和宗 総本山 四天王寺

寺院

聖徳太子が建立し、貴重な建造物が並ぶ寺院

聖徳太子が593年(推古天皇元)に創建した四天王寺。広大な敷地に、日本で最も古い建築様式の中心伽藍などが建つ。国宝や重要文化財に指定された宝物や建造物もあり、見ごたえ十分だ。

四天王寺に建つ中心伽藍(がらん)} 四天王寺に建つ中心伽藍(がらん)

門をくぐると現れる四天王寺式伽藍

各線天王寺駅からゆるやかな坂道を上って徒歩約20分。Osaka Metro四天王寺前夕陽ヶ丘駅から坂を下って徒歩約10分。総面積約11万平方メートルの広大な敷地を持つ寺院が現れる。聖徳太子が593年(推古天皇元)に建立した四天王寺だ。大通り沿いにある西側の石鳥居からは境内に入りやすい。大通りを曲がれば、正面玄関にあたる南大門に着く。一礼をして境内に入ると、目の前に力強い金剛力士が現れる。両像が守っているのは、中心伽藍の中門だ。まずは左手から回って、中心伽藍の中へ拝観料を払い入ってみよう。

大通りから少し入ったところにある南大門} 大通りから少し入ったところにある南大門

西門にある石鳥居は国の重要文化財でもある} 西門にある石鳥居は国の重要文化財でもある

南大門を入ると見える中心伽藍の中門} 南大門を入ると見える中心伽藍の中門

聖徳太子にゆかりのあるお堂

西重門をくぐり伽藍に入ると、南から北へ向かって中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並び、回廊が周りを囲んでいるのがわかる。その伽藍配置は「四天王寺式伽藍配置」といわれ、日本では最も古い建築様式のひとつだ。なかでも金堂はぜひ参拝しておきたいところ。聖徳太子は救世観世音菩薩の生まれ変わりといわれており、金堂ではその救世観世音菩薩を拝むことができるのだ。さらに回廊を進み、五重塔や講堂へもお参りできる。伽藍を見て回ったあとは、境内の散策に出かけたい。そのほか、聖徳太子にまつわる建造物では、聖徳太子の御霊を祀るお堂で、太子殿と呼ばれている聖霊院(しょうりょういん)を訪れたい。伽藍からは来た道を戻り、まっすぐ進めば到着する。

聖徳太子の御霊を祀る聖霊院} 聖徳太子の御霊を祀る聖霊院

亀型の水盤に経木を流す先祖供養

参拝の最後には、亀井堂に行く人が多い。太子殿からまっすぐ北に進み、水掛け不動尊を祀るお堂に着くと、地下には亀の形をした大きな水盤が見える。先祖供養をするため、寺院内で故人の戒名を書いて読経してもらった経木をこの水盤に流すのだ。水盤に溜まった水は、中心伽藍の金堂地下から湧き水を引いているといわれる。お不動さまへのお参りが済んだら、向かいの宝物館をのぞいてみよう。創建当時の品々など500点余りの国宝・重要文化財を所蔵する。入り口を入れば、祭りで使われた巨大な太鼓「聖霊会の鼉太鼓(だだいこ)」が展示されている。左右でデザインが異なるので、よく見てほしい。歴史を感じることができる貴重な品だ。

亀井堂の亀の形の水盤。亀の口から流れ出る水は「亀井の水」といわれる霊水} 亀井堂の亀の形の水盤。亀の口から流れ出る水は「亀井の水」といわれる霊水

日本庭園の「極楽浄土の庭」

ひととおり参拝を終えたら、少し離れた場所にある美しい庭園「極楽浄土の庭」へ足を運んでみたい。亀井堂や宝物館からさらに北に直進し、境内の端にある庭園は、見渡す限り広大な1万平方メートルの敷地が広がる。この庭園は、中国の僧侶が説いた話をもとに、阿弥陀三尊(あみださんぞん)に導かれて極楽へいたる様子を表しているため、極楽浄土を目指して散策をするイメージで。入ってすぐの釈迦三尊に見立てた庭石を通り、地獄を表す2つの川の間の白い砂利道を進めば、滝の流れる「瑠璃光の池」に出る。そのまま、白い砂利道を進めば極楽浄土の池だ。(入園料:大人300円、高・大学生200円、小・中学生100円)

奥にある極楽浄土の池と阿弥陀三尊石} 奥にある極楽浄土の池と阿弥陀三尊石

スポット詳細

住所
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18 map map 地図
電話番号
0667710066
時間
[4-9月]8:30-16:30
[10-3月]8:30-16:00
休業日
無休
料金
[中心伽藍]大人300円
[庭園]大人300円
[宝物館]大人500円
駐車場
なし
※南大門に隣接したタイムズあり(34台)
喫煙
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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