信楽焼明山窯 Ogama(オオガマ)
歴史を刻む登り窯を眺めながら、信楽焼の器でカフェタイム
将軍に献上する宇治茶の茶壺を作陶
信楽高原鐵道の終点、信楽駅から徒歩15分ほど。「ろくろ坂」を上がると左手にシンボルの登り窯が現れる。Ogamaを手がける明山窯の創業は、江戸時代。信楽で現在も続く窯元で最古の存在だ。江戸幕府第2代将軍徳川秀忠に宇治茶を献上する「お茶壺道中」の茶壺や朝鮮通信使使節一行が使用する食器を作陶、石膏型を使った機械ろくろを開発するなど、「やきものの里・信楽」を発展へと導いた窯元だ。時は現代となり、街なか再生プロジェクトに取り組む県内の大学生らとともに木に囲まれて見えなくなっていた登り窯と敷地を整備、2010年(平成22)に登り窯を望むカフェをオープンした。離れの一棟で陶芸教室を開催し、2022年(令和4)には1日1組限定のゲストハウスの運営も始めるなど信楽焼の魅力をさまざまな視点から発信している。
信楽焼の器でカフェタイム
登り窯と向かい合うカフェでは、自家製のスイーツやドリンクが楽しめる。夏には信楽の朝宮茶を使用したかき氷、秋は和栗を織り交ぜたケーキ、冬にはコーヒぜんざいなど季節にあわせたメニューがスタンバイ。人気は、ナッツ、抹茶、ほうじ茶など時期によって内容が異なる「シェフの気まぐれマフィン」と登り窯クッキー、ドリンクが付く「Ogamaひと休みセット」と、朝宮茶を使ったスイーツとドリンクが付く「朝宮茶まんきつセット」。手になじむカップやスイーツを引き立てるプレートは、明山窯によるオリジナルや地元信楽の作家による器で、気に入ったものはギャラリーで購入可能。晴れた日には登り窯がより近くに見えるテラス席もおすすめ。大きな屋根の下、雨音を聴きながら登り窯を眺めるのも一興だ。
ギャラリーでお気に入りの器探し
1階のカフェスペースに隣接する2つの部屋と2階がギャラリーとなっている。1階の小さな部屋には、ひな人形、兜飾り、水槽、土鍋、クリスマス飾りなど季節にあわせた焼物を展示。奥の部屋には、定番のシンプルな器をはじめ、明山窯のロゴである太陽と月をデザインした「日と月」、子ども用の「codomono」、ハレの日に使いたい「いわい」といったシリーズもの、作家ものの器のほか、スタジオジブリ監修のシリーズも。『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』のキャラクターをデザインしたフリーカップや箸置きなど愛らしいアイテムが並ぶ。2階には、ふだん使いの器や作家もの、インテリアショップACTUSとのコラボシリーズのほか、陶器製の水槽「陶水槽」、焼酎サーバーなどアイデアが光る器も。日々の暮らしを心豊かにしてくれる逸品に出合えそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 滋賀県甲賀市信楽町長野947 地図
- エリア
- 信楽・甲賀エリア
- 電話番号
- 0748828066
- 時間
- 10:00-16:30(L.O.16:00)
- 休業日
- 水、木
- 駐車場
-
有り(約8台)
※P1駐車場4台、P2駐車場4台 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB)
- Wi-Fi
- なし
- 喫煙
- その他(店内禁煙、テラス席のみ喫煙可)
- 英語メニュー
- あり
情報提供: ナビタイムジャパン
このスポットを紹介している記事
クチコミ
-
- カフェとギャラリーと登り釜
- 新宮神社の左側の道はろくろ坂と命名されておりその坂を登って暫く行くと大きな登り釜が眼に飛び込んで来ます。そこの敷地にカフェと信楽焼のギャラリーが有ります。ギャラリーにはこの季節ならではの信楽焼のお雛様が数種類展示されていました。ギャラリーは1階と2階に有りますが、2階はカップ等実用的な陶器が展示されていました。カフェはこの時期、コーヒー、紅茶の飲み物のみでしたが、ケーキが用意されているときもある...
-
- 登り窯を見ながらコーヒーを
- 信楽焼、ろくろ坂を上がったところにある窯元さんがやっているカフェ。かつて使っていた登り窯を見ながらコーヒーが楽しめます。テラス席もあります。奥にはこの窯で焼いているさまざまな器、作品が並べられ、もちろんそれを購入できます。
-
- 登り窯を見ながら信楽産紅茶をいただく
- まずこの窓枠フレームから見る景色にやられました。店内の光の加減めとても落ち着くのです。スイーツセットで出されるものも地元産にこだわっていて、焼き物以外の信楽の魅力にふれることができました。
TripAdvisorクチコミ評価
もっと見る