SHIBUYA109渋谷店

丸い棟のようなビルは「シリンダー」と呼ばれる渋谷の象徴でもある

数々の映画にもビルの姿が登場

渋谷のランドマーク的存在である「SHBUYA109渋谷店」は、JR渋谷駅から徒歩3分ほど、道玄坂下交差点に面した鋭角の角地に立つ女性ファッション中心の商業ビル。オープンは1979年(昭和54)で、当初は20～30代の女性に向けてのファッションブランド店が入店していたが、現在は10代後半～20代後半の女性向けがメインで、店内は大学生やOLなどの女性客でつねに賑わっている。109の名前は世界でも通じる数字にしたもの。女性客たちは通称「マルキュー」と呼んでいる。渋谷の街では絶対的存在感を示し、全国に知られたビルでもあることから、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』『日本沈没』などの映画に登場している。

「MAGNET by SHIBUYA109」屋上から眺める「SHBUYA 109渋谷店」

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「SHBUYA109渋谷店」は女性向け商業ビルだが、男性も楽しめるのが「MAGNET by SHIBUYA109」だ。渋谷スクランブル交差点に面した一角にあり、「109-(2) 」(イチマルキューツー)として1987年(昭和62)にオープン。「マルキュー」に対して「キューツー」の愛称がある。メンズファッションだけでなく、雑貨やアニメ、キャラクターショップ店もたくさん。各種イベントも頻繁に行われている。5階の「メディコスショップ」はアニメ、コミック、キャラクターなどのコンテンツを中心にポップアップイベントの開催やグッズ販売を行う。キーホルダー、トートバッグその他小物も販売しているのでレアな商品が見つかるかも。

愛らしいキャラクターが出迎える「メディコスショップ」

「MAGNET by SHIBUYA109」は渋谷駅前に立つ

渋谷の街を見渡す絶景ラウンジが人気

「MAGNET by SHIBUYA109」の7階は「MAG7(まぐせぶん)」と呼ばれる食とアート、音楽のフロア。タピオカ専門店や唐揚げの店、おしゃれなバーなどが並んでいる。屋上の「MAG's PARK(まぐずぱーく)」には「SCRAMBLE LOUNGE(すくらんぶるらうんじ)」があり、渋谷スクランブル交差点を一望しながらカフェメニューやアルコールを楽しめる。窓際の席は早い者勝ち。ゆったりしたソファに座って渋谷の青空や夕焼け、夜景を眺め、友人たちとじっくり語り合うのは至福の時だ。カフェメニューには、韓国BBQなどコリアンフードメニューを中心に、スイーツ類も多種類そろっている。また、イベントスペースがあり、ライブやダンスイベントなども行われている。渋谷の駅前ビルの屋上に、こんな素敵な空間がある。一度は足を運びたいスポットだ。

アートも楽しめる「SCRAMBLE LOUNGE」から眺める夜景もすばらしい

一帯には東急の施設が点在する

「SHBUYA109渋谷店」の角を右に進むとコンサートホール「オーチャードホール」や映画館「ル・シネマ」、劇場「シアターコクーン」などの入る複合文化施設「Bunkamura」があり、若者だけでなく芸術文化を愛する老若男女に親しまれている。左へ進み、道玄坂を上りきると円山町を経て国道246号線へと通じる。この界隈は渋谷エリアのなかでも特に人通りが多く、自転車やバイクも四六時中通っているので気をつけて歩こう。「Bunkamura」は「SHBUYA109渋谷店」と同じ東急グループの施設で、隣接する東急百貨店本店とはフロアごとに連絡通路で結ばれている。東急百貨店は1934年(昭和9)創業の東京の老舗百貨店。吉祥寺店、たまプラーザ店、さっぽろ店などがある。

「SHBUYA109渋谷店」から左右に道が分かれる