銚子ポートタワー・ウオッセ21

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眺望絶佳を堪能できる銚子漁港のシンボルタワー

360度見渡せる展望室から眼下に行き交う漁船の風景と太平洋、銚子の町を一望できる「銚子ポートタワー」と隣接する水産物即売センター「ウオッセ21」は銚子漁港の観光拠点。

3階と4階の展望部分は八角形になっている} 3階と4階の展望部分は八角形になっている

港のすぐ脇に立つ銚子のランドマーク

「銚子ポートタワー・ウオッセ21」が国内一の水揚げ量を誇る銚子漁港にオープンしたのは1991(平成3)年。ツインタワー構造の塔体が目を引く「銚子ポートタワー」は、千葉市内にある千葉ポートタワー同様、全面がハーフミラー張りの建物で、鏡のように空や海をその壁面に映し出している。建物は4階まであり、1階は土産ショップ、2階は写真展などを開催する展示室、3~4階はエレベーターで昇った先の展望室だ。目の前には太平洋が広がり、北総台地の風車群、醤油工場や飯沼観音、利根カモメ大橋、犬吠埼灯台など銚子の見どころをまるごと望むことができる。展望室の北側・足元に見えるのは銚子漁港の第3卸売場(第3魚市場)。午前中なら水揚げされた魚をトラックに積む活気あふれる様子が眼下に広がり、漁港の展望室ならではの眺望を楽しめる。天気のよい日には遠く水平線の向こうに鹿島臨海工業地帯や筑波山、運がよければ富士山まで見渡せる。

水平線まで見渡せる4階の展望台の床面高は46.95m} 水平線まで見渡せる4階の展望台の床面高は46.95m

左/みるみるうちに魚がトラックに積まれていく。右/真下に見えるのが「ウオッセ21」} 左/みるみるうちに魚がトラックに積まれていく。右/真下に見えるのが「ウオッセ21」

ポートタワー脇に残る白亜紀の遺産

ポートタワーの建物下に回ってみると、小さな崖に出くわす。実はこの崖は1690万~1650万年前に海の底に堆積した銚子ジオパークの1つ「夫婦ケ鼻(めどがはな)地層」だ。夫婦ケ鼻地層は泥岩層の間に細かい砂岩が挟まれているのが特徴で、当時は現在の銚子漁港の南側1.5km周辺まで続く広い地層だったが、漁港の改修工事などの開発事業によって、この銚子ポートタワー下でしか見ることができなくなった貴重なものだ。漁港がなかった遠い昔も人々は魚を獲って暮らしていたのだろうか。隆起の跡が残る地層を見ながら、先人たちの生活に思いを馳せるのも銚子旅の楽しみのひとつだ。

この地層は同時期、九州、四国、本州の太平洋側に広く堆積。そのなかでもここは最も北東にある} この地層は同時期、九州、四国、本州の太平洋側に広く堆積。そのなかでもここは最も北東にある

銚子ならではのお土産を買って帰ろう

「銚子ポートタワー・ウオッセ21」は銚子の海と魚を「見て・買って・食べる」という3つのテーマがコンセプト。「銚子ポートタワー」が「見る」べきスポットなら、「ウオッセ21」は「買って・食べる」を担うスポット。道の駅のようなたたずまいでありながら、目の前の銚子港で揚がったばかりの魚を販売するのが最大の魅力だ。その日の朝に揚がった魚が次々と運ばれ、店頭いっぱいに並ぶ11時頃が購入の狙い目だ。「ウオッセ21」内には新鮮な魚だけでなく「サバカレーまん」や「鮭ピザまん」などの魚まんや、ダイエットにぴったりの「海藻コンニャク」など趣向を凝らした自家製の加工品を販売する店もあり、その場で食べられる食事処もそろう。また、買った商品をクール便で送ってくれるうれしいサービスもある。毎月第3日曜の13時30分から開催されるのは試食ができる「マグロ解体ショー」。魚好きならぜひ立ち寄りたい即売センターだ。

水産物即売センターの入り口。2階には160席を有するシーフードレストラン「うおっせ」がある} 水産物即売センターの入り口。2階には160席を有するシーフードレストラン「うおっせ」がある

その日に銚子港で水揚げされた魚が並ぶ水産物即売センター} その日に銚子港で水揚げされた魚が並ぶ水産物即売センター

「久保甚」は網元が営む鮮魚特売店。いろいろな魚がそろうのはお昼前} 「久保甚」は網元が営む鮮魚特売店。いろいろな魚がそろうのはお昼前

千葉県無形文化財の指定を受けた伝承織物「銚子縮(ちぢみ)」

「ウオッセ21」内には魚介店だけでなく、伝統工芸品の店もある。即売センターの真ん中にある「大善」は銚子伝統「銚子縮」の店だ。銚子縮は江戸時代、漁師のおかみが夫の無事と大漁を祈願して織った織物で、これが江戸に渡り粋な藍染めの織物として爆発的な人気を呼んだ。講談でも「さすが親分!銚子縮を着流して」という決め台詞があったほどだったという。その後、西洋文化が入ってくると銚子縮は衰退するが、戦後の1948年(昭和23)に銚子で布団店を営む常世田(とこよだ)真次郎氏が遠い九州で銚子縮を絶賛する声を聞き、再興することを決意。普通の織物の5倍も手間がかかるものの、見た目の美しさだけでなく、さらりとした肌ざわりも人気を呼び、1984年(昭和59)には千葉県伝統的工芸品第1号に指定される。今現在、この銚子縮の製作者は3代目織元・常世田眞壱郎氏だけだ。そんな貴重な銚子縮をここウオッセ21で見ることができる。比較的お手頃のティッシュケースや名刺入れもあるので、1つ買って帰るのも銚子のいい思い出になるだろう。

左/裏地と織が違う布地は江戸でもてはやされた頃に作られ始めた 右上/扇子7150円右下/財布11000円} 左/裏地と織が違う布地は江戸でもてはやされた頃に作られ始めた 右上/扇子7150円右下/財布11000円

スポット詳細

住所
千葉県銚子市川口町2-6529-34 map map 地図
電話番号
0479254500
時間
[平日]9:00-16:00
[土日祝]9:00-17:00
休業日
無休
駐車場
あり(200台)
クレジットカード
可(店舗により異なる)
電子マネー/スマートフォン決済
可(店舗により異なる)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 鮮魚、干物、せんべい、加工魚など銚子ならではの魚系のお土産屋さんが立ち並ぶ「ウオッセ21」です。
    4.0 投稿日 : 2021.04.28
    鮮魚、干物、せんべい、加工魚など銚子ならではの魚系のお土産屋さんが立ち並ぶ「ウオッセ21」です。加工物は一般的なお土産価格だと思いますが、鮮魚はたぶん安いと思います。まぁー銚子土産はこちらで買いたいところです。
  • 安いが注意
    3.0 投稿日 : 2021.03.14
    とても安い、東京、神奈川、伊豆と比較しても半額以下だと思う。ついつい、安さに惹かれて、量の判断をあやまってしまう。かわはぎ一皿千円。マグロ赤身とトロの固まり二千三百円。あ、買ってしまった。まずマグロ、普通に美味しい。でも冷静に考えると、お店で食べた方が美味しいかも。また、刺身はいつも五切ぐらいしか食べないし。コスパは最高、10から15人家族ならよかった。かわはぎは失敗かも。つい、福岡で食べた肝醤油...
  • 美味しかったお(^ω^)
    4.0 投稿日 : 2020.12.11
    銚子駅でピアノ弾いてからの 銚子うおっせ21--。いってみんました。閉店まぎわ。。 前に来たときはもっとでっかいイメージだったけど、、 やっていたお店は数えるほどーーー。 とりあえず、、おみやげにおつまみセットを買って帰りましたーー(^^♪ ぶちおいしかったです(^^♪ 銚子は遠いわぁぁぁ。

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アクセス

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