武甲酒造・柳田総本店
秩父の豊かな自然と名水、伝統によってはぐくまれた銘酒
銘酒「武甲正宗」で知られる老舗の蔵元
日本酒の生産が盛んな埼玉県のなかでも、1753年(宝暦3)創業の武甲酒造は、13代続く老舗の醸造元。「武甲正宗(ぶこうまさむね)」の酒銘で知られる地酒は、「秩父に銘酒あり」と称えられ、古くから秩父の人々に親しまれてきた。秩父鉄道秩父駅から徒歩約3分、古い建物が並ぶ通りのなかでもひときわ風格のある店構えが目をひく。江戸時代のたたずまいを伝える建物は、国の登録有形文化財に指定されており、一見の価値がある。秩父市内の主要観光スポットである秩父神社や秩父まつり会館から徒歩5分ほどと便利な場所にあるので、町歩きの途中にぜひ立ち寄ってみよう。
昔から変わらない手作りの酒を味わう
武甲酒造では日本酒をはじめ、さまざまな秩父の地酒を製造・販売している。2023年(令和5)の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した大吟醸をはじめ、やや辛口ですっきりとしたのどごしの本醸造、米と米麹だけで造る伝統的な純米酒のほか、季節に合わせて特別に限定ビン詰めする日本酒がおすすめ。「武甲正宗」の日本酒ベースで製造した「うめ酒」と「ゆず酒」は、まろやかな味で飲みやすいと女性に好評だ。また秩父産のブドウから造られる源作印のヴィンテージワインなど、あまり出回らない限定ワインも豊富に販売している。一部のお酒は「きき酒」もできるので、好みのものを見つけてみよう。自家製の塩麹や「からみそ」など日本酒や麹を使った加工品もあり、秩父のお土産として人気があるそうだ。
酒蔵見学と酒造りを支える良質な水
武甲酒造では、無料の酒蔵見学を予約制で行っている(10人以上。少人数の場合は要確認)。毎朝1Tの米をふかす釜場、もろみを発酵させる仕込み蔵、お酒を熟成させる貯蔵蔵など、昔ながらの手法で行われる酒造りの工程を解説しながら案内してくれる。見学の最後にはお酒好きの人にとってはうれしい試飲もあり、歴史ある酒蔵を実際に目にしたあとの味わいは格別だ。
日本酒造りで欠かせないのが良質な水。蔵の内部には「平成の名水百選」にも選ばれた武甲山の伏流水が湧き出す井戸があり、洗米から仕込みまですべてに天然水が使われている。ミネラル分が豊富な中硬水で、やや辛口の酒に仕上がるそうだ。また中庭にある水場は一般の人々にも無償で開放されており、営業時間内なら容器持参で水を持ち帰ることができる。酒造りにも使われる秩父の名水をぜひ味わってみたい。
スポット詳細
- 住所
- 埼玉県秩父市宮側町21-27 地図
- エリア
- 秩父周辺エリア
- 電話番号
- 0494220046
- 時間
- 8:00-17:30
- 休業日
- 1/1(臨時休業日あり)
- 料金
- [見学・入場料]無料(10名以上で要予約)
- 駐車場
-
あり(大型10台、普通20台)
※無料 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club、その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり(Free-Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 備考
- Tax-free Shop
情報提供: ナビタイムジャパン