地質標本館
地球そのものについて学ぶ「地球科学」をテーマとした博物館
「地球科学」の総合的ミュージアム
「地質標本館」を雰囲気だけで、なんだか小難しそうで自分には無縁の世界と思うなかれ。「天然石や原石に興味津々」「鉱物や岩石には目がない」「とにかく化石が大好き」「地層にロマンを感じる」「人知の及ばない自然現象にわくわくする」と少しでも思ったことのある人なら確実に引き込まれ、何度も行きたくなる「地球科学」専門の博物館なのである。「地球科学」とは、地球が誕生してから現在までに起こった自然現象と海と空と大地のメカニズムを探求し「地球そのもの」を知る学問のこと。展示内容は専門的で壮大で難易度高めだが、視覚化されたパネル展示、可動式の地質模型、触れることができる標本、映像解説やクイズ形式で学べるブースなど、知的好奇心を刺激する仕掛けが満載。無料公開なのが信じられないくらいクオリティが高く充実の内容が、1階エントランスホールおよび4つの展示室にぎっしり詰まっている。
自然現象を解明し未来の地球を守る研究施設
GSJは「地質の調査」を行う国立の研究機関。日本の地質の謎を解明して「日本列島がどのように形作られたのか」を知り「日本の地質の特徴が、実際の生活に及ぼす影響や変化」について考える。そのうえで人類をとりまくさまざまな問題、たとえば地球温暖化、資源エネルギー、大きな火山噴火や地震などの自然災害によってもたらされる「地球科学的被害」を最小限に食い止めるために「自然の力を知り、学際的な知識をもってこれらを迅速に解決し持続的社会の創成に貢献する」研究に日々取り組んでいる。GSJの地質調査で得られた最新の研究成果を展示・保管する空間として、また得られた知識や情報を発信して社会へ還元し「地球科学」の普及を図るために作られたのが「地質標本館」である。GSJの前身である地質調査所が1882年(明治15)に創立されて以来140年以上にわたる地質の調査で収集してきた地質試料の登録標本15万点以上を保管し、そのうち2千点を「日本の地質」「地下資源」「海洋の地質」「地球環境」「火山と地熱」「地震と活断層」のテーマごとにまとめて常設展示している。
各展示室の見どころ紹介
「1階ホール」に入りまず目に入るのは、吹き抜け天井いっぱいに広がる日本地図。これは地下1000kmの地中から見上げた「日本列島で起きた地震の震源分布図」で、吊り下げられたライトが震源の場所と深さを示している。「第1展示室」の目玉は全長約10mの「日本列島3Dプロジェクションマッピング」。GSJが地質調査で得た膨大な研究成果のなかから自分の知りたい情報を選びボタンを押すだけで、真っ白な立体地形モデルにビジュアルが浮かび上がる。同室のデスモスチルスや地質年表に沿って展示されている化石たちもお見逃しなく。アンモナイトの階段を上り「第2展示室」にあるプレートテクトニクスの構造を説明するジオラマ「太平洋の海底地形模型」で地球の内部をのぞいてみよう。「第3展示室」は生活に深く関わる火山、温泉、地熱、活構造、活断層と地震などの地質現象のほか、地層のはぎ取り見本や、岩石を透き通るほど薄く磨き「薄片(はくへん)」にして成分を調べる、地質学的にとても重要な工程が展示されている。鉱物マニアも絶賛の「第4展示室」には地質調査等で収集し研究した鉱物・岩石・化石などの地質標本が、ガラス張りの棚に所狭しと並べられている。
「筑波研究学園都市」で地球を学ぼう
常設展示のほかにも3か月ごとに変わる特別展示や企画展、夏休みや科学技術週間にあわせた子ども向けのイベントなどを随時開催。ネットを介したデジタルコンテンツにも力を入れており、館内の地質標本データが「地質標本データベース」で公開されているので、気になる標本があったら本物を見に行こう。入り口横のミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないオリジナルグッズを販売しているので、帰る前にぜひ立ち寄りたい。筑波山のふもと大学や研究機関が集まる「筑波研究学園都市」には、もうひとつ地図・地形好きにはたまらないスポット国土地理院「地図と測量の科学館」がある。地図や測量に関する歴史、原理や仕組みなどを楽しく体感できるのであわせて訪れてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県つくば市東1-1-1 地図
- エリア
- 筑波・土浦・牛久・鹿島エリア
- 電話番号
- 0298613750
- 時間
- 9:30-16:30
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/28-1/4)
- 料金
- [入館料]無料
- 駐車場
- あり
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
- アニメスポット情報
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漫画・恋する小惑星1巻にて、地学部が夏合宿で訪れていた場所の一つ。
※ナビタイム調べ
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クチコミ
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- 無料で見られる地質博物館
- 無料で見学できる地質博物館。宇宙センターからほど近いのでセットで訪れてもいいと思います。値段は無料。
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- えーー宝石がいっぱいなの
- 標本の数が凄い良く見ると宝石ってこれーみたいな鉱物って石とも思いますが色や形 光の具合をよく見られます。良く見学したら、かなりの時間がかかると思います。もう1度行ってみてみたいと思いました。
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- 充実した展示
- 標本の量が多く解説も分かりやすい。普段は気に留めない事だが、標本の一つひとつの説明を読むと色々と意味がある事に気づかされる。何度も足を運ばないと理解出来そうにはないが。
TripAdvisorクチコミ評価
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