日本三景・松島の美しさと溶け合うお宿「松島佐勘松庵」

日本三景のひとつ“松島”は、全国的にも有名な東北屈指の人気観光スポット。松島湾には260余りの島が点在しており、海と島々、空が織りなす自然美は、多くの人に愛されています。
その松島の美しい景色を独り占めできるお宿が「松島佐勘松庵」。景勝地として平安の頃より親しまれてきた松島に、まるで溶け込むように存在するこのお宿で、悠久の自然美を堪能してみませんか。
日本三景松島の自然美をお部屋から独り占め
「松島佐勘松庵」（以下、松庵）は、宮城県松島湾の岬にある一軒宿。周囲を松林に囲まれ、お部屋からは松島の絶景を独り占めすることができます。
お部屋に足を踏み入れ、大きな窓を開けるとそこには広いテラスがあり、手が届きそうな距離に松島の自然美が広がります。
松庵は、松島の自然と溶け合う立地のお宿。
目の前に広がるのは、息をのむような静かで厳かな美しい景色。古くから日本の景勝地として愛され続けてきた風景の中に、何の隔たりも感じずに自分が溶け込んでいくような不思議な感覚を覚えます。時を超えて長い間そこにあり続けてきた松島の美しさに心が震えますよ。
上品な佇まいのお部屋
お部屋の雰囲気はとても上品です。
畳の色と質感は爽やかで肌触りが良く、朱色に艶めくテーブルは華やか。ふかふかのお座布団には愛らしい兎がワンポイントで描かれています。
館内の案内冊子は和紙仕立て。表紙のデザインも美しく素敵です。手に馴染む優しい風合いのこの冊子に目を通しながら、このお宿をどんなふうに楽しもうかと思いを巡らすのもいいですね。
館内着の浴衣は大中小とサイズがあります（写真は女性用）。館内を移動する時に便利な籠も用意されています。
松庵では、この浴衣のほか、就寝時にはパジャマの貸し出しもあります。館内でのんびり寛ぐには浴衣は最適ですが、寝ているとはだけてしまってどうにも寝づらいということがあるもの。松庵は、宿泊客が感じる些細な“不便”を見事に解消するサービスを提供してくれる、気配り満点のお宿です。
宮城の美味しいものが華やかなお料理に
夕食は、レストランかお部屋で本格的な懐石料理をいただくことができます。宮城県内や松島の季節折々の食材を使ったお料理は、どれも繊細で華やか。職人さんのインスピレーションや技巧にうっとりしてしまいます。
宮城は海の幸山の幸に恵まれた土地。松庵の懐石料理は、魚介類を中心に野菜もふんだんに取り入れ、素材の美味しさをいかしたメニューとなっています。
松庵では、苦手な食材を事前に伝えておくと、別の食材に代えてお料理を用意してくれます。アレルギーがある場合などに、旅先でせっかくのお料理を全部堪能できないのは悲しいもの。食べられない食材がある場合は、ぜひ事前に連絡をとってみましょう。
素敵な器に美しく盛り付けられたお料理が、1品ずつ絶妙なタイミングで運ばれてきます。ゲストの食事スピードに合わせて、早すぎず遅すぎずにサービスされる心地良さ。とてもリラックスした食事タイムを過ごすことができますよ。
ヘルシーで楽しい朝ごはん
朝食は、松島の海を眺めながらレストランで。10時までにレストランに行けばいいので、朝ゆっくり起きても大丈夫。
朝食では、ぜひトマトジュースを試してみてください。松島のお隣、鹿島台産のデリシャストマト・ジュースは、トマトの甘さと酸味の絶妙で濃厚なハーモニーを堪能できます。普段トマトジュースが苦手でもゴクゴク飲むことができる美味しさです。
魚介を中心とした繊細でヘルシーなお料理に加え、宮城名物の笹かまぼこや、松島こうれん（ササニシキを使った松島の有名な伝統米菓）など、宮城らしいメニューに心躍る朝食。
炭火で、笹かまぼこや海苔、松島こうれんを自分で焼いて食べられるのが、とっても楽しいですよ。
館内の優雅な癒し空間でゆったりと寛ぐ
チェックイン前のひとときを過ごしたり、夜にお酒をいただくことができる、“さろんくら”。雅な雰囲気の色鮮やかなイタリアンインテリアに囲まれたこのサロンで、優雅な松庵時間を過ごすのもおすすめです。
松庵のお風呂は男女別に内湯と露天風呂があります。檜や石、ステンドグラスなどがあしらわれたお風呂では、ゆったりと寛ぐことができます。女性用の露天風呂には、甘い香りの薔薇が用意されていることも。美しい薔薇の露天風呂で非日常感を堪能してみましょう。
約2000冊の文庫本がそろっている“松島文庫”もぜひ覗いてみて。ずらりと並んだ本の中からお気に入りの一冊を選ぶなんとも言えない幸せ。さろんくらやお部屋でゆっくりと読書しつつお酒もいただいたり。静かで心豊かな時間を過ごすことができますよ。　