弘前・黒石・岩木山

HIROSAKI / KUROISHI / MT. IWAKI

歴史と伝統に彩られた情緒豊かな町並みが立ち並ぶ、青森を代表する見どころいっぱいのエリア

津軽地方のほぼ中央に位置し、青森県を代表する観光地が集中するエリア。このエリアは誰もが知るリンゴの一大産地で、観光スポットや名物グルメなども、リンゴにまつわるものが数多く存在する。実が大きくなり始める夏頃から秋にかけては、一面赤く色づくリンゴ畑が見られ、収穫体験で盛り上がる観光客の姿もよく見られる。全国的にも名の知れた観光地も多く、特に日本三大桜名所として知られる「弘前公園」は、毎年200〜300万人が訪れるといわれている。周辺には青森三大祭りの「弘前ねぷたまつり」を、年じゅう体感できる施設もあり、弘前公園とセットで楽しむのがおすすめ。また歴史情緒のあふれるエリアでもあり、文明開化の足音が聞こえそうな弘前の洋館、藩政時代の町並みが残る黒石市や、あつい信仰を集める岩木山神社など、歴史好きはもちろん、そうでなくても感動できる景観がたくさんあるのが特徴的だ。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    弘前公園
    桜の名所として知られる弘前観光の中心スポット
    弘前市の名所として最も名高い弘前公園。約2600本の桜や天守、植物園など、園内には見どころが満載。毎年200万人を超える観光客を集める、弘前公園の魅力を探りに行こう!
    弘前公園の現在の南内門。重厚な門構えが城跡に造られた公園であることを物語る
  • spot 02
    弘前城
    弘前市のシンボルとして街を見守る天守
    築城から200年以上も経過する、歴史的建造物の弘前城天守。世紀の大事業により仮移転中だが、工事完了まで残り約4年(2021年現在)。天守が再び引っ越しする前に、現在の姿を目にも心にも焼き付けるなら、今がチャンス!
    もとは五層構造だった弘前城天守。落雷による焼失後、三層の現存する天守を再建した
  • spot 03
    スターバックス コーヒー 弘前公園前店
    全国でも3店舗しかない! スターバックスになった有形文化財
    桜の名所として有名な弘前公園の目の前に、おなじみの「サイレン」の看板を掲げた、世界に名だたるカフェ、スターバックス コーヒー 弘前公園前店がある。いつも目にするスターバックスとは、雰囲気が違うことにすぐ気がつくだろう。実はこの店舗、1917年(大正6)に建てられた文化財、「第八師団長官舎」を利用したもの。地域の魅力を最大限に生かした店づくりを目指すスターバックスと、文化財の魅力を生かしたい弘前市とが、相思相愛で結ばれた店舗として2015年(平成27)にオープン。店内には津軽の伝統や特色を随所にあしらい、訪れる人が津軽文化とスターバックスのどちらも楽しめる仕様に。店舗の雰囲気もさることながら、明るく笑顔の絶えないスタッフから元気をもらおうと、朝早くから足しげく通う客も多いようだ。
    歴史を感じさせる和洋折衷の建物は、独創的な店舗として目をひく
  • spot 04
    弘前市立観光館
    弘前観光をより楽しくするための重要拠点
    弘前公園追手門前に位置し、観光情報の拠点として快適な弘前の旅をサポートしてくれる施設。城下町弘前の魅力や楽しみ方をより詳しく知ることができるので、観光の前にぜひ立ち寄ってみよう。
    市制施行100周年の記念に、追手門広場として整備された東奥義塾(とうおうぎじゅく)高校跡地に建てられた
  • spot 05
    旧弘前市立図書館
    ハイカラ時代を象徴する双塔の西洋建築物
    明治から大正期にかけて、数多く建設された西洋建築物のなかでも、インパクトの強い外観で目をひく旧弘前市立図書館。令和の現代でもモダンなツインタワーは、和と洋の良いとこ取りで建てられた、弘前市を代表する洋館だ。
    赤いドーム型の屋根と、緑の窓枠やドアが映える。ひと目で印象に残る外観だ
  • spot 06
    旧東奥義塾外人教師館
    レンガの煙突とグリーンの窓枠が印象的な洋館
    弘前市内に数々点在する洋館。そのなかでも主要観光拠点に位置し、おまけにカフェも併設された、観光のしやすさ抜群の旧東奥義塾外人教師館。当時の外国人の生活様式などを学びながら、最後はコーヒータイムも楽しもう。
    レンガ、板塀、窓枠や幕板、軒のグリーンが、バランス良く組み合わされた外観がモダン
  • spot 07
    サロン・ド・カフェ・アンジュ
    本格フレンチの味をカフェで気軽に楽しめる
    弘前市観光の拠点として、さまざまな観光施設が集う追手門広場。この広場周辺を見るだけで、一日が過ぎてしまうなんてことも。そんなときに訪れたいのが、ここ「サロン・ド・カフェ・アンジュ」だ。この店は、旧東奥義塾外人教師館の中にあるカフェ。弘前市内の有名フレンチレストラン「シェ・アンジュ」がプロデュースする姉妹店とあって、その味は折り紙付き。なかでも津軽にしかないリンゴ「栄黄雅(えいこうが)」を使用した特製アップルパイ(495円)は、しっとりとサクサク両方の食感が楽しめるバター100%のパイ生地とさっぱりした甘味で、いくらでも食べられると評判だ。歴史的建造物内の店なので、雰囲気の良さも観光の疲れを癒やすのにぴったり。アップルパイのほかにも、ジェラートや箸で食べるフレンチ「フランス御膳(1760円-)」など本格的な料理を味わえるので、ぜひ立ち寄ってもらいたい。
    シックで落ち着いた基調の店内。木漏れ日のように光がやさしく差し込む
  • spot 08
    藤田記念庭園
    大正時代のモダンな洋館や四季の景趣を楽しめる広大な庭園
    弘前市出身の実業家の別邸として建築された洋館と、高低差のある2つのエリアに分かれた日本庭園。まるで絵画のような景色を見ながら、大正ロマンあふれる喫茶室で、弘前名物を味わい至福のひとときを過ごそう。
    岩木山をバックにした借景式庭園。ここは随一の撮影ポイントだ
  • spot 09
    弘前れんが倉庫美術館
    歴史的な趣の倉庫が最先端の美術館に生まれ変わった
    築約100年の赤れんが倉庫を、可能なかぎり再利用し完全リノベーションしたミュージアム。地域のクリエイティブ・ハブとしての機能を持つ新たなランドマークとして、大きな期待が寄せられる話題のスポットになりそうだ。
    芝生と整備された歩道に赤いれんが造りが映える。右がミュージアム棟、左がカフェ・ショップ棟
  • spot 10
    弘前のカフェ通り
    懐かしさから新鮮さまで、多彩な喫茶店が町を彩る
    リンゴの生産量日本一の弘前市は、リンゴだけではなく喫茶店も多いといわれている。大手カフェチェーンも着目し、文化財を利用した店舗ができるなど、弘前市と喫茶店文化の関わりや背景をのぞいてみよう。
    大きな通りだけではなく、路地や横丁を散策している時に、思いがけずカフェに出合うことも
  • spot 11
    土手の珈琲屋 万茶ン
    太宰治がこよなく愛した東北最古の喫茶店が復活
    珈琲の町、喫茶店の町としても名高い弘前市には、まるで昭和の世界をほうふつとさせる、レトロな喫茶店が点在している。なかでも1929年(昭和4)創業の「土手の珈琲屋 万茶ン」は、津軽の文豪・太宰治が、足繁く通った東北最古の喫茶店として知られている。当時の味を再現したという太宰ブレンド(500円)は、芳醇なコーヒー特有の深い香りと、ストレートな苦味なのにまろやかで角のない口当たりが特徴。実はこの万茶ン、2017(平成29)年に閉店を決めた先代のマスターから、現店長の今川さんが引き継いだ店。先代マスターをはじめ、たくさんの人たちの協力によって、この味を再現することができたという。歴史のある看板を受け継ぐことは、「非常に覚悟の要ること」だったそうだが、「刻まれた歴史を途絶えさせてはいけない」と奮起。こうしてよみがえった往時の味わいを、ぜひ一度お試しいただきたい。
    サイフォンでいれてくれる太宰ブレンドは、350円プラスでケーキセットにもできる
  • spot 12
    津軽藩ねぷた村
    弘前ねぷたを一年中体験できる「ねぷたミュージアム」
    もとは農作業の忙しい夏に襲い来る睡魔や、さまざまな災厄を追い払う「眠り流し」という農民たちの行事が起源といわれる弘前ねぷた。勇壮な武者絵をあしらった弘前ねぷたの、伝統と文化をとくとご覧あれ。
    明治大正期までは主流だったとされる人型の組ねぷたは、今にも動き出しそうな迫力だ
  • spot 13
    弘前市りんご公園
    リンゴ尽くしのテーマパークで弘前のリンゴに親しもう
    弘前市の象徴ともいえるリンゴ畑は、市内のそこかしこに点在している。そんな弘前のリンゴについて「触れ合う、学ぶ、食べる、買う」を一気に楽しめる広大な公園がある。リンゴの木々が並ぶ「りんご園」を散策しながら、リンゴの世界を満喫しよう。
    どこまでも広がるリンゴ畑のなかに整備された散策遊歩道
  • spot 14
    弘前市りんご公園 りんごの家
    フルーティでスパイシーな「りんごの家」オリジナルカレー
    弘前市りんご公園内にある、物産館やレストランを兼ねた施設が「りんごの家」。ここではリンゴにこだわった商品が、約1200種類も販売されている。人気はリンゴジュースやシードル、リンゴをモチーフにした工芸品だ。併設している食事処ではリンゴのスイーツや、りんごカレー(715円・サラダ付き)を食べられる。「りんごカレー」はフルーティな甘味が華やかななかにも、カレー自体のパンチのあるうまみとコクがガツンと感じられ、あとにくる辛みと相まって食欲をそそる。ルーに練り込むタイプではなく、一口大に刻んだリンゴをバターで炒め、そのまま加えたこの施設のオリジナル。ほかでは味わえない逸品なので、これを目当てに訪れる客も少なくない。
    とにかくカレールーがおいしい。コクと甘味とスパイシーな味わいがやみつきになりそう
  • spot 15
    弘前シードル工房kimori
    シードルを通じて青森リンゴのポテンシャルを広めたい
    弘前市りんご公園に隣接する「りんご畑」のなかに、浮き上がるように異彩な存在感を放つ白い三角屋根。それが「弘前シードル工房kimori」だ。ここは若手のリンゴ生産者たちが、みずからシードルを造るリンゴ畑のなかにある醸造所。2008年(平成20)の雹(ひょう)による被害で大きな打撃を受けたリンゴ農家たちの思いを背負い、2014年(平成26)からスタートした。通年商品の「サンふじ」を使ったドライとスイートのほか、特定期間に収穫された品種で造る「ハーヴェスト」などの限定商品もある。弘前のリンゴはとにかく香りが芳醇で、とても華やかなので、香りを大事にするシードルにはうってつけ。発酵時に発生する炭酸を果汁に溶け込ませる自然製法は、kimoriのシードル最大の特徴だ。「本当の目標はリンゴ農家の活性化」と語る高橋オーナー自慢の、自然でやさしいkimoriのシードルを、ぜひ一度味わってほしい。
    弘前シードル工房kimoriのシードルドライとスイート。375㎖は各935円、750㎖は各1870円
  • spot 16
    禅林街
    弘前城下の裏鬼門に33もの寺院が立ち並ぶ
    歴史を感じさせるスポットが和洋問わず点在する城下町・弘前市に、独特な寺院街を形成する通りがある。思わず背筋を伸ばしながら歩きたくなる、そんなおごそかな雰囲気に包まれた街並みを紹介しよう。
    通りを挟んだ左右の建物はすべて寺院という独特な街並み。突き当たりが長勝寺になる
  • spot 17
    岩木山
    山岳信仰の対象としてあがめられる青森県の最高峰
    弘前市と鯵ヶ沢町にまたがる独立峰。観光地として整備されながら、山岳信仰の対象としてもその存在を誇示するのが岩木山だ。その凜としたたたずまいは、訪れる多くの人々を魅了する。
    山裾に向けて広がるラインが美しい。立ち姿のバランスも良い
  • spot 18
    岩木山神社
    岩木山を御神体とする由緒正しき古社
    霊峰としてあがめられる岩木山を御神体として創建され、1200年以上の歴史を誇る岩木山神社。歴代藩主も信仰したことで名高い古社で、神秘のパワーを感じてみよう。
    三基の鳥居が連なる参道。奥に見えるのが御神体である岩木山だ
  • spot 19
    津軽岩木スカイライン
    ゴールでは津軽平野を一望できる、弘前市最強の展望ポイント
    岩木山を存分に堪能したいなら、津軽岩木スカイラインで8合目まで登ることをオススメしたい。ふもとの羽黒温泉郷付近から一気に、およそ10km弱のつづら折りの山道を駆け上がろう。青森県初の有料道路として開通したこの道は69のカーブが連続し、片道30分ほどかかるので、時間に余裕をもっていこう。自動車専用道なので途中で停車や車から降りることは禁物だが、カーブを抜けて視界が開けるたびに、眼下に広がる絶景はインパクト大。思わずため息が出ること必至だ。8合目に到達すると、その先はリフトで9合目まで片道40分で登ることができる。余裕があればリフトも制覇したいところだが、時間がない場合は8合目休憩所、通称「IWAKI 1625」の屋上へ。圧巻の景色を拝むことができる「映える」スポットだ。
    道中はヘアピンカーブが続くので、ゆっくり安全運転で走ろう
  • spot 20
    中町こみせ通り
    藩政時代の面影が色濃く残る城下町の歴史ストリート
    弘前藩の支藩として大名屋敷や商家が軒を並べた城下町・黒石。その往時の雰囲気をそのままに、全国でも珍しい「こみせ」が連なるレトロな通りを、のんびり気分で散策しよう。
    奥まで続くこみせ(小見世)。これだけ連なって姿を残しているのは全国でも類を見ない
  • spot 21
    お食事処 妙光
    ソースとラーメンスープのハーモニーがとにかくうまい!
    昭和30年代から町の名物として、焼きそばが根付いていた黒石が誇る、人気のB級グルメが「黒石つゆやきそば」だ。その発祥の店がここ「お食事処 妙光」。ルーツは諸説あるが、当時と今の「つゆやきそば」とは別物だといわれ、妙光は現在の形を定着させた元祖の店と認定されている。誕生のきっかけは創業者の中村さんが、誤ってラーメンスープに焼きそばを入れてしまったことから。もったいないと、まかない代わりに食べたところ、絶妙な味わいだったそう。そこで、かつてのつゆやきそばをヒントにメニューに取り入れたところ、大ヒットしたのだとか。鶏ガラや豚バラなどから出汁を取った特製の醤油スープと、濃厚なソース焼きそばは、一緒に食べ進めるうちに、複雑にからみ合ってクセになる。現在では、妙光が定着させたスタイルをベースに、市内30店舗以上で黒石つゆやきそばを提供している。各店の味を食べ比べてみてはいかが。
    ラーメンスープに炒め野菜とソース焼きそばが入り、上には揚げ玉が添えられる「元祖つゆやきそば(750円)」
recommend spot

人気スポット

recommend spot

旅のヒント

  1. その1

    弘前、黒石、岩木山は東西にほぼ横並びに位置しており、弘前を中心にどちらも車だと約1時間弱で移動ができる。列車利用の場合は、弘前へはJRがメイン、黒石へは弘南鉄道弘南線に乗り換えが必要。岩木山へは列車は通っていないので自動車でアクセスを。

  2. その2

    弘前市は、市役所から徒歩15分圏内に主要観光地が集中しているので、徒歩でもある程度のスポットを見てまわれる。弘前市内循環100円バスを利用すれば、もっと楽に観光ができる。一日券も500円で購入が可能。

  3. その3

    岩木山の頂上を目指す場合、リフトで9合目まで行き、そこからは徒歩となる。リフトを降りてから往復1時間弱から1時間半の時間的な余裕をもとう。

  4. その4

    毎年7月29日〜8月8日の期間は、黒石ねぷた祭りを皮切りに、弘前、青森、五所川原でほぼ同時に夏祭りが開催される。この時期の観光を狙うのなら、渋滞や宿の確保に注意が必要だ。

recommend spot

関連記事

記事一覧
recommend spot

モデルプラン

青森のその他のエリア

+ -
back
open

弘前・黒石・岩木山エリア