両子寺
巨大な石像仁王に守られた六郷満山を代表する古刹
自然豊かな境内は紅葉の名所としても有名
両子寺(ふたごじ)は、718年(養老2)に宇佐神宮の主祭神、宇佐八幡の化身といわれる仁聞菩薩(にんもんぼさつ)により開かれたといわれる。江戸時代には杵築藩(きつきはん)の最高祈願所となり、六郷満山(ろくごうまんざん)の総持院として周辺を統括する立場にあった由緒ある寺だ。「全国森林浴の森百選」にも選ばれるほど豊かな自然に恵まれ、四季折々の風景が楽しめるのも魅力だ。特に紅葉の名所として知られ、シーズンになると多くの人で賑わいを見せる。境内はとにかく広く起伏もあるので、すべて歩いてまわるのはなかなか大変。駐車場は第1から第5まで各ポイントにあるので、なるべく目的地の近くに停めるとスムーズだ。また、散策前に境内の地図でルートを決めて計画的に歩くといいだろう。
国東半島最大の石像仁王が迫力満点
効率的に境内をまわりたいなら、まず第5駐車場を利用し、そこから徒歩すぐの仁王門を見学しよう。1814年(文化11)の作と伝えられる国東半島最大の石像仁王は、広大な仏域に力強く仏法守護の睨みをきかせており、パワフルな姿が迫力満点だ。そこからまっすぐ延びる石段を上るのが正しい参拝ルートではあるが、長い階段を往復することになるので、体力に自信がない人や時間の限られている人は、車で第1駐車場に向かおう。
見どころ満載の境内をのんびり散策
第1駐車場から、まずは書院、護摩堂へ。そこから左方向へ進むと、阿弥陀三尊像、天台・伝教両大師像を安置する大講堂や、昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが一枚の大石を山から引き下ろして橋にしたと伝えられる鬼橋、重要文化財に指定されている宝塔、国東塔(くにさきとう)などが見られる。坂や階段が多く疲れるかもしれないが、その先にある奥の院まではがんばろう。1846年(弘化3)に旧杵築藩主の松平候から寄進された建物で、千手観音と男女双子の天童子である両所大権現が祀られている。本尊に手をあわせたら、向かって左裏手に回り奥の院の裏側にある「奥の院岩屋洞窟」を参拝するのも忘れずに。ここには数体の石仏が祀られており、そばには不老長寿のご利益のある霊水が湧いている。
スポット詳細
- 住所
- 大分県国東市安岐町両子1548 地図
- エリア
- 国東半島周辺エリア
- 電話番号
- 0978650253
- 時間
- 8:30-16:30
- 料金
- [拝観料]300円
- 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり(パンフレット)
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(境内可、堂内は段差あり)
- ペットの入店
- 可(境内可、堂内はペット禁止)
情報提供: ナビタイムジャパン