東京

多摩南部

SOUTHERN TAMA

都心から気軽に行ける登山スポットをはじめ、遊園地やテーマパークなどレジャー施設が充実

多摩川の南側に位置し、「南多摩」とも呼ばれるエリア。東京都の市町村では最も人口が多い八王子市のほか、稲城市、多摩市、町田市、日野市からなる。1966年(昭和41)以降に多摩丘陵を切り開いて開発された多摩ニュータウンに代表されるように、東京のベッドタウンとして発展してきた。西は高尾山麓から東は神奈川県境まで東西約20kmにわたって広がる都内最大の丘陵地帯には、今でも所どころにのどかな里山の風景が残り、豊かな自然を生かした公園やアミューズメントパークが点在している。八王子市の南西にそびえる標高599mの高尾山は、多様な動植物や昆虫が生息する自然の宝庫。都心から電車で約1時間とアクセスが良く、気軽にハイキングや登山を楽しめるほか、山頂近くには歴史の古い高尾山薬王院がありパワースポットとしても人気。また日野市は「新選組のふるさと」として知られ、ゆかりの場所を巡るのも楽しい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    よみうりランド
    多摩丘陵の高台にある、眺めの良いアミューズメントパーク
    1964年(昭和39)に開園し、半世紀以上にわたって愛され続ける遊園地。40種類以上のアトラクションのほか、アシカショーやさまざまなイベントも行われ、ファミリーにもカップルにも人気が高い。
    よみうりランドを代表する人気アトラクション「バンデット」
  • spot 02
    サンリオピューロランド
    大好きなキャラクターに会える、夢いっぱいのテーマパーク
    ハローキティをはじめ、ポムポムプリン、シナモロール、ぐでたまなど、サンリオのキャラクターと会えるエンターテインメント施設。屋内型パークなので、天候を気にせず思いっきり遊べるのがうれしい。
    ハローキティが迎えてくれるエントランスホールは、夢の世界への入り口
  • spot 03
    町田市国際版画美術館
    展覧会や体験イベントを通じて版画の魅力を紹介する
    世界でも数少ない、版画を専門とした美術館。年間を通じてさまざまなテーマで企画展やイベントを開催するほか、実際に版画を制作できる工房とアトリエを併設している。
    芹ヶ谷(せりがや)公園内に建つ美術館。鑑賞後は緑豊かな公園を散策するのもおすすめ
  • spot 04
    小山田緑地
    自然豊かな多摩丘陵を歩き、懐かしい里山の風景に出合う
    町田市の北西部にある、多摩丘陵の自然を生かした都立公園。雑木林や草地、沼地など変化に富んだ園内は多様な生き物の宝庫となっており、里山の風景を眺めながらハイキングも楽しめる。
    標高123mの「みはらし広場」からは天気が良ければ富士山も見える
  • spot 05
    多摩動物公園
    自然豊かな多摩丘陵に広がる、動物たちの楽園
    約50万平方メートルの広大な敷地に約300種の動物を飼育展示する、日本でも有数の規模を誇る動物園。多摩丘陵の自然をそのまま生かした開放的な空間で、ありのままに近い動物たちの姿を観察できる。
    巨大なゾウのモニュメントが迎えてくれる多摩動物公園の正門
  • spot 06
    京王百草園
    多くの文人に愛された日本庭園で、四季の草花を愛でる
    豊かな自然を残す多摩丘陵の一角にたたずむ、江戸時代から知られる名園。古民家や茶室もある園内では、一年を通してさまざまな草花を楽しめる。梅の花が咲き誇る初春と紅葉の時期は特に見事だ。
    江戸時代に植えられたと伝わる梅の木「寿昌梅(じゅしょうばい)」
  • spot 07
    新選組のふるさと歴史館
    激動の時代を生きた新選組隊士の足取りを紹介する
    幕末に京都の治安を任された新選組。局長近藤勇(こんどういさみ)と副長土方歳三(ひじかたとしぞう)を結びつけたのは、多摩川に近い日野宿(ひのしゅく)だった。歴史館の周辺には新選組ゆかりのスポットも多く、歴史好きならぜひ訪れてみたい。
    新選組ゆかりの地、日野(ひの)市に建つ歴史館の外観
  • spot 08
    高幡不動尊金剛寺
    関東三大不動尊のひとつとして名高い真言密教の寺院
    不動明王を御本尊としてお祀りする高幡不動尊は、新選組・土方歳三の菩提寺としても知られる。護摩の炎で煩悩を焼き尽くし、すがすがしい新年を迎える初詣では、多摩地域で有数の参詣者数を誇る。
    境内にそびえる平安初期の様式を模した五重の塔
  • spot 09
    東京富士美術館
    常設展から企画展まで充実したコレクションを楽しめる
    常設展はルネサンスから現代までの西洋絵画を中心に、東京郊外の美術館としては有数のコレクションを誇る。また季節ごとに開催される特別展は、美術ファンのみならず人気が高い。
    約3か月ごとに作品の一部が入れ替えられる常設展
  • spot 10
    高尾山
    豊かな自然と絶景を楽しめるハイキングスポット
    都心からのアクセスが良く、気軽に日帰り登山を楽しめることで人気の高尾山。他に類を見ない豊かな自然と、東は東京スカイツリーから西は富士山まで見える眺めの良さが、訪れる人々を魅了する。
    標高599mの山頂からは、天候が良ければ丹沢の山々の先に富士山も望める
  • spot 11
    髙尾山薬王院
    1200年以上の歴史を誇る高尾山のパワースポット
    1200年以上の歴史をもつ高尾山薬王院は、天狗の姿をした飯縄大権現(いづなだいごんげん)を本尊とする仏教寺院。現在は真言宗智山派の大本山として、都内はもとより遠方からも参拝者が訪れる名刹だ。
    成田山・川崎大師と並ぶ真言宗智山派の関東三大本山として知られる薬王院
  • spot 12
    高尾山 髙橋家
    登山の行き帰りに味わいたい絶品とろろそば
    高尾山へ行ったら食べたい名物グルメがそば。特に「とろろそば」が有名だ。まだ電車やケーブルカーもなかった時代、高尾山に登って薬王院に参拝する人々に、滋養強壮に良いといわれるとろろをそばに載せて出したのが始まりとされる。ふもとの参道から山頂にかけて20軒ほどのそば屋があり、登山客のみならず、わざわざそばを食べにやってくる人も多い。なかでもケーブルカー駅の正面にある髙橋家は、趣のある建物が目をひく、天保年間(1830~1843年)創業の老舗。かつては旅籠(旅館)を営んでおり、参拝者に料理を振る舞っていたそうだ。現在は5代目が店を切り盛りしている。そば粉6割をとろろと上質粉で練ったそばはのどごしが良く、甘めのつゆが登山後の疲れを癒やしてくれる。とろろは、ねばりの強い大和いもととろみのある長いもを同量ずつ混ぜてあるため口当たりが良く、そばとからめて食べるとおいしさがいっそう引き立つ。店内に立つ髙橋家のシンボル、柿の木にちなんだ甘味もぜひ味わってみたい。
    いちばん人気の「とろろそば」(1000円)。夏は「冷しとろろそば」も好評
  • spot 13
    TAKAO 599 MUSEUM
    高尾山についての情報や魅力を発信するミュージアム
    標高599mの高尾山のふもとに位置し、「みんなでシェアするミュージアム」がコンセプト。高尾山の自然や文化を紹介する展示のほか、カフェやショップもあるので、登山の前後に立ち寄ってみよう。
    高尾山の自然に溶け込む建物。天気の良い日には芝生広場でくつろぐ人々の姿も
  • spot 14
    トリックアート美術館
    「不思議の迷宮」を探検しながら、トリック写真を撮影しよう!
    登山スポットとして人気の高尾山(たかおさん)のふもとにある、トリックアートの世界を体験できるテーマパーク。ファミリーやカップルで、また友だちと一緒に、ユニークな写真を撮って盛り上がろう。
    トリックアートを駆使した館内で、異次元の世界を体験してみよう
  • spot 15
    八王子城跡
    豊臣軍の侵攻に備えて築かれた関東屈指の山城
    関東を支配した北条氏が、戦国時代末期に築いた大規模な山城。日本城郭協会の「日本100名城」にも選ばれる名城だが、豊臣秀吉の関東制圧で落城し、その後は復興されることなく森林に埋もれていった。
    山頂近くには市名の由来となった八王子神社が建つ
  • spot 16
    景信山
    富士山から東京湾まで見渡せる、初級者向け登山コース
    東京都と神奈川県の境にある景信山は、登山口にバスで簡単にアクセスでき、初心者でも登りやすい。一方で、高尾山から陣馬山への縦走路上にあるため中級者にも人気が高い、景観とルートの変化に富んだ山だ。
    山頂から相模湖の向こうに丹沢の山々を望む。天候に恵まれれば富士山も見える
  • spot 17
    HANA・BIYORI
    1年中お花見を楽しめる、新感覚のフラワーパーク
    「よみうりランド」に隣接する、新感覚のエンターテインメント型フラワーパーク。遊園地から直接入れる連絡口もあり、両方に入園すると割引料金が適用される。メイン施設の「HANA・BIYORI館」は、300鉢を超えるフラワーシャンデリア(吊り花)で飾られ、いつでもお花見を楽しめる。また毎日行われる「花とデジタルのアートショー」(約10分)では、空間全体が幻想的な映像世界を楽しめるスクリーンへと早変わり。館内では苔テラリウム作りなどのワークショップを開催しているほか、樹齢推定400年を超えるシンボルツリー「パラボラッチョ」やかわいらしいコツメカワウソ、カラフルな海水魚が泳ぐアクアリウムも見学できる。カフェスペースでひと休みしたら、四季の花々が咲くパーク内を散策してみよう。「聖なる森」エリアにはパゴダ(釈迦如来殿)や貴重な文化財が並び、特にお釈迦様のお骨(仏舎利)と聖髪が納められたパゴダは知る人ぞ知るパワースポットとなっている。2024年3月には、敷地内に「よみうりランド眺望温泉 花景の湯(かけいのゆ)」がオープン予定。
    「HANA・BIYORI館」の建つ庭園には、四季折々の花が咲く
  • spot 18
    高尾山さる園・野草園
    サルたちの生態に触れられる、高尾山の癒やしスポット
    高尾山薬王院参拝やハイキングの途中に立ち寄りたい、ファミリーやカップルに人気のスポット。「さる園」の歴史は古く、1970年(昭和45)に開園。現在は約90頭のニホンザルが暮らしており、5代目のボスザル「ネッシン」が群れを率いる。サル山は、ガラス越しにサルを見られる建物1階と、開放的な屋上の2か所から見学できる。思いおもいにくつろいだり、毛づくろいをしたり、追いかけっこやブランコで遊んだりと、いろいろなサルたちがいてずっと見ていても飽きない。サルには1頭ずつ名前が付けられ、顔や性格もそれぞれに異なるそうだ。飼育員による解説を聴けば、サルの習性や社会についてより深く理解できる。また、ゴールデンウィークや紅葉シーズンなどの行楽シーズンには、イベントも開催される。さる園を見学したら、「野草園」を散策してみよう。高尾山に昔から自生していた野草を中心に、約300種類の亜高山帯植物などが植えられ、高尾山で発見された「タカオスミレ」、絶滅危惧種の「ムラサキ」といった貴重なものも。四季折々に可憐な花を咲かせ、訪れる人々の目を楽しませてくれる。
    タレント性あふれるサルたちが迎えてくれる。飼育員による解説も楽しい
  • spot 19
    高尾山スミカ
    高尾山でしか味わえない絶品グルメとお土産スポット
    自然豊かな高尾山の中腹にある、食事処や土産物店などからなる複合施設。ふもとの清滝駅から高尾山ケーブルカーで約6分、標高472mに位置する高尾山駅を出ると、すぐ目の前に「高尾山スミカ」が見える。いつも行列が絶えないのが「天狗焼」。高尾山のシンボル、カラス天狗の顔をかたどった名物スイーツだ。また隣の「天狗屋」は、3種類のチーズをブレンドした濃厚チーズタルトがおいしい。国産そば粉100%の二八そばが自慢の「蕎麦処」では、高尾山名物とろろそばのほか、植物性素材のみを使用したヴィーガンメニューも提供する。2階にはカフェレストラン「スミカテーブル」があり、窓の外に広がる絶景を眺めながら、特製カレーやコーヒーでほっとひと息つくのもおすすめ。下山前には「お土産処」もチェックしよう。定番の「天狗黒豆まんじゅう」をはじめ、ケーブルカーのイラストが描かれたマグカップやTシャツ、天狗柄の手ぬぐいなど、オリジナルグッズが充実している。山ガールに人気の「高尾山こけし」は、思わずほっこりとするかわいらしさ。数量限定なので、お気に入りを見つけたら迷わず手に入れたい。
    名物「三福だんご」などの食べ歩きグルメや土産物探しを楽しめる
  • spot 20
    高尾山展望レストラン(高尾山ビアマウント)
    絶景に乾杯!標高488mで楽しむビアガーデン
    高尾山の中腹、標高488mにある展望レストラン。6月中旬から10月中旬にかけては「高尾山ビアマウント」、また春と秋は「高尾山ビア・ビュッフェ」として営業し、ビール飲み放題と食べ放題を楽しめる。登山帰りの人にも、ビールが目的の人にも、自然のなかでリフレッシュできると好評だ。高尾山のふもとからケーブルカーで約6分、高尾山駅を出て広場横の階段を上ると、そこはオープンエアの広々とした空間。展望台に立つと、眼下に八王子市街、遠くには横浜から埼玉まで広がる眺望がすばらしい。昼間は青空の下で、夕方は山を赤く染める夕日、夜はキラキラと輝く夜景を見ながら、ぜいたくな時間を過ごそう。キッチンで手作りされる料理は、特製唐揚げや餃子、焼き鳥、釜焼きピザなど、和・洋・中あわせて約30種類。地元産の野菜をふんだんに使ったヘルシーなメニューや、自家製麺の八王子ラーメンも味わえる。また飲み物は、大手4社のビールをはじめ、日本酒やワイン、カクテル、ソフトドリンクなど約50種類から選べるのがうれしい。なお冬はフードコートとして営業し、名物の「天狗ドッグ」など軽食を提供する。
    自然のなかでビールを飲めば気分爽快!夏の週末は混むので予約がおすすめ
  • spot 21
    有喜堂本店
    約120年の歴史を誇る、高尾山御用達の和菓子店
    1200年以上の歴史をもつ名刹、高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういんゆうきじ)より屋号「有喜堂」をもらい、1900年頃(明治30年代)に創業。以来、薬王院のお供物をはじめ、高尾山名物のまんじゅうや煎餅などを製造販売している。高尾山のふもとに3店舗を構え(2022年11月現在、甲州街道沿いの本店は休業中)、薬王院の参拝客や登山帰りの人々でいつも賑わっている。看板商品は、1日で1万個以上売れることもある「高尾まんじゅう」。熟練の職人によって毎日作られ、どこか懐かしい素朴な味わいが時代を超えて愛される老舗の逸品だ。持ち帰り用のほか、蒸かしたての温かいまんじゅうを買って店先に座って食べることもできる。これから山に登る人には糖分補給に、また下山後なら疲れた体をホッと癒やしてくれる。お茶が無料で振る舞われるのも、うれしいサービスだ。モミジをかたどった「高尾せんべい」や「栗むし羊かん」は日持ちがするので、お土産に買って帰るのもおすすめ。ケーブルカー駅へと続く表参道には工場併設の店舗のほかに「甘味処」があり、こちらでは店内でぜんざいやあんみつなどの甘味も楽しめる。
    名物の「高尾まんじゅう」は、茶色(つぶ餡)と白(こし餡)の2種類(各120円)
  • spot 22
    滝山城跡
    桜の名所としても知られる、全国でも屈指の中世城郭跡
    現在の八王子市にあった滝山城は、大石氏によって築城され、戦国大名の北条氏が拠点とした大規模な平山城。複雑に入りくんだ丘陵に空堀や土塁などの遺構が残され、四季折々の自然に包まれながら山城歩きを楽しめる。
    国指定史跡になっている滝山城跡。本丸跡には霞神社が鎮座する
  • spot 23
    道の駅 八王子滝山
    八王子の恵みが一堂に集う、東京唯一の「道の駅」
    東京で初にして唯一の「道の駅」は、中央自動車道八王子ICから車で約5分、新滝山街道沿いにある。約100台分の駐車場を備え、バス停からも近いので公共交通機関でも行きやすいのがうれしい。観光客はもちろん地元の人も多く訪れ、なかでも皆のお目当ては農産物直売所「ファーム滝山」。江戸時代から300年以上続く八王子野菜をはじめ、地元生産者が丹精込めて育てた野菜や果物などが並び、都内でこんなに多品種の農産物が作られているのかと驚くほどだ。地元食材を使った加工品やスイーツも豊富で、あれこれ目移りしてしまう。また、八王子農家のお嫁さんたちが手作りの総菜を販売する「はちまきや」、市内にある金子牧場直営のジェラートショップ「ミックスアイスMO-MO」も人気。搾りたて牛乳100%で作る「カネコミルクスペシャルソフトクリーム」は、2022年(令和4)の「道の駅ひんやりスイーツ総選挙」で関東1位に輝いた。ご当地グルメを楽しむなら奥のフードコートへ。刻み玉ねぎのトッピングで有名な八王子ラーメンや八王子ナポリタンなど、地元の食材を使用したメニューを味わえる。
    入ってすぐの農産物直売所「ファーム滝山」には朝採れの新鮮な野菜がずらりと並ぶ
  • spot 24
    みんみんラーメン本店
    刻み玉ねぎがクセになる、八王子ラーメンの代表格
    東京八王子市のご当地ラーメンは、具に刻み玉ねぎを使用し、醤油ベースのスープの表面をラードが覆っているのが特徴。昭和30年代に考案され、今では全国的にその名を知られるようになった。なかでも圧倒的な知名度と人気を誇るのが、1982年(昭和57)創業の「みんみんラーメン本店」。八王子市民ならその名を知らない人はいないといわれているほどで、遠方から訪れるファンも多い。現在は2代目が自ら厨房に立ち、40年以上続く味を守っている。まずは基本の「ラーメン」を味わってみよう。スープは、豚ガラでとった出汁に秘伝のタレを加えた醤油味。あっさりとしながらもコクがあり、中細ストレート麺と相性がいい。シャキシャキの玉ねぎは、歯ごたえを楽しめる手切りと、スープに甘みが溶け出す機械切りをブレンドしているそうだ。またチャーシューやメンマ、スープに加えるラードはすべて店で手作りするなど、よい素材と手間暇を惜しまない味が、長年愛されてきた理由だろう。常連さんには「バラチャーシューメン」や「ネギバラチャーシュー」が人気。テーブルにネギ、ニンニク、唐辛子ペーストなどの薬味が置かれているので、好みで味変しながら食べるのもおすすめだ。
    刻み玉ねぎ、チャーシュー、メンマ、海苔をトッピングした「ラーメン」並650円
  • spot 25
    旧白洲邸 武相荘
    昭和の時代を生きた、白州次郎と正子が選んだ終の棲家
    戦後日本の復興に尽力した実業家・白洲次郎と、随筆家として多才な活躍をした妻の正子が後半生を過ごした家。ふたりの思い出と美学が詰まったミュージアムを見学したあとは、レストランで白洲家ゆかりの味を召し上がれ
    養蚕農家を改築した茅葺きの母屋がミュージアムとして一般公開されている
  • spot 26
    スヌーピーミュージアム
    世界的に有名なスヌーピーと仲間たちを紹介するミュージアム
    2019年(令和元)にリニューアルオープンした「スヌーピーミュージアム」。アメリカのシュルツ美術館の世界で唯一の分館として、コミック『ピーナッツ』の仲間たちを紹介する常設展示や企画展など、多彩なコンテンツを楽しめる。
    3階建てのミュージアムの正面壁面にはスヌーピーと「M」のロゴ、横壁面にはその時どきでキャラクターが描かれている
  • spot 27
    こどもの国
    遊びながら体力と考える力を身につけ、のびのびと楽しく過ごせる
    広大な敷地には未就学児から小学生までが楽しめる遊具が数多くあり、動物と触れ合うこともできる、子どもにとって天国のようなところ。不定期だが、週末にはかざぐるま作りやビンゴなどのイベントも行われ、笑顔あふれる一日を過ごせる。
    ゴールデンウィークや秋の行楽シーズン、桜の開花する頃が賑わうこどもの国。年間85万以上の訪問客を数える
  • spot 28
    陣馬山
    東京・神奈川の境にそびえる展望の山。高尾山までの縦走も楽しい
    高尾山から西へ続く山並みの先にそびえ、多摩・相模原地域で育った人には遠足でおなじみの山。東京都八王子市と神奈川県相模原市にまたがっており、東側は「東京都立高尾陣場自然公園」、西側は「神奈川県立陣馬相模湖自然公園」になっている。「かながわの景勝50選」にも選ばれた人気スポットだ。戦国時代に甲斐武田勢と北条勢がここで対峙したことから陣張山(じんばりやま)と呼ばれたのが始まりで、今でも「陣場山」の表記も多く見られる。当時から展望の効く山として知られ、安土桃山時代には狼煙(のろし)台があったという。登山道はたくさんあり、ポピュラーなのは神奈川県側から登る一ノ尾尾根ルートで、登山口から3時間ほどで往復できる。陣馬山の山頂から景信山などを経て高尾山頂(標高599ⅿ)までの縦走は、片道5時間ほど(山頂までの登山時間を含まない縦走タイムのみ)。終点の高尾山にはケーブルカーやリフトもあり、1日中登山客が途切れることのない山なので、夕方、薄暗くなってしまったときにも安心感がある。逆コースは上りが多くなり、陣馬山に到着後の交通の便がよくないのでおすすめしない。
    初心者も楽しめる日帰りハイキングコースとして人気の陣馬山。標高855ⅿの山頂に立つ白馬の像がシンボルだ
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旅のヒント

  1. その1

    都心から電車を利用する際は、新宿が起点となる。JR中央線で新宿から八王子まで35分(中央特快)。京王線で高幡不動(特急)、多摩センター(準特急)までいずれも30分。小田急線で町田まで32分(快速急行)。

  2. その2

    エリア内の南北の移動には「多摩モノレール」を利用すると便利。多摩センターから多摩動物公園、高幡不動などを経由して、立川南まで22分。立川南でJR中央線に乗り換えられる。

  3. その3

    高幡不動尊金剛寺と京王百草園は、京王線を利用すればひと駅(所要2分)だが、時間があれば徒歩で散策を楽しむのもおすすめ。距離にして約2.3km、所要30分ほど。

  4. その4

    高尾山に登る場合、往復ともケーブルカーやリフトを利用するなら、街着でもOK。ただし靴は歩きやすいスニーカーなどで。念のため、雨具も用意しておこう。

  5. その5

    健脚の人なら、高尾山と景信山を合わせて訪れるのもおすすめ。どちらから登っても良いが、日没が早い秋から冬にかけては早めに出発したい。高尾山の山頂から景信山までの距離は約4.5km、所要2時間ほど。

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