茨城

筑波・土浦・牛久・鹿島

TSUKUBA / TSUCHIURA / USHIKU / KASHIMA

世界に誇る科学技術と自然を満喫できるサイクリングロードが有名

「西の富士、東の筑波」と謳われる霊峰・筑波山の裾野に広がる筑波・土浦・牛久エリア。筑波山の周辺には多くの遺跡が出土していることから太古の時代から文化が発達していたことがうかがわれ、今では宇宙科学研究をはじめとする科学都市へと発展を遂げた。また最近では筑波山地域が日本ジオパークに認定、土浦を拠点にジオパークを巡るサイクリングロード「りんりんロード」が整備され、日本全国のサイクリストが集まる新名所となっている。また、日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦では、観光船や釣りなど水辺のレジャーが楽しめる。牛久大仏で有名な牛久には国指定重要文化財・日本遺産の日本初の本格的ワイン醸造場牛久シャトーも。歴史に最先端技術にスポーツ。大人から子どもまで、好奇心を刺激するスポットが数多く、つくばエクスプレスを利用すれば東京からのアクセスも便利。何度でも訪れたくなるエリアだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    JAXA筑波宇宙センター
    日本の宇宙開発の中枢
    国立研究開発法人「JAXA」の拠点のひとつであり、日本最大規模の宇宙開発施設。国際宇宙ステーションの一部を成す日本の実験施設や人工衛星を地上から運用したり、宇宙活動に関わる技術の研究開発を行っている。そんな様子を、見て、感じて、学べる無料見学施設を併設している。
    実物大「H-2ロケット」のある「ロケット広場」は記念撮影の定番スポット
  • spot 02
    スペースドーム見学ツアー
    日本の宇宙開発の歴史を知る、大迫力の展示館
    JAXA筑波宇宙センターにある展示館。巨大なドーム内に人工衛星の試験機や国際宇宙ステーション(ISS)の模型などを展示。そのほとんどが実物大で、日本の宇宙開発を大迫力のスケールでリアルに体感できる。
    100万分の1の大きさの地球の模型「ドリームポート」
  • spot 03
    つくばエキスポセンター
    わかりやすい展示と体験で科学を楽しく深く学べる
    1985年(昭和60)に開催された国際科学技術博覧会「科学万博-つくば'85」第2会場のパビリオンとして建設。体験を通じて科学をより理解し、身近なものにしてもらうため、記念の恒久施設として閉幕後に再オープンした科学館。世界最大級のプラネタリウムは目玉のひとつ。
    巨大プラネタリウムをはじめ好奇心を存分に満たしてくれる科学館だ
  • spot 04
    サイエンス・スクエアつくば
    日本の未来を明るくする産業技術のショールーム
    どんどん便利になっていく私たちの生活。「でもどうやって?」を教えてくれるのがサイエンス・スクエアつくばだ。生活をより豊かにしてくれる産業技術のための最先端研究を紹介。未来のさらに先を発見できる学びの場だ。
    発展する最先端科学が少しずつ変えていく未来を考えよう
  • spot 05
    地図と測量の科学館
    日本の測量技術と地図にまつわる歴史を学べる展示館
    国土地理院が管理運営を行う地図と測量の科学館。古い測量機器や古地図から、現在のデジタル技術を取り入れた精巧な地図や最新の測量技術まで展示し、地図と測量の歴史、そして役割を学ぶことができる。
    これは「日本列島空中散歩マップ」。床一面に描かれた巨大な日本地図を3Dメガネで覗くと立体的に見える
  • spot 06
    神田家
    地元の食材をふんだんに使った筑波山名物「つくばうどん」の名店
    筑波山神社の参道に並ぶほとんどの飲食店で味わえる筑波山名物「つくばうどん」。地産小麦に霞ヶ浦周辺で採れたレンコンのパウダーを練り込んだ特製麺を使っている。名前の「つくば」は単なる地名にあらず、つくば茜鶏のつくねの「つ」、地元で採れた黒野菜の「く」、茨城県産ローズポークのバラ肉の「ば」と、地元で獲れた食材を使っていることも意味している。麺には独特の弾力があり、クタクタになるまで煮込まれた野菜と豚肉と合わさることで素朴な味わいになっている田舎風うどんだ。この筑波山のご当地グルメの名店「神田家」は筑波山神社の目の前にあり、急こう配の石段を登って参拝を終えた疲れを癒やすのにぴったり。窓からは関東平野を一望でき、山の食事処ならではの開放感も味わえる。食後のデザートに手作りの「天狗まんじゅう」も人気。できたてほかほかをいただける。やさしい甘さが参拝の疲れを吹き飛ばしてくれるだろう。場所は筑波山シャトルバス「筑波山神社入口」下車徒歩5分、駐車場も完備されアクセスも便利。
    具がたっぷりで出汁のきいたつゆは甘め。食べごたえのある田舎風のうどんだ
  • spot 07
    フォレストアドベンチャー・つくば
    スリルも景色も最高! 筑波山の大自然と一体化したアスレチック施設
    フランスの最新鋭アスレチック設計技術を取り入れ、筑波山に自生する木を利用したスリリングなアドベンチャー体験ができるフォレストつくば。子ども向けから上級者向けまで合計3つのコースがあり、100mもあるジップスライドは特に大人気
    専門スタッフによる安全講習が受けられるため、子どもでも安心して高くまで登れるようになる
  • spot 08
    平沢官衙遺跡
    壮大な歴史ロマンを感じさせる約1300年前の常陸国筑波郡の郡衙跡
    筑波山のふもとにある国指定の史跡「平沢官衙遺跡」は、奈良・平安時代の郡役所の跡。2003年(平成15)には「平沢官衙遺跡歴史ひろば」として整備され開園した。柱や梁の精巧さから当時の建築技術の高さに驚かされる。
    広々した敷地では約60棟の倉庫跡が発見された
  • spot 09
    いばらきフラワーパーク
    東日本最大級! 900品種のバラが咲き誇る体験型フラワーパーク
    2021年(令和3)に全面リニューアル。見るだけではなく五感で楽しめる体験型フラワーパークに生まれ変わった広大なバラの花園
    広々としたパークにはバラを中心にした花々が咲き誇る 写真提供:いばらきフラワーパーク
  • spot 10
    霞ヶ浦総合公園ネイチャーセンター
    霞ヶ浦の恵みを学ぶことができる花であふれる自然観察園
    霞ヶ浦の豊かな自然について展示する施設。館内には霞ヶ浦に生息する淡水魚と世界の淡水魚15種の水槽が展示されており、解説とともに楽しく観察ができる。野鳥観察のコーナーもある(2021年12月現在コロナ渦につき閉鎖中)。いちばんの自慢は施設の建物の目の前に広がる広大な花蓮園(はなはすえん)。地下茎が霞ヶ浦の名産品レンコンであるハスの花が約200品種植えられている。ハスの花は6月から咲き始め、7月頃には辺り一面が花で埋め尽くされ見事。また水生植物園内に渡されている木道では水辺の散策を楽しむことができる。湖畔には土浦市市制施行50周年を記念し建てられた25mの風車もあり、春になると周辺に満開のチューリップが咲き誇る。冬にはチューリップ型のイルミネーションを灯して楽しませてくれる演出もあるなど、園内では一年を通してさまざまな花を楽しむことができる。
    休憩スペースもあり散策に疲れた足を休める人も多い
  • spot 11
    霞ヶ浦
    水上スポーツや水辺の景観が楽しめる日本で2番目に大きな湖
    琵琶湖に次いで日本で2番目の面積を誇る湖の霞ヶ浦。釣りやヨットなどのレジャーを楽しめ、近年は日本有数のサイクリングロードが整備されるなど、東京から近いのにまだ知られざる魅力的な水辺のスポットだ。
    湖だが海に見えるほど広大
  • spot 12
    遊覧船ホワイトアイリス
    霞ヶ浦の雄大な自然を湖上から楽しむ観光遊覧船
    四季折々の霞ヶ浦の景色が楽しめる観光遊覧船。筑波山、阿武隈山脈をはじめ、天気が良ければ日光連山の男体山、富士山まで望める。夜の霞ヶ浦を楽しむナイトクルーズ、新年の初日の出クルーズ、冬はこたつ船になったりと楽しみ方いろいろ。
    86人乗りの大型遊覧船。船内は広く座席もゆったり
  • spot 13
    霞ヶ浦観光帆引き船
    140年の歴史をもつ霞ヶ浦伝統の漁を継承する国選択無形民俗文化財
    明治時代から始まり、昭和40年代にいったん姿を消すまで霞ヶ浦の漁業に使われていた帆曳船。大きな帆の原理を応用し、風を受けて船を横倒しすることで水中の網を引き寄せるという網漁法に使われ、霞ヶ浦の風物詩にもなっていた。しかし、昭和40年代前半に登場したトロール船が主流になるにつれ、帆曳船は次第に姿を消してしまった。その貴重な文化と技術を今に残すため、1971年(昭和46)、茨城県行方市・土浦市・かすみがうら市の協力のもと観光帆曳船がスタート。2018年(平成30)に国選択無形民俗文化財となった。現在、観光帆曳船は夏から秋にかけて運航され、随伴船に乗って見学や写真撮影を楽しむことも可能。歴史とロマンを体験できるとあって、霞ヶ浦の夏を代表するレジャーとなっている。市によって操業する日程や料金、運航場所も異なるので「観光いばらき」の公式サイトに掲載されている各市の観光課に問い合わせよう。海を思わせる広大な霞ヶ浦を進む優美な帆曳船。肌で感じる体験は忘れられない思い出になるはずだ。
    夏になると美しい帆曳船をひと目見ようと全国から人が集まる
  • spot 14
    つくば霞ヶ浦りんりんロード
    筑波山麓と霞ヶ浦湖畔の自然のなかを駆け抜ける本格的なサイクリングロード
    国が世界に誇れるサイクリングルートを認定する「ナショナルサイクルルート」制度で、日本で最初に指定された3コースのひとつ。初心者からマニアまでが楽しめる本格的な自転車専用道だ。
    旧虫掛駅のホームを利用した虫掛休憩所。道路の向かい側に休憩用のベンチがある
  • spot 15
    上高津貝塚ふるさと歴史の広場
    関東有数の貝塚遺跡がある広場に縄文人の暮らしぶりを復元
    上高津貝塚は国の史跡に指定されている縄文時代の貝塚遺跡。発掘調査を元に4000-3000年前の縄文時代後晩期の村を再現している。同じ敷地内には考古資料館があり、この地で暮らした縄文人の生活の様子が展示されている。
    竪穴住居が3軒復元され縄文時代のムラが再現された
  • spot 16
    蔵出し焼き芋かいつか かすみがうら本店
    ねっとりと口の中でとろける熟成された甘さが特長の究極の焼き芋
    茨城県の農産物で特産品といえば、全国2位の生産量を誇るサツマイモ。それを干して作る名物「ほしいも」とは別に、近年特に盛んなのが「焼き芋」に適したねっとりとした品種の栽培。ねっとり品種のサツマイモを、独自の貯蔵技術で熟成してからしっかりと焼き上げ、最高糖度47度にもなる「究極の焼き芋」が誕生。県内でブームになっている。それが「蔵出し焼き芋かいつか」の焼き芋だ。一口で一気に甘さが広がっていくそのおいしさは、これまでの焼き芋とは一線を画し、砂糖はまったく使われていないのが信じられないほど。濃厚でねっとりとした口当たりで「この味を知ったらほかの焼き芋は食べられない」という熱烈なファンも多い。かいつかの焼き芋は全3種類。オリジナルブランドの「紅天使」、それに季節限定品の「夢ひらく」と「華むらさき」だ。焼き芋以外にも、サツマイモを使ったプリンやスイートポテト、焼き菓子などもある。店舗は茨城県内を中心に6店舗。休日には長蛇の列ができるほどの大盛況。ネット販売もあり全国どこからでも取り寄せできるので、こちらの利用もおすすめだ。
    割っただけでジュワッと蜜が染み出してくる
  • spot 17
    牛久大仏
    地上120m、関東平野を見下ろす世界一高い青銅製仏像
    足元から見上げると、その巨大さに圧倒される牛久大仏。極楽浄土をイメージした庭園内に立ち、胎内には仏教の世界観を表す幻想的な空間が広がっている。展望台に上り、大仏様が見下ろす景色をともに眺めてみよう。
    正式名を牛久阿弥陀大佛といい、本尊でもある牛久大仏
  • spot 18
    牛久シャトー
    3棟の建物が国指定重要文化財。日本初の本格的ワイン醸造場
    浅草の老舗バー「神谷バー」の創設者として有名な神谷傳兵衛(かみやでんべえ)が創設した日本初の本格的ワイン醸造場。2008年(平成20)6月に国指定重要文化財になり、ワイン造りの伝統を今に伝えている。
    シャトーの名前にふさわしくルネッサンス様式の本館はヨーロッパの古城を思わせる
  • spot 19
    つくば牡丹園
    期間限定で開園する、世界最大級の牡丹・シャクヤク庭園
    「つくば牡丹園」は、約2万坪(約6.6㏊)の敷地内に「百花の王」と呼ばれる牡丹・シャクヤクが咲き誇る世界有数の庭園。毎年春から初夏にかけて、見頃のピークとなる1ヶ月半のみ期間限定で開園している。期間中は、御年150歳のご長寿の牡丹、当園オリジナルの「トリビュート」「令和」「雪の舞」など、ここでしか見られない貴重な品種をはじめとして、約800種6万株もの色とりどりの花々が、次々と主役を交代しながら園内を彩る。自然と調和するアート作品が並ぶギャラリーや園内スタンプラリーなども実施。水面に浮かぶ5000輪のシャクヤク、芍薬茶(シャクヤクチャ)をいただけるテラスカフェなど、ここでしか見られない美しい景観や、経験を楽しもう。独自の「農薬不使用・酵素農法」を20年以上実践し、土職人の心と技が作り出した良質な土壌で、健康的な花を愛情をこめて育てているのも特徴のひとつ。都心から車でたった40分。少し早起きしてカワセミなどの鳥たちが訪れる自然の里山の自然に触れ、回帰し、早朝の朝露に濡れる花々の甘い香りを満喫しにいこう。
    日本式の橋がかかる池には、5000輪ものシャクヤクを使った花筏が浮かべられる(5月中旬以降の土・日曜のようす)
  • spot 20
    洞峰公園
    つくば研究学園都市にふさわしい「都会のオアシス」
    20万平方メートル(20㏊)の広大な敷地を有するつくば市最大規模の総合公園。公園の正面入り口から「新都市記念館(しんとしきねんかん)まで続く広く長いプロムナードの左手は、スポーツ施設を有するエリア。太陽熱を利用した屋内温水プールをはじめ、テニスコート、アリーナ棟では、各種スポーツを楽しめる。プロムナードの右手には、天然芝の「多目的フィールド」や、フィールドアスレチックやコンビネーション遊具が多数点在する子どもたちに大人気の遊び場「冒険広場」がある。「新都市記念館」の反対側は「洞峰沼(どうほうぬま)」に面し、大きな沼を取り囲むように四季折々の樹木が立ち並ぶ。沼エリアは、水鳥を観賞できる散策路や「水と緑の広場」が整備され、自然散策や野鳥観察の名所となっている。自然樹林や湖沼を生かしつつ、自然のなかでスポーツや様々なレクリエーション活動を楽しめる緑豊かなこの総合公園は、人が集い、憩い、スポーツに親しみ、学び、そして自然を感じる、つくば研究学園都市にふさわしい「都会のオアシス」なのである。
    公園の正面入り口から「新都市記念館」まで続く銀杏並木のプロムナードは、秋に黄色く色づき美しく変化する。
  • spot 21
    筑波実験植物園
    森林、サバンナ、熱帯のジャングルなど、植物園で世界一周の旅気分
    「筑波実験植物園」は、筑波山の南裾に広がる緑ゆたかな自然あふれる植物園で、通称「つくば植物園」。国立科学博物館が植物研究を推進するために設置した「植物の多様性を知る・守る・伝える」研究機関だ。
    「中央広場」から見た温室エリア。「サバンナ温室」(左奥)と「熱帯資源植物温室」(右手前)。奥には「熱帯雨林温室」
  • spot 22
    地質標本館
    地球そのものについて学ぶ「地球科学」をテーマとした博物館
    地質調査のナショナルセンターである「産業技術総合研究所地質調査総合センター(GSJ)」が、140年以上にわたる地質の調査で収集してきた地質試料を保管・展示する、国内最大級にして唯一無二、世界的にも他に例をみない「地球科学」専門の博物館。
    「地質標本館」と書かれた館名石は筑波山の斑れい岩
  • spot 23
    さくら交通公園
    遊びながら安全に交通ルールを学べる交通公園
    さくら交通公園は、乗り物をテーマにした公園である。園内には信号機や道路標識が設置された模擬道路があり、車の走っていない安全な公園内でさまざまな道を疑似体験することで、遊びながら交通ルールを守って走行する練習ができるので、特に自転車に乗り始めたばかりの子どもの練習場所におすすめ。園内をぐるぐる周遊して練習する子どもを見守るのにちょうどよい広さ。ブランコや滑り台、砂場などのある遊具エリアがあり、自然が多く木々が手入れされているので、小さな子どもの散歩コースや自然遊びにもぴったりの場所である。天気のよい日にはお弁当持参で出かけてのんびりしよう。D51蒸気機関車や旧国鉄ハイウェイバス「ドリーム号」が展示してあり、運転席に乗ってみることもできるので、乗り物好きの子どもたちにも人気のスポット。公園は入場無料で、西側の入り口から入ったところに無料駐車場も完備されている。また、つくばエクスプレス(TX)つくば駅から徒歩15分ほどなので、車でなくてもアクセスしやすく、子ども連れには大変うれしい遊び場である。
    オランダのアムステルダム駅舎をイメージしたレンガ造りの公園管理棟
  • spot 24
    筑波山
    山全体がパワースポット、気軽に登れる「日本百名山」のひとつ
    「西の富士、東の筑波」として富士山と並び称される関東の名山で、山全体が「御神体(ごしんたい)」。霊験あらたかなパワースポットであると同時に、「物見遊山」の山として親しまれ愛されてきた。
    「女体山」山頂から望む「男体山」。筑波山は、朝は藍、昼は緑、夕は紫と、一日に幾度も表情を変えることから「紫峰(しほう)」とも呼ばれる
  • spot 25
    筑波山温泉つくばの湯
    霊峰「筑波山」のおひざもと、五感で癒やされる天然温泉
    筑波山観光の起点となる「筑波山神社」からほど近い山腹に位置し、気軽に立ち寄ることのできる眺望抜群の日帰り温泉施設。霊峰「筑波山」から湧き出る天然温泉「筑波山温泉双神の湯」を源泉としている。
    筑波山の斜面に立つ建物の2階がお食事処で1階が温泉施設
  • spot 26
    筑波山神社
    筑波山山頂に本殿を構える、3000年以上の歴史ある古社
    約3000年前頃より、信仰の対象とされてきた、霊峰「筑波山」を御神体と仰ぐ山岳信仰を今に留める古社。本殿は女体山と男体山の両山頂に1棟ずつ鎮座している。山の中腹に拝殿があり、境内はこの拝殿より山頂を含む約3.7㎢(370㏊)に及ぶ。
    筑波山神社の歴史を感じるおごそかな拝殿
  • spot 27
    筑波山ケーブルカー&ロープウェイ
    ケーブルカーとロープウェイで気軽に筑波山を満喫
    筑波山はケーブルカーとロープウェイが両方ある珍しい山。どちらも山頂手前まで乗り入れているので、うまく乗り継げば、体力に自信のない人でも気軽に山頂まで行くことができる。ケーブルカーは「宮脇駅」と「筑波山頂駅」間を約8分で結び、急斜面の線路を自転車くらいの速度で登るので、車窓を流れる木々や線路沿いの草花を登山と同じ目線で楽しめる。トンネルあり、急勾配あり、カーブありのガタゴト感が醍醐味。途中、上下のケーブルカーがすれ違う「交換場」がある。ケーブルカー沿いの登山ルートの休憩所「中ノ茶屋跡」とも重なるこの地点では、両車両の車掌が敬礼を送りあい、乗客と登山が互いに手を振るシーンが見られる。一方ロープウェイは空中を進むゴンドラで、眼下に広がる関東平野を一望できる大パノラマが最大の魅力。「つつじヶ丘駅」から「女体山駅」間まで約6分の壮大な空中散歩を楽しもう。ロープウェイとケーブルカーを駆使して、たとえばロープウェイで「女体山山頂駅」へ行き、登山道を約15分間歩いて「筑波山山頂駅」からケーブルカーで下山すれば、ほとんど登山することなく、「日本百名山」に数えられる筑波山からの絶景を満喫することができる。
    1925年(大正14)開通。関東では箱根についで2番目、全国でも5番目に開業した歴史あるケーブルカー。
  • spot 28
    筑波山梅林
    偕楽園と並ぶ茨城の梅の名所、千本の梅が山肌を埋め尽くす
    筑波山の中腹(標高約250m)に位置する市営の梅林。斜面に広がる4万5000平方メートル(4.5㏊)の園内には、約1000本の梅の木(白梅約800本、紅梅約200本)が植えられている。専用駐車場から梅に囲まれたつづら折りの木道130mを歩くと、「展望四阿(てんぼうあずまや)」にたどり着く。ここは梅林のいちばん高い場所で、最盛期には、山肌を紅白に彩る梅林とその先の関東平野を一望することのできる絶景ポイント。上からの景色を満喫したら、今度はゆるやかな山腹の遊歩道を下り、満開の梅のなかにダイブしよう。筑波山梅林の梅の木は、低く横に這うような樹形に剪定されているので、手を伸ばせば届きそうなほど近く密集していて、まるで梅のトンネルの中を歩いているよう。園内のいたるところに筑波石と呼ばれる班れい岩の巨石が散在し、梅林と相まって独特の風情ある景観をつくり出している。遊歩道沿いのあちこちに展望台や広場、ベンチなどの休憩スポットがあるので、ひと息ついて梅の香りに癒やされるのもいい。早咲きの黄色い蝋梅(ろうばい)は1月下旬から咲き始め、梅林全体が見頃となる例年2月中旬から3月下旬に「筑波山梅まつり」が開催される。ひと足先に春を見つけに出かけよう。
    毎年20万人もの人が訪れる「筑波山梅まつり」では、この時期限定の催しがたくさんある
  • spot 29
    つくばわんわんランド
    つくば山のふもとにある犬好きのための日本最大級のテーマパーク
    2021年(令和3)に開園25周年を迎えた「つくばわんわんランド」は、ここに暮らす90種500頭もの犬猫たちとともに遊び、交流することができる体験・参加型の「ふれあいスポット」だ。園内で生まれた子犬たちを間近で見られる「子犬展示館」や、お気に入りの犬を借りてお散歩体験ができる「わんわんレンタル」をはじめ、目的別にエリア分けされた園内は見どころ満載。人気の「ふれあい広場」は犬たちと自由に遊べるスペース。入った途端駆け寄ってくる子、ためらいつつ徐々に近づいてくる子、しばらくすると犬も人もそれぞれのバディを見つけて寄り添いあっている。「わんわんステージ」では、魅力的なショーや特別イベントが毎日開催されているので、ドッグレースで自分の選んだ子に声援を送り、パフォーマンスで盛り上がろう。ここは、めったにお目にかかれない超大型犬や珍しい種類の犬たち、訓練された技アリ犬から、生まれたばかりの子犬たちまで、多種多様な世界中の犬たちとの「出会い」にあふれた場所。犬を飼っている人も、飼っていない人も、これから飼いたい人も、飼いたくても飼えない人も、大好きな犬たちに囲まれて至福のときを過ごせる、犬好きの楽園である。
    世界最大級の木造犬展望台「モックン」は「つくばわんわんランド」のシンボル。高さ11m、360度の大パノラマで、つくば山まで一望できる
  • spot 30
    土浦魚市場
    「マグロ食べ放題」が話題の魚市場内食堂
    「土浦魚市場」は、全国の漁業者・漁港、漁業組合から新鮮な魚介類を直接買い付けている魚市場。市場内外には早朝から、高級魚や珍しい魚が並び、品出しの車や買い付けに来る業者でごった返す。「食事・魚市場」は「土浦魚市場」で働く人々のまかない作りから始まった海鮮食堂。市場の一角に簡易テーブルを並べただけのシンプルさだが、魚市場というだけあって魚は新鮮でコスパ抜群、サービス精神旺盛な親しみあふれる食堂である。全メニュー共通でご飯は大盛り無料でお代わりは1回まででき、大鍋に入った副菜や味噌汁も食べ放題という太っ腹ぶり。魚の買い付けや働く人々を見ながらいただく海鮮料理、そのいかにも魚市場な風情に気分も大いに盛りあがる。土曜のみ開催される恒例の「マグロ食べ放題」がメディアで取り上げられて話題となり、遠方からも観光客が押し寄せる有名店。土曜の食事どきには店頭に長い行列ができ、魚市場内に並べられた簡易テーブルは満員御礼のお客さんで賑わう。常磐道の桜土浦ICから約5分。筑波山、ひたち海浜公園、袋田の滝、奥久慈方面に行く前の腹ごしらえ寄り道コースにぜひ組み入れたいグルメスポットである。
    市場の営業時間は、月~金曜は早朝より開始し10時頃には片付け始める。土曜は早朝より14時頃まで。冷凍品は、ショーケースに常備陳列している
  • spot 31
    牛久市観光アヤメ園
    一年を通して季節の花が咲き誇る自然公園
    牛久沼へと流れる稲荷川沿いに広がる「牛久市観光アヤメ園」は、知る人ぞ知る「秘密の花園」。のどかな田園風景とメダカやカエルが生息する豊かな生態系はそのままに、散策路や小径、池、小川がほどよく整備された総面積8000平方メートルの敷地内には、アヤメ科をはじめとした多種多様の花が植えられている。手をかけて育てられた約200品種2万本のアヤメ、ハナショウブ、カキツバタは6月初旬から約1か月間が見頃で、6月中旬に最盛期を迎え、紫・白・黄色・ピンク、色とりどりの花が園内を埋め尽くす。その時期はアジサイの開花とも重なり、こちらもアヤメと競い合うような彩が美しい。7月に入り初夏の花が終わると、見渡す限り緑一色になった風景に、今度は小さな池に群生する可憐なハスが色を添える。初秋はヒガンバナで辺り一面真っ赤に染まり、それまでとはまた異なるあでやかな風情を見せる。春は稲荷川のほとりの桜並木が美しく、小さなあずまやの藤棚は5月が見頃。牛久市営の公園なので、入園も駐車場も無料なのもうれしい。気軽に自然散策や川遊びを楽しめ、家族連れにもおすすめのスポット。緑に癒やされ花を愛でつつのんびり過ごせる、人々の憩いの公園である。
    アヤメには網目状模様、ハナショウブには鮮黄色のV字型模様、カキツバタには黄白色のV字型模様があるのが特徴で、すべてアヤメ科に属する
  • spot 32
    JAXA筑波宇宙センターガイド付きツアー
    宇宙開発の最先端「筑波宇宙センター」の非公開エリアに潜入
    宇宙開発を担う国立機関「JAXA」の運営する日本最大規模の宇宙航空開発施設「筑波宇宙センター」の一般公開されていない運用管制室等を、バスで巡り見学する完全予約制のガイド付き有料ツアー。
    「ロケット広場」の「H-2ロケット」と後方にそびえるJAXAの「総合開発推進棟」
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旅のヒント

  1. その1

    つくばエクスプレスを利用すれば、東京秋葉原から最短45分でTXつくば駅に到着する。つくば駅から各観光エリアにつながるバスが多く、東京からも気軽に訪れることができる隠れたレジャーエリア。

  2. その2

    土浦を中心に、サイクリングを楽しむ人のための専用駐車場や施設が数多くあり、マイカーに自転車を積むなどして、遠方に住んでいる人も気軽にサイクリングロードを楽しめる。

  3. その3

    つくばにある研究所を巡る「つくばサイエンスツアー」に参加すると、離れた場所にある研究所へ楽に移動できる。ウェブサイトから予約できて便利。

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