神津牧場

観光牧場/農園

グルメもキャンプも体験も、まるごと楽しめる日本最古の洋式牧場

動物好きな人にも、自然に抱かれてゆったりとした時間を過ごしたい人にも、おいしいものを探し求めている人にも大満足できるのが神津牧場。しかも入場料は無料。一日たっぷり楽しめる。

放牧地で草をはむ牛たち。食べっぷりのよさに圧倒される} 放牧地で草をはむ牛たち。食べっぷりのよさに圧倒される

日本最古の洋式牧場。広大な敷地に羊やヤギも

1887年(明治20)に開設した日本で最も古い洋式牧場。物見山の東麓、およそ387万平方メートルという広大な傾斜地に約150頭の牛、ヤギ、羊、ポニーなどが暮らす。牛の種類は、設立当初からジャージー種。人なつっこく、丸くて大きな目とカフェオレ色の被毛が特に若い女性から人気で、訪れて写真を撮り、SNSへアップする人も多いという。放牧される4月下旬から11月中旬、牛たちは8時に牛舎を出て牧草地へ向かう。13時になると搾乳のため牛舎へ戻る様子は「牛の行列」と呼ばれる同牧場の名物シーン。16時頃になると、再び牛舎から牧草地へ向かい、朝5時頃に帰ってきて搾乳というルーティーンだそうだ。職員が種まきをして育てた牧草を食べ、自然に近い環境で育ったジャージー種の牛乳はカロチン、タンパク質、カルシウムがたっぷり含まれていて栄養価が高い。

牧場へ向かう道。案内図の横には、ヤギのもぐたんの姿が} 牧場へ向かう道。案内図の横には、ヤギのもぐたんの姿が

子どもやシニアの方も楽しめる体験メニューが豊富

駐車場から牧場へ向かう歩道で、牛型に並べたブロックを発見。案内図にある「牛舎」「小動物広場」「売店」の文字に心が躍る。どこから回ろうかワクワクするが、まずは事務所脇にある資料館をのぞいてみよう。牧場開設の理由や歴史、ジャージー種の特徴や牛にやさしい同牧場ならではの飼い方、牧場の自然と動植物などが写真入りのパネルでわかりやすく紹介されている。同牧場では、たくさんの体験メニュー(開催は状況によって変更有)がある。動物と触れ合えるアニマルセラピー体験は、乳搾りやヤギの散歩などから、迫力のある牛追いツアーまでさまざま。また、牛舎を見学したり、ヤギや羊にエサ(有料)をあげたり、小動物広場のウサギを抱っこしたりは無料で、売店から歩いて行ける範囲にあるので小さな子どもやシニアの方も気軽に楽しめる。

資料館の中。中央にはかつて使用していたバターチャーンがある} 資料館の中。中央にはかつて使用していたバターチャーンがある

牛はのんびり、そのイメージが放牧地でガラリ

「計画的に人工授精しているため、いつでも赤ちゃん牛に会うことができますよ」とほほえみながら教えてくれたのは、場長の須山哲男さん。生まれたての赤ちゃんは、体重30kg。華奢(きゃしゃ)な体で近づいてきてくれる姿が、たまらなくかわいらしい。奥の牛舎では、人間でいうところの保育園児~高校生までの牛たちが暮らす。牛たちは人なつこく、訪れる人に興味津々。頭をなでると「私も、私も」とばかりに寄ってきてくれて賑やかだ。牧草地に行くと「のんびり草をはむ」という牛のイメージがガラリと変わるはず。牛たちはシャリシャリと大きな音を立てながら、元気いっぱいに牧草を食べている。スピードは想像以上に早く、遠くからカメラを向けていたつもりが、瞬く間にアップになるほど。それもそのはず。1頭が1日に食べる草の量は50kg。放牧中の牛舎との往復を含め、年間移動距離は1000kmにもなるのだという。意外なほどアグレッシブな姿が見られるのがおもしろい。

3日前に生まれたばかりの赤ちゃん牛。大きな目が愛くるしい} 3日前に生まれたばかりの赤ちゃん牛。大きな目が愛くるしい

場長曰く「中高一貫の女子校」で過ごすお姉さん牛} 場長曰く「中高一貫の女子校」で過ごすお姉さん牛

放牧地の牛。暑い夏、群れになって行動するには理由が……} 放牧地の牛。暑い夏、群れになって行動するには理由が……

はずせないソフトクリーム。おいしいお土産がめじろ押し

バター作りは「持ち帰りできる体験」。乳酸菌を入れて発酵させたクリームを勢いよく振ること20分。途中で音が変わったら「もう少し」のサインだ。振り続けて音がしなくなったら、発酵バターの完成。蓋を開けると、芳醇な香りがふわっと鼻をくすぐる。(現在休止中)売店には、牧場の牛乳を使ったアイスクリーム、バター、チーズ、スイーツなどおいしそうな商品がズラリ。保冷バックは必携だ。自然に囲まれながらいただきたいのは、特製のソフトクリーム。濃厚なのにさらりとした口あたり、無添加で口どけがよいのでもったいぶっていると溶けてしまう。豪快に頬張ろう。チーズバーガーやカレーなどの食事も充実している。中型~大型犬が利用できる無料のドッグランや、キャンプ場もある。近くには、物見山や荒船山など西上州を代表する山々が連なり、ハイキングを楽しむにもいい。

手作りバターは鮮やかな黄色。帰って食べるのが楽しみ} 手作りバターは鮮やかな黄色。帰って食べるのが楽しみ

牛乳、飲むヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、どれも絶品} 牛乳、飲むヨーグルト、チーズ、アイスクリーム、どれも絶品

スポット詳細

住所
群馬県甘楽郡下仁田町南野牧250 map map 地図
エリア
西部エリア
電話番号
0274842363
時間
8:00-17:00
休業日
水(GW、祭日、お盆を除く)
※冬期休業あり(12月-3月)
料金
[入場料]無料
※有料体験あり
駐車場
あり(100台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB)
※売店のみ
電子マネー/スマートフォン決済
可(PayPay)
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
ペットの入店
可(売店等建物内は不可、場内散策は可)

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 牛がたくさん!
    3.0 投稿日 : 2020.09.22
    放牧に行く、帰る時に牛の行進が見られますが、時間が合わなくても、牛舎には牛が沢山います。100円で牧草を買い、直にあげることができます。牛の大きさにビックリ!お母さん牛から搾乳するので、お母さんと離された子牛もたくさんいます…ちょっと可哀想だけど、くりくりの目が可愛いです。
  • 食べてよし、遊んでよし!歴史的な価値もある牧場です。
    5.0 投稿日 : 2019.10.12
    日本最古の洋式牧場で、単なる観光牧場ではなく、観光はあくまでもおまけ、放牧によるジャージー牛の飼育を主に行っているところです。なので、併設の売店および食事処を除いて商売っ気は殆どありません。(餌やり、乳絞り、ポニー乗馬やヤギの散歩など、有償コンテンツはありますが、お金を使わなくても十分楽しめます)そして、その食事も、牧場のジャージー牛を使ったソフトクリームに鉄板焼き、カレーや肉うどん、チー...
  • のんびりと
    2.0 投稿日 : 2019.07.04
    群馬の下仁田にある観光牧場です。世界遺産の荒船風穴を見学するときに立ち寄りました。のんびりとしていていいと思います

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アクセス

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