五島美術館

美術館

貴重な美術品とともに名建築や庭園を楽しめる

創立者の五島慶太が集めた日本と東洋の古美術品を保存・展示する美術館。現在の収蔵品数は、国宝5件、重要文化財50件を含む約5000件。国宝『源氏物語絵巻』を収蔵することでも有名だ。

敷地は庭園を含めると約2万平方メートルという広大な美術館} 敷地は庭園を含めると約2万平方メートルという広大な美術館

閑静な住宅地に静かにたたずむ名建築

東急大井町線の上野毛駅から徒歩約5分。五島美術館は閑静な住宅街にひっそりとたたずんでいる。広々とした敷地内に足を踏み入れると、水色の屋根と赤褐色の柱が印象的な、重厚な建物がお出迎え。この建物は和様空間を得意とする芸術院会員、吉田五十八(よしだいそや 1894〜1974年)が設計したもの。王朝貴族の建築様式である寝殿造の意匠を随所に取り入れた建物は、近代建築史における貴重な建造物として注目されている。1961年(昭和36)年には第2回建築業協会賞を受賞したほか、改装後の2013年(平成25)にはグッドデザイン賞も受賞している。

周囲の自然に溶け込むよう計算されたデザイン} 周囲の自然に溶け込むよう計算されたデザイン

日本を代表する貴重な美術品がたくさん

美術館の創立者である五島慶太(1882〜1959年)は、官僚や実業家として活躍した人物で、東急の事実上の創業者としても知られている。五島美術館は、五島の美術コレクションを保存展示するため、五島の没した翌年の1960年(昭和35)に開館した。日本や東洋の古美術を中心とした約5000件の美術品を収蔵し、重要文化財は50件、国宝となると、2000円札にも印刷されている国宝『源氏物語絵巻』や紫式部の日記を絵画にした絵巻物『紫式部日記絵巻』などの5件が含まれている。

常設展はなく年に6~7回企画展(うち1〜2回は特別展)が催される photo by Shigeo Ogawa} 常設展はなく年に6~7回企画展(うち1〜2回は特別展)が催される photo by Shigeo Ogawa

茶室や石像が点在し表情豊かな庭園

五島美術館のもうひとつの魅力が美しい庭園。武蔵野の雑木林が多摩川に向かって深く傾斜する広大な庭園には、大日如来や六地蔵など伊豆や長野の鉄道事業の際に引き取った石仏が点在し、神聖な雰囲気を醸し出している。また、季節によってツツジや枝垂桜、カエデなどの草花が見頃を迎え、多彩な景色を見せてくれる。散策路には明治時代に建てられた茶室「古経楼(こきょうろう)」や、慶太翁が古材を使用して造らせた立礼席の茶室「冨士見亭」があり(ともに非公開)、庭園に奥ゆかしい趣を添えている。

300円で庭園だけの入園も可能だ} 300円で庭園だけの入園も可能だ

かわいいオリジナルグッズがそろうショップものぞいてみよう} かわいいオリジナルグッズがそろうショップものぞいてみよう

スポット詳細

住所
東京都世田谷区上野毛3-9-25 map map 地図
電話番号
05055418600
時間
10:00-17:00(入館受付16:30まで)
休業日
月(祝の場合は翌平日)、展示替期間、夏期整備期間、年末年始
料金
[入館料]一般1,100円、高・大学生800円、中学生以下無料
※特別展は別途
※入園のみ(展覧会の観覧なしの場合)は1人300円(中学生以下無料)
駐車場
あり(10台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、TOP&カード、DC、UFJ、NICOS)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
車椅子での入店
備考
※電話番号はハローダイヤルに繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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