多摩湖

湖沼

「新東京百景」に選ばれている、都内で2番目に大きな貯水池

多摩湖の通称で知られる村山貯水池(むらやまちょすいち)は、東京都と埼玉県にまたがる狭山(さやま)丘陵に造られた人造湖。湖を一周する自転車歩行者道路は、サイクリングやジョギングにおすすめだ。

周囲を深い緑に包まれて、青空を静かに反映する 周囲を深い緑に包まれて、青空を静かに反映する

武蔵大和駅から公園を抜けて湖へ

多摩湖へは西武鉄道の路線が各方面から3線も集まっており、似た名前の駅がいくつかあるので、間違えないように注意しよう。おすすめの散策コースは、西武多摩湖線の武蔵大和(むさしやまと)駅で降りて、都立狭山公園の森林を歩いて15分ほどで湖へ至るルートだ。

サイクリストに人気の「多摩湖自転車歩行者道」 サイクリストに人気の「多摩湖自転車歩行者道」

武蔵大和駅を出るとすぐに、「多摩湖自転車歩行者道」がある。井の頭通りから始まる、東京一長い約10㎞の直線道路だが、ちょうどここで直線部分が終わって、この先は狭山丘陵をゆるやかに巻いて多摩湖を一周する。少し歩くと都立狭山公園の入り口があり、湖畔へ行くにはそこを入る。公園内にはいくつもの小道があってどれを歩いてもよいが、舗装された道を行けば、「たっちゃん池」を通り過ぎてすぐ左側に多摩湖の堤防が見えてくる。階段を上りきれば見晴らしが開け、青い水面の向こうに奥多摩の山々がそびえている。

東村山市と東大和市にまたがる、緑豊かな都立狭山公園 東村山市と東大和市にまたがる、緑豊かな都立狭山公園

昭和初期に観光地として賑わった人造湖

山岳地ではない狭山に湖があるのは不思議な気がするが、それもそのはず、東京市(当時)の人口増加にともなう水源を確保するため造られた人造湖で、正式には村山貯水池という。1927年(昭和2)の貯水池完成後、東京市から気軽に訪れることができる観光地として開発され、鉄道が敷かれた。昭和初期には、現在と同じように、家族連れや若者が堰堤(えんてい=ダム)の上を歩いて楽しんだという。

空気が澄んでいれば、湖の向こうに奥多摩の山並みが見える 空気が澄んでいれば、湖の向こうに奥多摩の山並みが見える

堰堤は明治末に計画され、大正から昭和にかけて自然の土を使うアースダム工法によって築かれた、堤高34.5m、堤頂長610mの巨大なもの。欄干に手をかけると、湖面にドーム屋根のレンガ造りの建築物が見える。取水塔といって多摩湖に水を引き入れる役割をしており、ネオルネサンス様式のレトロなたたずまいが多摩湖のシンボルになっている。

日本でいちばん美しいともいわれる取水塔 日本でいちばん美しいともいわれる取水塔

青い湖と緑の山並みを眺めながら歩く

堰堤を北へ向かって歩いて行こう。堤防の上は広く、湖面を渡ってきた風が抜けて気持ちがよい。サイクリストが自転車を欄干に立てかけてひと休みし、汗を乾かしている。多摩湖を一周する自転車歩行者道は、本格的なサイクリストだけでなく、ファミリーで走っている姿も見かける。周辺は桜や紅葉の見どころとしても知られ、ウォーキングを楽しむ人も多い。

堰堤の北側には「西武園ゆうえんち」が見える 堰堤の北側には「西武園ゆうえんち」が見える

堰堤の北端から、西武多摩湖線の終点、多摩湖駅まで徒歩5分ほど。多摩湖駅は2021年(令和3)3月に西武園遊園地駅から改称されたため、古い路線図には駅名が載っていないので気をつけたい。少し離れるが、西武園線の西武園駅へは徒歩約10分。または、多摩湖の北側を30分ほど歩くか、多摩湖駅から西武山口線(レオライナー)に乗って西武球場前駅まで行き、帰途についてもいいだろう。

湖の北東側に西武多摩湖線の終点、多摩湖駅がありアクセスも便利 湖の北東側に西武多摩湖線の終点、多摩湖駅がありアクセスも便利

スポット詳細

住所
東京都東大和市多摩湖1
休業日
無休
料金
無料

情報提供: ナビタイムジャパン

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