関門海峡
本州と九州を結ぶ海上交通の大動脈
交通の要衝として知られる「関門海峡」
「関門海峡」は幅は約650m、水深は10~30mで、大陸と九州や関西を結ぶ航路として古くから要衝として知られている。潮の流れは最大9.4ノット(時速約17.4km/h)と速く、航路上の難所でもある。1944年(昭和19)に開通した鉄道関門トンネルを皮切りに、 1958年(昭和33)には関門国道トンネルが完成。1973年(昭和48)に完成した自動車専用橋の「関門橋」は当時、日本最長の支間をもつ橋であった。その後新幹線の「新関門トンネル」も開通し、世界的にも珍しく、海底・海上・陸上の3つの交通構造をもつ。なお、関門国道トンネルには徒歩で海峡を渡れる人道トンネルも併設されている。
関門海峡周辺は見どころが豊富
関門海峡の周辺には、下関側には「唐戸市場」や市立しものせき水族館「海響館」、海峡ゆめタワーなど、数多くの観光スポットが立地している。海峡を歩いて渡るなら下関側にあるショッピングモール「カモンワーフ」周辺からスタートするのがおすすめだ。そこからは人道トンネルまで歩いて15分ほど。道中には朱色の楼門が特徴の「赤間神宮」が立地している。壇ノ浦の戦いに敗れ、8歳の若さで入水された安徳天皇が祀られており、境内には平家一門の墓、怪談『耳なし芳一』の芳一堂などがある。こちらにもぜひ立ち寄ろう。
日本で唯一、歩いて県境を越えられる海底トンネル
赤間神宮を越えてさらに歩くと、関門橋のたもとに到着する。真下から眺める橋は迫力があり、ここからダイナミックな橋の写真を撮ることができる。人道トンネルの入り口は関門橋からさらに歩いた位置にある。併設する「関門プラザ」にはトンネルや橋にまつわる模型や構造などの資料が展示されている。エレベーターで地下55mへと降り、780mほどのトンネルを歩けば、北九州市の門司に到着だ。
門司港まで足を延ばしてみよう
門司は筑豊炭田の積出港として栄え、国際貿易も盛んに行われていたことから、異国情緒あふれる街並みが広がる。人道トンネルの門司側出口近くには門司港レトロ観光列車の「関門海峡めかり駅」があり、そこからトロッコ列車に乗れば10分ほどで門司港へアクセスできる。時間に余裕があれば、ぜひ門司港レトロの中心地まで足を延ばしてみてはいかがだろうか。また、門司港からは下関のカモンワーフ周辺へと向かう連絡定期船が運航しているので、帰りはつかの間の船旅を楽しむのもおすすめだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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