藤尾覚音寺
優しい顔立ち寄木造りの十一面千手観音
「藤尾の観音さま」と呼ばれ、古くから遠近の人々に尊ばれ親しまれているお寺。ご本尊の「十一面千手観世音菩薩立像」は、脇侍の持国天・多聞天像とともに、国の重要文化財に指定されている。創建は平安時代初期にまでさかのぼるとされていて、千手観音が施入されたのも、平安時代末期の治承3年(1179)。当時としてはまだ珍しい、寄木造りの方法によって造られている。
優しい顔立ち寄木造りの十一面千手観音