川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム

博物館/科学館

子どもはもちろん、大人も夢中にさせるまんがのミュージアム

『ドラえもん』、『パーマン』、『キテレツ大百科』……誰もが知るキャラクターたちと生みの親である藤子・F・不二雄先生の、やさしさとアイデアにあふれる美術館。まんが原画や映像資料も充実し、見ごたえがある。

藤子・F・不二雄先生の描いたまんがの原画を見られる美術館} 藤子・F・不二雄先生の描いたまんがの原画を見られる美術館

丸一日過ごす大人もいるほど

ミュージアムは小さな子どもから高齢者まで、どの世代にも楽しめる幅広い展示と構成になっている。1階展示室Iは常設展示エリアだが、2023年10月現在は特別展示「藤子・F・不二雄とドラえもん」を開催。2階の展示室IIでは2023年(令和5)11月~2024年(令和6)10月下旬(予定)で『藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 「好き」から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界』を開催。会期を3回に分け、約4か月ごとに展示原画を入れ替える。子どものころに夢中になった物語、西部劇やSF映画、クラシック音楽や落語、鉄道模型、歴史や遺跡、恐竜など、藤子・F・不二雄先生の「好き」が特に色濃く描かれている原画を紹介する。小さな子どもに人気があるのは「みんなのひろば」やキャラクターのいる「はらっぱ」。ほかにもミニシアターやまんがコーナー、カフェ、ショップなどがあり、少なくとも半日はかけたい。なお、入場は日時指定による予約制。

常設展では『ドラえもん』の50年のあゆみを紹介している} 常設展では『ドラえもん』の50年のあゆみを紹介している

3階「はらっぱ」の「どこでもドア」。ついドアを開けてみたくなる} 3階「はらっぱ」の「どこでもドア」。ついドアを開けてみたくなる

遊び心が随所に

ミュージアムには、訪れた人を笑顔にしてくれる工夫があちこちに見られる。エントランスホール正面の「笑いの壁」には、藤子・F・不二雄先生が生み出したキャラクターたちの笑顔のレリーフが埋め込まれ、思わずニッコリしてしまうかも。ホールの天井にもアイデアがあるので、ミュージアムは細部までしっかり鑑賞するのがコツだ。展示室をつなぐ回廊にも気を抜けない。窓越しにはひみつ道具のみのむし式ねぶくろに入ったのび太くんや、宇宙人ハルバルの乗ったUFOなどが見え隠れして、うっかりすると見落としてしまいそう。「みんなのひろば」にある「のび太の家」も、ただの展示物ではない。専用タブレットをかざして見ると……何が現れるかは見てのお楽しみ。

エントランスホールの天井に隠れているのは?} エントランスホールの天井に隠れているのは?

藤子・F・不二雄先生の頭の中をのぞいてみる

ミュージアムの心臓部1階「先生の部屋」はまさにアイデアの宝庫。頭上には巨大な書棚があり、どんな本や資料が並んでいるか気になる人は、下のモニターで見ることができる。机上には筆記用具に加えてお気に入りの恐竜フィギュアや卵、横には恐竜の骨の化石のレプリカ。聴きながら仕事をしたという落語やクラシック音楽のカセットやラジカセも置かれている。また、藤子・F・不二雄先生は昭和30年代半ばにトキワ荘から川崎市多摩区に移住し、新宿のオフィスまで通って仕事をした。3階「先生のにちようび」には、通勤時に愛用したカバン、家族との旅行などを撮影したフィルムなども公開され、家庭人としてのやさしさに触れることもできる。

誰もが足を止める先生の机。さまざまなものに興味を持っていたことがうかがえる} 誰もが足を止める先生の机。さまざまなものに興味を持っていたことがうかがえる

カフェのメニューもドラえもんのポッケから

ドラえもんやピー助とのび太の像などが点在する、屋上の「はらっぱ」にも出てみよう。記念撮影の列ができているのが「土管の前のドラえもん」だ。「はらっぱ」を見渡せるミュージアムカフェも人気で、本の文字をパンに写して食べると暗記ができてしまう「アンキパン(フレンチトースト)」、ストローをくわえるとドラえもんフェイスになる「ドラえもんブルー」など、ドラえもんにちなんだメニューは見るのも楽しい。1階のミュージアムショップの商品はほとんどがオリジナルで、見ているだけでも気持ちがほんわかする。時間をかけてお気に入りを選びたい。

カフェでは『ドラえもん』にちなんだメニューのほか、藤子・F・不二雄作品に登場するキャラクターをモチーフにしたメニューを楽しめる} カフェでは『ドラえもん』にちなんだメニューのほか、藤子・F・不二雄作品に登場するキャラクターをモチーフにしたメニューを楽しめる

左上から時計回りにのび太の眼鏡ケース(クロス付き)、デニムドラえもんぬいぐるみ、のび太が100点?!クリアファイル、FキャラクターBIGステッカー(商品は一例)} 左上から時計回りにのび太の眼鏡ケース(クロス付き)、デニムドラえもんぬいぐるみ、のび太が100点?!クリアファイル、FキャラクターBIGステッカー(商品は一例)

スポット詳細

住所
神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1 map map 地図
エリア
川崎エリア
電話番号
0570055245
時間
10:00-18:00
休業日
火、年末年始
※臨時休館、火特別開館あり
料金
【入館料】
[大学生・大人]1,000円
[中学・高校生]700円
[子ども(4歳以上)]500円
[3歳以下]無料
駐車場
なし
クレジットカード
可(※入館後各店にて確認をお願いいたします。)
電子マネー/スマートフォン決済
可(※入館後各店にて確認をお願いいたします。)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】3,001-5,000円
【夜】3,001-5,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
備考
※入館は日時指定による予約制。チケットはミュージアム公式サイト内のチケット販売ページから購入できる。現地では販売していない。

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 駐車場が無い、小さな子は見る所少ない
    2.0 投稿日 : 2022.05.30
    大人1000円、子ども500円、3歳下は無料だが駐車場が併設してないので、近くのコインパーキングを利用する必要あり。土日祝日は、ぼったくり価格になるので、20分200円前後、打ち切りでも1800円ととても高いです。なぜオフシャルな駐車場を作ってくれないのか…とても不満です。駅から遠いのに…施設内は、子ども向きは、半分。高学年の小学生か、大人向きの内容です。なので低学年、小さい子にはお...
  • 大人も子供も楽しめる
    5.0 投稿日 : 2022.05.12
    ミュージアムではチケット購入はできず、ローソンだけで購入ができます。入館時間は1日7回で、日時を指定してチケットを購入します(10時を予約すると10時から11時までに入館する)。場所は生田緑地の近くで、JR(小田急)登戸駅からミュージアム行きバスで10分です。三階建ての大きく広いミュージアムで、藤子氏の様々なマンガの原画が見れたり、シアターではオリジナルショートムービーも見れました。2階の展...
  • 藤子不二雄の世界
    4.0 投稿日 : 2021.07.05
    子供がドラえもんが好きで、前から興味のあった藤子不二雄ミュージアムに行ってきました。専用の駐車場がないため、近くのコインパーキングを予約しました。子供連れが多いと思いきや、大人のグループも多く、藤子不二雄作品の人気と歴史を感じられます。藤子不二雄の漫画の原画や書斎スペースはとても貴重でした。楽しみにしていた「きのりの泉」のきれいなジャイアンが調整中で泉の中に沈んでいく姿を見れなかっ...

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アクセス

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