日本郷土玩具館

博物館/科学館

3.5

倉敷美観地区エリア

倉敷の伝統的な蔵に日本全国の郷土玩具をぎっしり展示する博物館

白壁の蔵と町家建築の日本郷土玩具館は、玩具の博物館、企画展を行うギャラリーのほか、ショップ、カフェも併設し美観地区のひとつの顔となっている。博物館では、日本中から集めた郷土玩具約1万点を展示している。

天井にまで展示された玩具の数々

倉敷美観地区の倉敷川河畔にある日本郷土玩具館は1967年(昭和42)に開館した。地元の大賀政章(おおがまさのり)が、古い蔵の利用法を親交のあった倉敷民藝館初代館長の外村吉之介(とのむらきちのすけ)に相談し、すすめられたのが、素朴だけれど大量生産品にはない温かみがあり土地の生活に密着した郷土玩具の展示館だった。そこで大賀は、北海道から沖縄まで全国の作り手やコレクターに直接会って郷土玩具を収集。

日本郷土玩具館の博物館は、4つのギャラリーに分かれている。「ギャラリー1」は全国各地の郷土玩具、土鈴、鳩笛、「ギャラリー2」土人形や張り子、「ギャラリー3」は木の玩具、羽子板、独楽、こけし、「ギャラリー4」はだるまやお面、雛、天神、凧。こうして種類の名称を並べるだけでも、色彩豊かでさまざまな思いの込められた玩具が並んだ館内の光景が浮かんでくる。実際、郷土玩具がぎっしりと展示された様子は壮観のひとこと。なかでも注目したいのはジャンボ独楽だ。1983年(昭和58)6月22日、大賀弘章(ひろゆき) 前館長が作った直径90cm、高さ77cm、重さ27・5kgの手製独楽は1時間8分57秒回り続けてギネス記録を達成した。

左下に見えるジャンボ独楽は回転時間のギネス記録に認定された

ギャラリー2～4は中庭を出て別棟に入る

博物館のほか、クラフト作品を中心に多彩な企画展を行う「プラスワンギャラリー」がある。年末に翌年の干支の玩具を全国から集め販売する「干支づくし」は名物企画として人気が高い。また、テラスに面したガラス張りのショップ「サイドテラス」には倉敷ガラスをはじめとする普段使いのテーブルウェアがそろい、カフェ「柳とはりこ」もある。「フラット」は国内生産35％を占める地元の畳縁(たたみべり)メーカー高田織物のフラッグショップで、畳縁を利用したおしゃれな雑貨が並ぶ。博物館のショップにも、独楽や竹とんぼ、紙風船など昔懐かしい玩具のほか、倉敷いぐさ、倉敷てまり、倉敷帆布、倉敷真田紐、須浪亨商店、備中和紙など「倉敷うまれ」の製品が並ぶ。時間をかけて見てまわり、お気に入りの1点を見つけてお土産にしたい。

日本郷土玩具館が提案する倉敷土産「倉敷うまれ」のコーナー

倉敷川沿いにある。倉敷の町家の特徴がよくわかる構えだ

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スポット詳細

住所: 岡山県倉敷市中央1-4-16 地図
エリア: 倉敷美観地区エリア
電話番号: 0864228058
時間: [玩具の博物館]10:00-17:00(最終入館16:40)
[ショップ]10:00-17:00
[＋1ギャラリー]10:00-17:00(最終日16:00まで)
[サイドテラス]10:00-17:00
[フラット]10:00-17:00
休業日: 12/30-1/1
※閑散期の水曜日他、不定期で休業日を設けております。WEBサイトのお知らせ欄をご確認の上ご来館ください。
料金: 【博物館入館料】
[大人]600円(500円)
[中-大学生]300円(200円)
[小学生]100円(50円)
[小学生未満]無料
※( )内料金は団体料金
※有料人数が10名以上の場合、団体料金でご入館いただけます
駐車場: なし
クレジットカード: 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済: 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、楽天Edy、Apple Pay、PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY、ALIPAY、ICOCA等全国交通系 kakaopay JKO PAY)
Wi-Fi: なし
コンセント口: なし
喫煙: 不可
滞在目安時間: 30-60分
乳幼児の入店: 可
備考: ※店舗の混み合う時間には電話に出られないことがございます。

情報提供：ナビタイムジャパン

クチコミ

美観地区の中

投稿日 : 2020.03.15

美観地区の中にありました。中にはいると玩具のショップのようになっていて、奥に玩具の展示をしていました。もう少し大きな博物館のような場所かと思って来たのですが、やや期待はずれでした。
面白かったです。

投稿日 : 2019.09.26

美観地区にあります。そんなに郷土色は感じなかったですし、大規模な展示もなかったですけど見ていて面白かったです。玩具ですが子どもより大人向きだと思います。
全国の郷土色豊かな玩具たち

投稿日 : 2019.09.06

倉敷の美観地区を、倉敷川沿いに歩いていると、倉敷考古館や民芸館などがあり、更に進むと、こちらの日本郷土玩具館がありました。江戸時代の米倉を活用したという、白壁が美しい建物です。博物館的な部分には全国の郷土色豊かな玩具が数多く展示されていました。ショップも併設されていましたよ。