鰐come(カム)

温泉/温泉浴場

津軽の奥座敷、大鰐温泉でゆったり湯に浸ろう

津軽の奥座敷として古くから親しまれてきた大鰐温泉。鎌倉初期に東国を行脚していた円智上人(えんちしょうにん)が発見したと伝えられる。大鰐温泉を日帰りで楽しむなら「大鰐町地域交流センター 鰐come」がおすすめだ。

大浴場「うぐいす」の露天風呂。湯船をのぞき込んでいるのはワニの祖先?浴場の名であるウグイスは大鰐町の町の鳥} 大浴場「うぐいす」の露天風呂。湯船をのぞき込んでいるのはワニの祖先?浴場の名であるウグイスは大鰐町の町の鳥

800年以上の歴史がある大鰐温泉

大鰐温泉は、鎌倉時代初期の建久年間(1190~1199年)に円智上人が発見したと伝えられる。円智上人が大鰐の地で病に倒れ、大日如来に祈ったところ「土用丑の日の、丑の刻に湧き出る温泉に入れば治る」というお告げがあったという。以来、大鰐は療養や農閑期の休養の場として人々に親しまれてきた。その後、弘前藩の開祖・津軽為信(ためのぶ)の眼病が大鰐の温泉で治ったことから薬師堂が建てられ、江戸時代には温泉番付表に「行司」として載るほど広く知られ、栄えてきた。円智上人の故事にちなみ、大日如来を背中に乗せた牛を「ご神体」として入浴させながら祈祷する、奇祭「丑湯まつり」が続いているのも、町の温泉がどれほど大事にされてきたかを伝えている。現在の大鰐温泉は、町の中心を流れる平川の両岸にアットホームな温泉宿がたたずむ静かな温泉街。町民が利用する共同浴場もあるが、大鰐温泉を日帰りで楽しむなら「大鰐町地域交流センター 鰐come」へ。「日帰り温泉 鰐の湯」の大浴場が9~22時に利用できる(入浴料500円、第3木曜定休)。

「大鰐町地域交流センター 鰐come」は、温泉や食事処のほか、多目的ホール、研修室などがあり、人々の交流の場となっている} 「大鰐町地域交流センター 鰐come」は、温泉や食事処のほか、多目的ホール、研修室などがあり、人々の交流の場となっている

高温の湯、中温の湯、露天風呂で大鰐温泉を満喫!

当館内、「日帰り温泉 鰐の湯」には「うぐいす」「つつじ」と2つの大浴場があり、男女日替わりで利用できる。どちらも天井が高く、木をふんだんに使った落ち着いた雰囲気だ。それぞれにゆったりとした造りの露天風呂も付いている。家族風呂も2つあり、こちらも露天風呂付き。泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」。効能は多々あるが、神経痛やリューマチ性疾患などに格段の効果があるといわれる。大鰐温泉には複数の源泉があり、町では一括管理して各施設へ配湯している。「鰐の湯」は青柳3号源泉と公民館源泉の混合泉で、温泉の温度管理、衛生管理のため、加水・加温、循環濾過方式がとられている。ちなみに源泉温度は70℃を超える。かつて大鰐町内の共同浴場の湯温は高く「大鰐の人は熱い温泉が好き」といわれたそう。「鰐の湯」ではもちろん適温に調整されており、大浴場には高温(約43℃)、中温(約41℃)の湯船がある。無色透明の温泉はさらっとした肌触りで湯冷めがしないと評判。湯上がりは館内の休憩コーナーでゆっくり温泉の余韻に浸ろう。

大浴場「うぐいす」の内風呂。奥が中温の湯。大きな窓からは露天風呂が見える。高温サウナも併設} 大浴場「うぐいす」の内風呂。奥が中温の湯。大きな窓からは露天風呂が見える。高温サウナも併設

大浴場「つつじ」の内風呂。低温サウナ「アルパインサウナ」では「リョウリュウ(ロウリュ)」が楽しめる} 大浴場「つつじ」の内風呂。低温サウナ「アルパインサウナ」では「リョウリュウ(ロウリュ)」が楽しめる

「つつじ」の露天風呂には、2人が入れる寝湯(写真左端)もある。一角には町の花、ツツジの植栽も} 「つつじ」の露天風呂には、2人が入れる寝湯(写真左端)もある。一角には町の花、ツツジの植栽も

休憩コーナー。大鰐特産の「アブ石」を使った大きな暖炉がある。ファストフードコーナーではドリンクや軽食がテイクアウト可能} 休憩コーナー。大鰐特産の「アブ石」を使った大きな暖炉がある。ファストフードコーナーではドリンクや軽食がテイクアウト可能

地元の物産品がそろう売店で大鰐土産を探そう

当館の入り口には、「産直・売店 メルカート」がある。ここは温泉に入らなくても利用できる店だ。店内には大鰐町ならではの菓子や工芸品、地元の産直野菜、山菜などが並んでいる。津軽の手作り惣菜も販売しているので、ぜひ試してみよう。湯治場として発展してきた大鰐。この町には温泉の力を活用した産物がある。全国ブランドとして知られるようになった「大鰐温泉もやし」だ。メルカートでも販売しているが、生産量が多くないため、朝に入荷するとあっという間に売り切れてしまう。取材当日は「大鰐温泉もやし」と同様の方法で栽培したそばもやしも入荷し、待ってましたとばかりに人だかりに。味付けした加工品「大鰐温泉もやし御ひたし」700円も取り扱っているほか、館内の食事処「花りんご」でも食べられるので、この機会にぜひ味わってみよう。

「産直・売店 メルカート」は8~18時の営業。生産者から届く朝採りの野菜や旬の山菜が並ぶ} 「産直・売店 メルカート」は8~18時の営業。生産者から届く朝採りの野菜や旬の山菜が並ぶ

右が地元在来の豆で栽培する「大鰐温泉もやし」。この日は1束300円の地元価格で1人2束まで。左は「そばもやし」} 右が地元在来の豆で栽培する「大鰐温泉もやし」。この日は1束300円の地元価格で1人2束まで。左は「そばもやし」

スポット詳細

住所
青森県南津軽郡大鰐町大鰐川辺11-11 map map 地図
電話番号
0172491126
時間
9:00-22:00
休業日
第3木
料金
[入浴料]大人500円、小学生250円
[家族風呂]1時間1,650円
駐車場
あり(83台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
※売店・産直のみ利用可
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、はまpay)
Wi-Fi
あり(comewanicome)
コンセント口
あり
喫煙
平均予算
【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

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