても話題} 汗をたっぷりかけると評判の温泉は、「やせる湯」としても話題

スポット詳細

住所
北海道上川郡美瑛町白金 map map 地図
エリア
美瑛エリア
時間
【ライトアップ】
[11・1月]17:00-21:00
[12月]16:30-21:00
[2月]17:30-21:00
[3月]18:00-21:00
[4月]18:30-21:00
休業日
無休
料金
無料
駐車場
あり(普通車270台、バス27台)
※有料

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました