熊野速玉大社
「甦りの地」といわれる、熊野信仰発祥の地。樹齢1000年の梛の御神木も必見
険しい道の先にある救いの神社
熊野本宮大社、熊野那智大社と並んで熊野三山の大社のひとつである熊野速玉大社。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおみかみ)、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおみかみ)を祀っている。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のなかでも主要な神社であり、現在も古今東西多くの人が訪れる。身分や信不信、強者弱者分け隔てなく救う神仏として信仰されてきた熊野。かつて、参拝者のわらじが雨で濡れていても、険しく長い熊野古道を命がけで歩いて来た者を温かく迎え入れた様子は「濡れわら沓(くつ)の入堂」という社訓にもなっているそう。
巨大な岩に石段、そして火の祭り
熊野速玉大社から徒歩約10分。巨大な岩の御神体(ゴトビキ岩)がある「神倉神社(かみくらじんじゃ)」は、熊野信仰の発祥の地として信仰を集めている。訪れた人は、絶妙な角度で安定しているゴトビキ岩の大きさに驚くことだろう。熊野古道でもある538段の石段は急こう配で、階段というよりももはや坂。上りきるには気合いが必要だ。毎年2月6日に行われる「御燈祭(おとうまつり)」では、松明を持った上り子と呼ばれる白装束の男性らがものすごい勢いでこの石段を駆け下りる。その様子は下り竜のようだといわれるほど。神倉神社は、圧倒される岩と祭り、熊野信仰の気合いを感じるスポットなのだ。
旅の安全を祈る「梛の葉」と「熊野牛王符」
熊野速玉大社の境内にある樹齢1000年の梛の大樹。日本最大の梛の木で、国の天然記念物にも指定されている。熊野詣では、この梛の葉を懐に納めてお参りすることが習わしとされてきた。これは、参詣者が風の吹かない海の「凪」と木の「梛」をかけて、穏やかな旅の道中を祈念してのこと。また、葉脈が縦にしかなく大変強く切れないことから縁結びとしても有名で、葉をお守りとして拾っていく人の姿も。木から直接葉を取らないよう気をつけて。さらに熊野速玉大社には「熊野牛王符」といわれる八咫烏(やたがらす)を絵文字にした護符がある。「牛王」と書くが八咫烏の護符で、48羽の八咫烏が描かれている。熊野詣では、この護符と梛の葉が旅の支えになったそうだ。
スポット詳細
- 住所
- 和歌山県新宮市新宮1 地図
- エリア
- 那智勝浦・太地・新宮エリア
- 電話番号
- 0735222533
- 時間
-
[開門]5:30
[閉門]17:00
※季節により変動あり - 休業日
- 無休
- 料金
-
[参拝]無料
[神宝館]500円
※神宝館は令和4年の秋頃(10月頃)まで改装のため休業中です - 駐車場
- あり(約40台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可(指定の場所にて可)
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(境内は抱いていただく)
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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