かずら橋尽くし!徳島「祖谷観光旅館」で日本三大秘境を満喫


2020.11.07

トラベルjp 旅行ガイド

四国第二の高峰・剣山(標高1955m)が育む徳島の「祖谷渓」。かずら橋が名物として知られ、ひたすらに緑深い自然が根付いています。日本三大秘境の一つにも数えられるこの場所ですが、実はその一角に旅館街が発達しており、心洗われる非日常な滞在を楽しむことが可能。今回紹介する「祖谷観光旅館」は、かずら橋にも近く、秘境ステイを満喫するにはもってこいのお宿です。女将さんのホスピタリティと豪華な郷土料理も特徴!
瀬戸内海の裏の顔!圧倒的な徳島の秘境「祖谷渓」
四国と言えば、瀬戸内海の沿岸地域に注目が行きがちですが、実は日本屈指の山深さを誇っているのはご存知でしょうか?標高こそ2000mに満たないものの、大きな山脈が四国の中央部を貫いています。
また仁淀ブルーの愛称で親しまれる仁淀川や、沈下橋で有名な四万十川などの大河川も、四国山脈を水源としています。
今回紹介する「祖谷渓(いやけい)」も、そんな四国の広大な山々が育んだ秘境渓谷!全長数十kmにもわたり、深い樹林に彩られて大渓谷が続いていくさまは、隔絶された深山幽谷の景観を呈しています。
かつて平安時代、壇ノ浦の戦いで敗戦した平家が落ち延びた場所と伝わっており、平家の隠れ里の名称で親しまれています。
祖谷渓温泉街の一角に佇む「祖谷観光旅館」
そんな祖谷渓ですが、実は剣山地(四国山脈の一部)を源とする温泉湧出地であり、その一角に旅館街が形成されています。車で走っているときには「こんな場所に本当に旅館なんてあるのか?」と思うぐらい山深いのですが、だからこそ非日常感が堪りません。
もちろん贅沢な滞在ができるホテルも良いのですが、今回紹介したいのは、その秘境らしい情緒を満喫できる民宿「祖谷観光旅館」。祖谷温泉の中心部に位置する鄙びたお宿です。
このお宿の魅力は、主に三つ。まず一つ目は、リーズナブルな価格ながら、快適かつサービス抜群だということ。畳張りのお部屋は質素ですが綺麗で、秘境のムードを高めてくれるこぢんまりとした趣です。
またホスピタリティ溢れる名物女将もお客さんから好評!祖谷渓や周辺のことを沢山教えてくれるので、ぜひお話を伺ってみると良いでしょう。
美味しすぎる!「祖谷観光旅館」で極上郷土料理を頂く
続く第二の魅力は、この「祖谷観光旅館」で振舞われる秘境の郷土料理。隔絶した立地にもかかわらず、1泊2食付きで7500円というリーズナブルな価格で、地の物が詰まったボリュームたっぷりのお食事を頂くことができます。
山菜や川魚、豆腐にとろろなど、まさに地のものが詰まっています。そして祖谷渓名物であるコンニャクや豆腐がふんだんに使われているのが特徴です。ややあっさり目のものが多いものの、意外とご飯に合うものばかりで驚くはず!ボリュームも申し分ありません。
のどごしがよく香り豊かな祖谷コンニャクの刺身や、滋味深いとろろは絶品で、何杯でもご飯を食べられます。またブランド牛・西阿波牛のローストは口の中でとろける美味しさです。
また朝食が贅沢すぎるのもポイント!なんと、朝から清流・吉野川で釣れた天然の川魚を塩焼きに!こうした天然素材を抜かりなく出せるのも、豊かな食材に恵まれた祖谷渓の自然環境と、ホスピタリティ溢れるこの旅館ならでは、です。
祖谷渓名物「かずら橋」を楽しむにはもってこい!
最後に「祖谷観光旅館」を楽しむキーワードが"かずら橋"。なんと祖谷渓の顔となっている「祖谷のかずら橋」まで徒歩5分程で訪れることができます。祖谷渓の周辺は有料駐車場しかないので、このアクセスの良さは嬉しいところ。
また「祖谷のかずら橋」は夜19時~21時までライトアップを行っています。秘境なので夜になると真っ暗。少し離れた旅館に宿泊すると、やや行きにくいですが、祖谷観光旅館ならそのハードルが下がります。旅館ではライトも貸してくれるので、気軽にお願いしてみましょう!
夜闇に浮かび上がる橋の幻想的な佇まいは唯一無二!下を流れる祖谷川のせせらぎや、夜空に広がる満天の星も、秘境の夜の趣を高めてくれます。
しかしながら「かずら橋」が見られるのは、旅館の外だけではありません。なんと、宿の中にも"かずら橋の模型"が置かれています。しかもこれは、本物のかずら橋と忠実に同じ作りをしているミニチュア版。
実は、お宿のご主人は、数年に一度架け替える「かずら橋」職人の一人。釘一つ使わない人の知恵が生み出した橋の構造を紐解くことができて面白いですよ! 

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祖谷観光旅館
rating

4.0

13件の口コミ
place
徳島県三好市西祖谷山村善徳161
phone
0883872125
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