菊池渓谷
夏でも涼しく、森林浴スポットとして人気を集める
約12㎢の広大な森が広がる渓谷
菊池渓谷は阿蘇くじゅう国立公園の北西、阿蘇外輪山の中腹の標高500~800mの間に位置する渓谷。一帯は広葉樹の森に覆われた自然豊かな場所で、阿蘇外輪山の伏流水が豊富に湧き出して清流をつくり出しており、その水は平均13℃程度と冷たい。夏でも涼しく「天然クーラー」ともいわれるこの場所で、神秘的な青い色を見せる渕や、苔むした岸辺の岩や深い森の木々が織りなす景色を眺めれば、心も体も癒やされる。夏だけでなく春の新緑や冬の霧氷など、季節ごとに表情を変える自然の姿も魅力。なかでも秋の紅葉が美しいことで知られている。
大型駐車場も完備。車での訪問がおすすめ
菊池渓谷へはJR熊本駅からバスで行く方法や、菊池温泉から予約制の「きくち観光相乗りタクシー」で行く方法もあるが、自家用車やレンタカーで訪れるのが最も便利。熊本県の植木ICから約50分、JR阿蘇駅からは約40分。阿蘇から菊池渓谷へと続く菊池阿蘇スカイラインは、熊本でも眺めの良い道のひとつ。途中に阿蘇スカイライン展望所があり、阿蘇五岳やくじゅう連山の雄大な景色を眺めることができる。
遊歩道を歩いて渓谷をひと巡り
渓谷の両岸には遊歩道が整備され、約40分の「癒しコース」と、渓谷のさらに先まで行く約1時間20分の「満喫コース」の2つの周回コースがある。渓谷最大の見どころは、個性豊かないくつもの滝。入り口付近でまず迎えてくれるのは、幕のように広がった落差20mの「掛幕の滝」だ。入り口ゲートをくぐって赤い橋を渡り、数分歩いたところにあるのは「黎明の滝」。大きな岩の上から勢いよく流れ落ちる迫力のある滝だ。大きく見通しのいい「竜ヶ渕」や、そこに流れ込む「天狗滝」を過ぎ、さらに進むと「四十三万滝」がある。すべり台のような岩の斜面を大量の水が流れ落ちる落差約10mほどの滝で、「日本の滝百選」にも選ばれている。その先の「広河原」は、夏には木々の間から差し込む太陽の光(光芒)を撮影しようと、多くの写真愛好家が訪れる場所。神々しい一枚を狙ってカメラを構えてみるのもいい。
渓谷の風景を一望できる「ビジターセンター」
菊池渓谷の入り口近くにはビジターセンターがあるので、渓谷への行き帰りに立ち寄ってみよう(12~3月は休み)。渓谷側が一面ガラス張りとなっており、屋内からも木々の緑あふれる風景を楽しめる。建物内には食事やお茶を楽しめる喫茶コーナーや、地元のお土産がそろうショップ、菊池市の観光パンフレットをそろえる情報・体験コーナーなどがある。1Fにある自然観察室では渓谷自然風景や定期的に行っているイベントを楽しむことができる。また、入り口で販売しているヤマメの塩焼きは菊池渓谷の名物。この道40年の後藤さんが焼くヤマメは、パリッとジューシーで骨まで食べられると大人気だ。
スポット詳細
- 住所
- 熊本県菊池市原 地図
- エリア
- 菊池・山鹿エリア
- 電話番号
- 0968270210
- 時間
- 8:30-17:00
- 休業日
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無休
※12-3月は係員不在 - 料金
- [維持管理協力金]高校生以上200円
- 駐車場
- あり(465台)
- クレジットカード
- 可(その他)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(その他)
- Wi-Fi
- あり(熊本フリーWi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(屋外)
- 平均予算
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【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 雨の日でも楽しめる
- 雨の状況により閉館
- 備考
- 連絡先電話番号:菊池渓谷料金所
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 紅葉のピークを過ぎても素敵な遊歩道
- 2022.11.9は平日でも駐車場は結構いっぱいで何とか入れました。駐車場から200m歩道を登っていくとビジターセンターがあり、通り沿いの窓口で維持管理協力金200円支払って進みます。最初の橋を渡って遊歩道に入り、2つ目の橋を渡って折り返せば1Km 30分、3つ目の橋を渡って折り返せば2Km...
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- マイナスイオンたっぷり
- 熊本の避暑地。川の水が岩肌を撫でるように流れるので、小さな子供と一緒に水遊びをすることもできます。フィトンチッドとマイナスイオンで気持ちの良い、清々しい空気を感じられます。森の景色も最高。
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- 渓流沿いの遊歩道
- 第1駐車場に車を止めて、徒歩で約250m登り渓谷遊歩道入口へ。駐車料金200円、入場料1人200円でした。遊歩道は渓谷を上り下る約1kmコースと2kmコースがありました。4月、日差しはありましたが、風はひんやり。
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