関東屈指のパワースポット 埼玉・三峯神社 奥宮までが本当の参拝


2018.07.28

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関東一のパワースポットとも言われる埼玉県秩父にある三峯神社。毎月1日には個数限定で白い氣守が頒布されていた時は、特別なお守りを求める人で早朝から渋滞が起きたほど人気です。
そんな霊験ある神社ですが、皆さん拝殿のみで参拝を済まされる方が多く、もったいない限り。実は三峯の奥宮は別の場所に存在します。
本記事では、拝殿とさらにご利益を得られる奥宮参拝への道のりをご紹介します。
珍しい様式の鳥居とお犬様
駐車場から階段を登った先に、最初に目に飛び込んでくるのが珍しい様式の三ツ鳥居。真ん中に大きな鳥居が門を構え、小さめの鳥居が両脇に口を開けている珍しい形になります。
大神神社など日本では20数社でしか見ることができません。
鳥居と共に目を引くのがお犬様。鳥居の前には狛犬の代わりに、狼の像が鎮座しています。
江戸時代より獣から農作物を守り、また盗賊による災難から身を守る神の使いとして、崇められてきたことが由来になっています。
よく見ないと普通の狛犬かと思い素通りしてしまうので、意識的に注目して見てくださいね。
龍現る豪華絢爛な拝殿
参道を進んでいくと、左手に立派な門構えの随身門が見えてきます。
朱塗りの柱は太く堂々としており、門中の阿吽像は訪れる者の心意気を試しているかのような圧迫感。この先が更なる神域ということを感じます。
随身門を抜け100mほど進むと、右手に豪華絢爛な拝殿が見えてきます。拝殿前方には立派な2本の御神木。幹周りが太く、真っ直ぐに天を衝くように直立する出で立ちがとても印象的です。
拝殿は豪華絢爛で1800年に建立されたもの。一般参拝はここで行いますが、申し込みをすれば奥にある本殿でご祈祷、お祓いを受けることができます。
そして拝殿で見逃せないのが、あることをすると現れる龍。一見普通の床ですが、お水をかけるとなんと龍のお顔が浮かび上がってくるのです!
目の部分が不思議なことに赤くなっており、色の濃いグレー部分が口元と髭のように見えます。近くに桶に入ったお水が用意されているので、ぜひ三峯の龍とのご対面をしてください。
奥宮を臨む遥拝殿(見晴台)
両脇を木に囲まれた参道を進んで行くと、右手に展望台が。山から少し突き出た格好の場所で、目の前には秩父の山々によるパノラマが広がります。
しかしこの場所、単なる展望台ではありません。遥拝殿といい、奥に見える標高1329mの妙法ヶ岳の頂上に鎮座する、奥宮を拝する場所なのです。
しっかり眼を凝らさないと、奥宮をその目に捉えることは困難。見つけることができたら、そのお社に向かって拝しましょう。
拝殿へのお参りを終えたら、三峯神社の本丸と言える奥宮に、ぜひ直に足を運んでみてください。下段にて奥宮までの道のりを紹介しますが、奥宮に到達した暁には、気持ちも晴れ晴れした気持ちになりますよ。
天空のパワースポット奥宮
さて、奥宮への参拝道中は、ほぼ登山になります。一旦三ツ鳥居まで戻り、お土産屋さんやご飯処の先にある林道を進んできます。
10分ほど進むと分かれ道が。石造りの鳥居をくぐると、いよいよ奥宮へのお参りの始まりです。
標高1000mほどの石造りの鳥居から1329mへ。奥宮までは1時間弱の道のりです。道中は舗装されている道はありませんので、できれば登山用の靴や装備を準備した方が良いでしょう。
スニーカーでも行けないことはありませんが、ちょっとした石や木の根っこに足を取られるので、万全の準備をしてください。
奥宮の手前には鎖場と呼ばれ、岩の急斜面に鎖が備え付けてあるだけの難所もあるので、手袋もあるとなお良しです。
道中、天空の美しい眺めを堪能しながら登っていきましょう。
難所である鎖場を越えると、急な階段を登った先に奥宮が突然現れます。最重要な場所なので、立派なお社があるのかとイメージしていると、びっくりするかもしれません。
慎ましく無駄がない、素朴という言葉が適当でしょうか。疲れた参拝者を、奥宮が優しく出迎えてくれます。
清々しい空の下、三峯のパワーを体全体で受け取ってみてはいかがでしょうか。 

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三峯神社
rating

4.5

437件の口コミ
place
埼玉県秩父市三峰298-1
phone
0494550241
opening-hour
9:00-17:00
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