観瀾亭・松島博物館
伊達政宗ゆかりの由緒ある建物
遊覧船乗り場近くにある宮城県の文化財
仙台駅からJR仙石線で40分ほどで松島海岸駅へ到着。そこから松島湾沿いを歩いて約7分のところ、階段を上った小高い場所に建つのが観瀾亭・松島博物館だ。こけら葺きのむくり屋根が特徴の京間18畳2室からなり、宮城県の有形文化財に指定されている貴重な建造物。床の間の張付絵や襖絵は、仙台藩絵師・佐久間修理(さくましゅり)の作といわれており、国の重要文化財にもなっている。伊達政宗ゆかりのスポットのひとつとして、観光客が多く訪れている。
観月の亭として利用された建造物
もともと観瀾亭は、伊達政宗が文禄年間に豊臣秀吉の伏見桃山城にあった一棟をもらい受け、江戸藩邸に移したもの。それを伊達家2代目・忠宗(ただむね)が1本1石も変えないようにして今度は松島に移築。観瀾亭が建つ地はかつて月見崎(つきみさき)と呼ばれ、政宗が宿泊や接待の施設となる御仮家を設けていたが、1645年(正保2)の火事で焼失した。敷地内に立つ案内板に描かれた復元図を見ると、月見崎の敷地内には江戸時代末まで11棟ほどの建物があったことがわかる。
金箔を張り付けたきらびやかな「御座の間」
なんといっても観瀾亭から眺める松島の景色がすばらしい。観瀾とは''さざ波を観る''という意味。その名のとおり、目の前で静かに波打つ海を一望できるのだ。観瀾亭は宿泊や接待の施設として利用されたり、歴代の藩主や姫君、側室が納涼や観月に訪れたりしていた。別名は「月見御殿」。見どころは藩主や賓客の部屋として使われていた「御座の間」。床の間や襖、障子腰板の下地に金箔が張られ、その上に伊達家お抱えの狩野派絵師・佐久間修理による林木花卉と渓流の図が描かれている。床の間の額は5代藩主・吉村(よしむら)の筆、欄間にかけてある観瀾の字は、7代藩主・重村(しげむら)のものといわれている。「御座の間」の隣の部屋では、抹茶と菓子を味わえる。政宗も眺めたであろう松島の絶景を前に、ひと休みしてみてはいかがだろうか。
松島と伊達家ゆかりの品々を展示する博物館
抹茶と菓子を味わいひと息ついたあとは、隣に併設されている「松島博物館」に立ち寄ろう。こぢんまりとした博物館には、松島とゆかりのある文化財などが展示されている。資料や展示で松島について理解を深めたい人にはおすすめの施設だ。展示は30分もあれば十分に鑑賞できるので、ぜひ訪れてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 宮城県宮城郡松島町松島字町内56 地図
- エリア
- 松島・塩竈エリア
- 電話番号
- 0223533355
- 料金
-
【観覧料】
[大人]200円
[高・大学生]150円
[小・中学生]100円
※団体料金あり - 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- ベジタリアンセレクション
- あり
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- お菓子のレベルが高いです。
- お抹茶をたのんでお菓子を三種類の中から選ぶことができます。お菓子がどれもレベルが高く美味しかったです。松島の美しい風景をみながらのんびりすごせます。
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- ここでは是非お抹茶を!
- ここからお抹茶をいただきながら、眺める松島湾は実に素晴らしいものです。落ち着いてしまってついつい長居をしてしまいます。以前は伊達家家臣団の甲冑の展示があって楽しめたのですが、今回は残念ながら見れませんでした。また訪れたいものです。
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- 松島湾を見ながら
- 松島海岸駅近くにあります。入館料は200円、別に楽しみで、抹茶とスイ-ツで500円を払ってなかに入ります。松島の絶景がみられます。
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