東京富士美術館

美術館

4.0

多摩南部エリア

常設展から企画展まで充実したコレクションを楽しめる

常設展はルネサンスから現代までの西洋絵画を中心に、東京郊外の美術館としては有数のコレクションを誇る。また季節ごとに開催される特別展は、美術ファンのみならず人気が高い。

約3か月ごとに作品の一部が入れ替えられる常設展

1983年(昭和58)に開館した東京富士美術館は、絵画・版画・写真・彫刻・工芸品・浮世絵など、世界各国のさまざまな時代とジャンルの作品約3万点を所蔵。また「世界を語る美術館」をモットーに国内外で文化交流を推進し、充実した内容の特別展を開催している。八王子(はちおうじ)市にあり、JR八王子駅、京王線京王八王子駅からバスで15～20分。「創価大正門東京富士美術館」で下車すると、すぐ目の前に近代的な建物が見える。中央自動車道の八王子ICから近く、無料の駐車場があるので、車でもアクセスしやすい。

美術館の入り口は2008年(平成20)に完成した新館にある

エントランスホールからエスカレーターで新館3階に上がると、左側に常設展の入り口がある。5つの展示室に油彩画を中心に約80点が展示され、16世紀のイタリア・ルネサンスからバロック、ロココ、新古典主義、ロマン主義を経て20世紀の印象派にいたるまで、約500年にわたる西洋絵画史を一望することができる。

モネの『睡蓮』をはじめ、日本にもファンが多い印象派絵画も所蔵

特に注目したいのは、第1室に展示されている17世紀フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの傑作『煙草を吸う男』、第2室のブリューゲルやナポレオンを主題としたフランス絵画の数々だ。また、第3室のターナーをはじめとするイギリスの風景画、第5室のモネ、ルノワール、マネなどの印象派画家による作品は見ごたえ十分。館内には無料Wi-Fiが完備され、作品の脇にあるQRコードをスマートフォンで読み取ると、詳しい解説文を読んだり音声ガイドを聞くことができる。

ドラマティックな明暗法で描かれたジョルジュ・ド・ラ・トゥール作『煙草を吸う男』

17世紀フランドルの画家ピーテル・ブリューゲル(子)作『農民の結婚式』

美術館では年に4回、国内外の所蔵品を展覧する企画展を開催している。特に、開館以来ほぼ毎年行われてきた、世界各国の優れた文化を新しい視点から紹介する「海外文化交流特別展」は評価が高い。常設展示室のある新館から本館へと通じる通路には、今まで開催された「海外文化交流特別展」のポスターが飾られている。「栄光の18世紀フランス名画展」から始まり、「コロンビア大黄金展」「大ナポレオン展」「ロシア絵画の至宝展」「古代エジプト展」など、その内容は多岐にわたる。また、そのほかの特別展や講演会などのイベントも随時行われるので、公式サイトで最新のスケジュールを確認して出かけよう。

「海外文化交流特別展」のポスターが飾られた、新館から本館への通路

新館1階にはカフェレストラン「セーヌ」があり、特別展にちなんだ創作料理や手作りスイーツも提供している。ランチやティータイムを挟みながら、じっくりと美術鑑賞を楽しんでみては。また本館ロビーにあるミュージアムショップでは、雑貨やアクセサリー、各種オリジナルグッズを取りそろえているので、忘れずに立ち寄ってみよう。

ミュージアムショップでは特別展限定グッズも販売している

スポット詳細

住所: 東京都八王子市谷野町492-1 地図
エリア: 多摩南部エリア
電話番号: 0426914511
時間: 10:00-17:00(16:30受付終了)
休業日: 月(祝・振替休日の場合は翌火が振替休館)、年末年始、展示替期間
料金: 展覧会により異なる
駐車場: あり(100台)
※無料
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、Wechat Pay)
Wi-Fi: あり
コンセント口: なし
喫煙: 不可
平均予算: 【昼】1,001-3,000円
【夜】1,001-3,000円
滞在目安時間: 60-120分
車椅子での入店: 可
乳幼児の入店: 可

情報提供：ナビタイムジャパン

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クチコミ

コスパ高い展示内容

投稿日 : 2022.08.13

八王子の創価大学そばの施設。駐車場無料。私立美術館ながら立派な建物。入口に無料コインロッカーあるのも良い。ムーミン展と常設の西洋画を見学。ムーミン展は小さい生原稿なので近寄って眼を凝らさないといけない。もう少し見やすくする工夫が欲しかった。所蔵作品の常設画はモネ、マネ、ユトリロなど著名な作品多々ある。フリーWi-FiでQRコードを読み取ると解説文と画像が見られるサービスが良かった。JAF割引で10...
八王子郊外でも名品多数

投稿日 : 2020.03.04

JR八王子駅から宗教系大学行きのバスで30分かかります。入館料は企画展に有無によって違うみたい。建物は新旧に分かれていて、常設展と企画展もこれによって分けられるています。交通の便がよいとは決して言えないロケーションですが、展示品は内外ともに有名作品が多くて見どころあります。
富士美

投稿日 : 2019.11.10

創価大学隣接の美術館、東京富士美術館。入館料は1300円、割引き料金は1000円です。館内にカフェもあります。お土産コーナーの脇にには無料のラウンジがあって、給茶器もあるので優しさを感じます。