網走流氷観光砕氷船おーろら
世界初の観光用砕氷船に乗って、流氷の海を冒険しよう
南極観測船と同じ仕組みで砕氷する
流氷観光砕氷船「おーろら」は、オホーツクの海を白く埋める流氷を、砕きながら進んでいく。おーろら乗船場は「道の駅 流氷街道網走」裏の河口付近。定員に空きがあれば当日でも乗船できるが、予約しておくほうがいいだろう。オホーツク海の砕氷船といえば、紋別の「ガリンコ号」も有名だが、油田開発のために造られた砕氷船を使っているガリンコ号と違い、こちらは最初から観光目的で造られた船。つまり、おーろらは、観光用に造船された世界初の砕氷船なのだ。船首から氷に乗りかかり、船の重みで氷を砕いて進んでいく方式で、これは南極観測船「しらせ」と同じ仕組みになっている。
屋外デッキも船内の客室も快適に過ごせる
網走港を出ると、さっそく流氷に向かって進んでいく。観光用に造船されただけあり、揺れが少ない。そして船内の防寒対策はしっかりなされており快適だ。1階は自由席。座席数は少ないが、低い位置からの流氷を間近に楽しめる。2階は前方に指定席がある。ゆっくりのんびり流氷観察をするならこちらを選ぼう。指定席の予約はできず、当日の先着順で乗船後に集金となる。指定席を狙うなら、乗船後すぐに着席しておこう。1階、2階ともサイドデッキにすぐに出られるようになっているが、いちばん人気はやっぱり展望デッキ。砕氷の音と衝撃を最も味わえる。展望デッキとサイドデッキは冬の海風にさらされるので、コートや手袋は必須だ。
夏場には知床半島の自然を楽しむクルーズも
おーろらが進むのは1時間で戻ってこられる10kmまで。その範囲に流氷がなければ、冬のオホーツク海の海上遊覧観光に切り替えとなる。流氷は、風と潮の流れで常に移動しているので、同じ日の同じ場所でも時間が違えば見ることができたり、できなかったり。これに関しては自然のものと諦めて、出合えた風景を存分に楽しむことにしよう。おーろらは、夏になると知床半島の自然を楽しめる観光船となる。世界自然遺産に登録されている知床半島は、道が半島の半分までしか通っていない。そのため、全貌を見るには船に乗って海上から見学するしかないのだ。観光用に開発された大型の船なので、ゆったりと大自然を満喫できる。夏の知床旅行なら、こちらも利用したい。
スポット詳細
- 住所
- 北海道網走市南3条東4-5-1 道の駅流氷街道網走内 地図
- エリア
- 網走・紋別エリア
- 電話番号
- 0152436000
- 時間
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[窓口]8:00-17:00
[電話受付]9:00-17:00 - 休業日
- 営業期間中は無休(荒天時休)
- 料金
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【乗船料】
[大人]4,000円
[小学生]2,000円 - 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分(所要時間60分。海上模様によって変更する場合あり)
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- オオワシ、オジロワシいた
- ツアーで参加。港から出発すると、堤防に囲まれた静水域にいたのは数羽の白鳥。薄い氷の上にはカモメが二本の足でしっかり立っていた。その防波堤の先には、帽子岩。そう、これはブラタモリで紹介していたところだ(タモリ様一行は帽子岩のところに行っていたが、本来は危険のため立ち入りは禁止している地域だそうな)。港を出るときに、小さな白い灯台。この灯台、帰ってから見てみると、側面に大きなクリオネが描かれていた。そ...
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- 満足
- ツアで参加しました。飛行機が遅れてガリンコ号に乗るはずが間に合わず、次の日と行程を変えて乗船しました。沖に出ると流氷が海いっぱいに広がっていてとても綺麗でした。最近は温暖化の影響を受けてると聞いていたのですが天候に恵まれたくさん見られて大満足です。船もリニューアルしてたのかシートもトイレも綺麗でした。
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- 流氷を砕いて進む
- ツアーで網走の流氷クルーズに行きました。前日の紋別のガリンコ号は、ドリルで氷に穴を開けながら進みますが、おーろら号は、船の重みで進むそうです。最初は特別室の座席に座り、流氷の近くでは、デッキに出て、流氷をがりがりと砕く音も聞きながら、クルーズを楽しみました。
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