善光寺

寺院

年間約600万人以上が訪れ、本堂が国宝に指定されている長野を代表する名寺

約1400年の歴史をもち、一生に一度お参りするだけで極楽往生が叶うといわれている「善光寺」。宗派に関係なく誰でも分け隔てなく受け入れる庶民の寺として、国内外から多くの参拝者が訪れる長野県屈指の観光名所だ。

「遠くとも一度は参れ善光寺」と江戸時代から人々に語り継がれている} 「遠くとも一度は参れ善光寺」と江戸時代から人々に語り継がれている

迫力ある仁王門や多彩な店が並ぶ仲見世通り

善光寺の本堂に向かう参道には石畳が敷き詰められている。最初に通過するのが仁王門。門の両側に立つ迫力ある仁王像は、左側が阿形(あぎょう)、右側が吽形(うんぎょう)。その貫禄をぜひ目にとどめておこう。仁王門を抜けると土産物屋やそば屋、おやきなどの信州グルメを楽しめる店の立ち並ぶ仲見世通りがある。

高村光雲と米原雲海の合作である巨大な仁王像のある仁王門} 高村光雲と米原雲海の合作である巨大な仁王像のある仁王門

仲見世通りは仁王門から山門まで続く} 仲見世通りは仁王門から山門まで続く

仁王門までは長野駅から歩いて約30分、駅前から周遊バスも出ていて仁王門近くの停留所まで約10-15分で行くことができる。

国の重要文化財指定の山門や山門前にも見どころ多数

仲見世通りを歩いていくと目の前に現れるのが1750年(寛延3)に建立された山門だ。国の重要文化財に指定されている栩葺(とちぶき)屋根が特徴。正面に掲げられた扁額の金色の3文字「善光寺」には縁起の良い「鳩」が5羽隠れており、さらに「善」の1字が牛の顔に見えるそう。登楼参拝で間近に見ることができるので、ぜひ探してみよう。山門の手前左には、大勧進があり、宝物館では善光寺に縁のある資料や宝物を見ることができる。その向かい側にはぬれ仏や六地蔵が並び、本堂参拝前後にも見どころが多い。

山門2階への登楼参拝では山門からの眺望や山門の回廊を巡ることができる} 山門2階への登楼参拝では山門からの眺望や山門の回廊を巡ることができる

広大で美しい国宝指定の本堂

本堂は、江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されている。国内有数の木造建築で、T字型の棟の形が鐘を叩く撞木(しゅもく)に似ていることから「撞木造り」と呼ばれている。屋根は総檜皮(ひわだ)葺きで秘仏の一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだにょらい)が御本尊。本堂正面から入るとまず目にする像はびんずる尊者の像で、自分の病気や怪我などの患部と同じところをなでると治るという信仰がある。この像や閻魔像のある本堂手前が外陣(げじん)、その奥が内陣(ないじん)と呼ばれる。約150畳敷きの広大な内陣では、内陣と内々陣を隔てる欄間には、絢爛と輝く来迎二十五菩薩像があり、また御本尊のそばでお参りができる。

本堂の内陣(畳敷きの間)に入るためにはお戒壇(かいだん)巡り、善光寺史料館をすべて拝観できる内陣券が必要} 本堂の内陣(畳敷きの間)に入るためにはお戒壇(かいだん)巡り、善光寺史料館をすべて拝観できる内陣券が必要

びんずる尊者の像は「びんずるさん」と呼ばれている} びんずる尊者の像は「びんずるさん」と呼ばれている

お戒壇巡りや経蔵(きょうぞう)もおすすめ

内々陣の奥、右側を進むとお戒壇巡りの入り口が。お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を手探りで巡り、なかほどにある「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上にある秘仏の御本尊様と結縁を果たし、極楽往生できるというもの。真っ暗闇の中を歩くことは死の疑似体験であり、戻ってくることで生まれ変わるといわれている。自分の手の先も見えない空間を歩いていると不安にもなるが次第に落ち着いた気持ちになっていく不思議な体験だ。また本堂を参拝したあとは、本堂を出て右にある経蔵にもぜひ訪れてほしい。中央には八角の形をした回転式輪蔵(りんぞう)があり、仏教経典を網羅した一切経(いっさいきょう)が収められている。

回廊の長さは約45m、まっすぐではなく曲がり角や壁が円を描くように丸いところがあったりする} 回廊の長さは約45m、まっすぐではなく曲がり角や壁が円を描くように丸いところがあったりする

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スポット詳細

住所
長野県長野市大字長野元善町491-イ map map 地図
電話番号
0262343591
時間
24時間
※諸堂はそれぞれ異なる
休業日
無休
料金
[参拝料]無料
[内陣券(お戒壇巡り・史料館拝観含む)]600円
[山門拝観料]500円
[経蔵拝観料]300円
駐車場
あり(400台)
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 牛に引かれて善光寺
    4.0 投稿日 : 2023.05.12
    善光寺といえば遠くても一生に一度は善光寺参り。牛に引かれて善光寺参り。ですね思いがけないことが縁で偶然良い方に導かれるという意味です。今回は善光寺本堂内、山門参拝、経蔵参拝は時間に間に合わなく入れませんでしたが、びんずる尊者像にはしっかり触れられました。仁王門、本尊、歴代回向柱納所などなど見どころは満載です。仲見世も賑わっていました。
  • 大量の参拝者
    4.0 投稿日 : 2023.05.03
    GW期間ですから多くの方が来られていました。思っていたより若い方が多い印象でした。本堂の中には入りませんでしたが、経蔵では回して来ました。1人では回せない重さなので複数人が揃ったら回せます。
  • 心のよりどころの善光寺様に人出が戻ってきて良かった
    5.0 投稿日 : 2023.04.21
    善光寺様には毎年1回以上東京から新幹線に乗ってお参りにて来ています。昨年度は御開帳でお参りに来られる方も多かったですが、今年はお参りに来られるの方が以前のコロナ前に戻ったように思います。久しぶりに門前のお店にも活気が戻ったように感じます。(2-3年前は人が少なく門前の店も休んでいる店が多くて活気が無かった)盗難にあった「びんずる様」も定位置にあり良かったと思っています。

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