見帰りの滝
50種約4万株のアジサイの咲く、九州屈指の落差を誇る名瀑
多くの観光客が訪れる「あじさいまつり」
花の町として知られる相知(おうち)町を代表する景勝地が「見帰りの滝」だ。滝はどの季節に行っても魅力的な表情を見せてくれるが、特におすすめなのは6月の「あじさいまつり」の時期。その頃は、町の人々によって植えられた50種約4万株にも上るアジサイが咲き誇る。ブルー、ピンク、紫色など、実にカラフルで、これだけの光景はなかなか見られない。豪快な滝と彩り鮮やかなアジサイとのコラボレーションはきっと心に残る景色になるはずだ。
もう1度見たさに、立ち帰る滝
見帰りの滝は、JR唐津線相知駅から車で10分ほどの距離にある。遊歩道は整備されているが、足元が滑りやすくなっているところもあるため、履き慣れた靴で行くのがおすすめだ。遊歩道を進むにつれ、徐々に滝の音が大きくなっていく。心地良い音を聞きながらしばらく歩くと、滝が現れる。まるで水墨画の世界から出てきたような景色に、自然と「すごい」の声が出てしまうかも。豪快な滝を前にすると、自然の雄大さを感じずにはいられない。多くの人が時間を忘れて滝に見入ってしまう姿が見られる。見帰りの滝の由来は「長い坂道を登って滝を見にきた人が、もう一度坂道を立ち帰ってもまた見たい」と思わせるから。確かに、もう一度見に来たくなる景色が、そこには広がっている。
ほたる橋周辺の浅瀬では川にも入れる
滝をあとにして下流へ1kmほど歩くと「ほたる橋」がある。この辺りは川の流れも穏やかだ。橋周辺には浅瀬がつくられており、夏になると川に入って涼をとる人でいっぱいになる。寒い季節でも、川のせせらぎに耳を傾ければきっと穏やかな気持ちになれる。周辺には河津桜の数も多く、6月からのアジサイだけでなく、2月から咲く河津桜も見どころとなっている。また、ほたる橋をよく見ると、欄干の柱の上にはさまざまな種類の昆虫のオブジェがあるのに気づくだろう。そのかわいらしさ、珍しさから、写真を撮りたくなるスポットだ。
見帰りの滝の上にある伊岐佐ダムにも寄り道
見帰りの滝のすぐ上には、伊岐佐ダムがある。伊岐佐ダムは、供水調節や河川環境の保全、相知町の水道の水源確保などを目的に建設された。ダムが大量放流される際には、見帰りの滝の水量も増え、滝つぼが水しぶきで真っ白になることも。また、伊岐佐ダムでは、全国のコレクターに人気のダムカードも配布している。ダムカードにはダムの基本情報のほか、少しマニアックな情報まで載っており、相知町を訪れたちょっとした記念品になりそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 佐賀県唐津市相知町伊岐佐 地図
- エリア
- 唐津・呼子・玄海エリア
- 電話番号
- 0955724963
- 駐車場
- あり(54台)
- 備考
- ※電話番号は唐津駅総合観光案内所に繋がります。
情報提供: ナビタイムジャパン
- アニメスポット情報
※ナビタイム調べ