桃岩展望台コースが人気!“花の浮島”礼文島トレッキングの見どころ


2023.08.05

トラベルjp 旅行ガイド

日本最北の島「礼文島」。海抜0メートル地帯から約300種類もの高山植物が咲く礼文島は別名“花の浮島”とも呼ばれ、春・夏の観光シーズンには多くの観光客が訪れます。礼文島にはそんな高山植物を間近に楽しむ為に7つのトレッキングコースが用意されているのですが、その中でも特に人気のコースが「桃岩展望台コース」なんです。
そんな一番人気のコースを見所とともに徹底的にご紹介いたします!
近道を使って歩こう
桃岩展望台コースは礼文島唯一のフェリーターミナルである香深フェリーターミナルを出発地点にしており、日帰りの旅行者にも回りやすいコース。それでいて抜群の眺望と数多くの高山植物が見られる為、島内でも屈指の人気コースです。
島で用意されているルートは、フェリーターミナルから知床という島の南端地点までの7.1キロ、コースタイムを3時間40分と設定しています。しかし、バスで登山口まで登ったり、レンタル自転車などで一番の見所、桃岩展望台手前まで行ったりと、自分に合った回り方が選べるのがこのコースの魅了の一つ。急ぎの方はタクシーを使い、30~40分程でメインとなる桃岩展望台だけ見て戻ってくることも可能です。
全て徒歩で回った場合、最初のポイントとなるのが、写真の桃岩近道への分岐点。ここから車道の道から林道へと入っていきます。
20分程歩くと林道を抜け見晴らしが良くなってきます。展望台に近づくにつれ、花の種類が増えて行くようになるので、時に一息つきながら後ろを振り返りましょう。ふわふわと高山植物が揺れている様子は、この島が“花の浮島”と呼ばれていることを実感させてくれます。
島随一の絶景スポット
このコースの名前にもなっている桃岩展望台、島内屈指の絶景スポットです!桃の形に見えることから名付けられた「桃岩」と海を一緒に眺望できるスポット。夏には空と海の青さと桃岩の緑の彩りが、眩しいほどに目の前いっぱいに広がります。
この桃岩展望台コースが特に人気な理由は、実は桃岩と反対側の景色にあります。海に浮かんだように見える利尻富士の景色が絶景過ぎるんです!礼文島のトレッキングコースの中で一番南にあるため利尻島に近く、そして遮る物のない高台から観ることができることから、利尻富士を見るのに一番の立地場所といっても過言ではありません!
時間のない方は、この展望台の景色を見てすぐ下山、という荒技ができるのも桃岩展望台コースの良い所。気軽に絶景を楽しむことができます。
桃岩展望台は天候によって思いがけない絶景に出会えるスポットでもあり、日中でも海上に雲海が現れるなんてこともしばしば。フェリーターミナルから見た天候が悪くとも、諦めずに展望台までは行ってみても損はありません!
季節の花を愛でながら
桃岩展望台から先は、なだらかな道が続きます。海に浮かぶ利尻富士を横目に高山植物のお花畑の中を歩く気分は最高!普段の散歩では目にも留めないような小さな花までやけに気になり、思わず写真を撮ってしまうのも“花の浮島”と呼ばれる礼文島だからこそでしょう。
桃岩展望台から元地灯台という最後のビュースポットまでは特に花の種類が多く咲き、春から10月頃まで様々な高山植物を楽しむことができます。
6月には「キンバイの谷」とスポットの名称にもなっているレブンキンバイソウなどの鮮やかな花、7~8月にはイブキトラノオという「虎の尾」の形をしたピンク色の可愛い花や、ベル状の青い花が連なるツリガネニンジンなど。季節によって様々なお花が楽しめます。ぜひゆっくり足を止めながら歩いてみてください!
礼文島の中にある灯台の中で最も南に位置する「元地灯台」。小さな白い外観が可愛らしい。ここまでくれば、あとは緩やかに下っていくだけです。
歩いたあとは甘味で一息
灯台を抜け、利尻富士に向かって緩やかに下って歩いていくと、知床という礼文島最南端の場所でコースは終了します。しかし、トレッキングを終える前にぜひ立ち寄って欲しいのが、知床から徒歩5分程の所にある「北のカナリアパーク」です。
こちらは2012年に吉永小百合さん主演で公開された映画『北のカナリアたち』のロケ地になっていて、撮影の為に作られた木造校舎がそのまま残され、学校の中も無料で見学することができるんです。
2020年6月には敷地内にカフェが併設され、ウッド調にまとめられた外観もとても風景とよく合い、店内から校舎と利尻富士が見える風景は絶景!地元の方にも愛されています。
メニューには、コーヒーやケーキ、パフェやソフトクリームなどがあり甘味は超充実!トレッキングで疲れた身体を癒すのに最適な場所です。
一番人気は「ソフトクリーム」。道内でも酪農が盛んで有名な豊富町産の牛乳を使用したソフトクリームはミルク感が濃厚で絶品!トレッキングをした体に甘味が染み渡ります。利尻山やカナリアパークを背景に撮影すれば写真映えもバッチリです!ぜひカナリアカフェでトレッキングの疲れを癒してみてください。
<北のカナリアパークの基本情報>
住所:北海道礼文郡礼文町香深村 字フンベネフ621
営業時間:9:00~17:00 ※開館時期5月~10月  
店休日:無休 

read-more
北のカナリアパーク
rating

4.0

74件の口コミ
place
北海道礼文郡礼文町香深村フンベネフ600
phone
0163861001
opening-hour
[5-10月]9:00-17:00
すべて表示arrow

この記事を含むまとめ記事はこちら