黄金の島でラピュタ気分!佐渡「北沢浮遊選鉱場跡」ライトアップ


2018.07.26

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子供から大人まで、多くの心を魅了するスタジオジブリの代表作「天空の城ラピュタ」。モデルはイギリスの古城と囁かれていますが、黄金の島との異名をもつ新潟県の佐渡島に物語の世界を感じられるスポットがあるのをご存知ですか?かつては金銀の抽出施設であった「北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)」がそれです。観光シーズンに合わせて開催されるライトアップも必見!キレイなので子供も喜びますよ。
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)
北沢浮遊選鉱場跡(きたざわふゆうせんこうばあと)は、かつて東洋一と言われた鉱石の処理場です。建造されたのは1937年(昭和12年)、一カ月に5万トン以上の鉱石処理機能をもつ選鉱施設でした。
しかし佐渡鉱山の大規模な縮小とともに淘汰され、操業からわずか20年足らずで1952年(昭和27年)に閉鎖。廃墟化した遺構はそのままに、周辺環境を整備したのが現在の北沢浮遊選鉱場跡です。
時を経て残された遺跡は、当時建物だった時の土台です。選鉱所は東西約115m、南北約80mと巨大で、斜面を利用した製造工程の名残とも思われるひな壇状の跡が幻想的な雰囲気をかもし出しています。朽ち欠けた壁に失われた屋根、手つかずの無人廃墟であることを象徴するかのように張り巡る蔦が、「ラピュタ感」を醸し出しています。今にも、肩に小鳥をのせた巨神兵が歩いてきそうです。
選鉱所の川を挟んだところには、直径50mにも及ぶ円盤状のシックナーという建物が残されています。稼働時は、金や銀などの鉱物と水分を分離する役割を果たした泥鉱濃縮装置でした。円形の巨大な建物は日本離れしたイメージの造りで、まるで古代ローマ神殿やコロッセオのよう。工場跡もシックナーも建物内には入れませんが、気持ちは非日常の世界に浸ることができるはずですよ。
「昼の顔」とは趣が変わるライトアップ!
「北沢浮遊選鉱場跡」は観光シーズンに合わせて、夜のライトアップが催されます。これは佐渡金山の関連施設として注目してもらおうと、佐渡市が企画したことがきっかけ。初年度は約1カ月間の開催期間で時間も1時間ほどだったライトアップですが、後にライブとのコラボレーションやプロジェクトマッピングといった試みもあり、期間も時間も少しずつのびてきました。
2018年は4月28日より10月31日まで開催される予定で、時間は19:00~21:00。ライトアップされるのは選鉱場の部分で、赤、青、ピンク、緑、時にはレインボーと、色とりどりの光で照らされます。
同じ建物でありながらも、赤のライトは燃えさかる炎のようなイメージで、青になると虫の声も響きそうな静寂をもたらします。その場の空気もめまぐるしく変化するので、あらゆる顔の「北沢浮遊選鉱場跡」をカメラに収めてくださいね。
なおシックナーは照らされず、周辺は特に照明設備の用意がないため、基本的に暗め。足元が不安な方は懐中電灯を持参したり、子供は光るアイテムを身に着けたりすると安心ですよ。川も草むらもあるため、肌の露出を避けた服装で虫除けスプレーや虫刺され薬を持参するといった対策ををおすすめします。
意外と知られていない穴場「北沢浮遊選鉱場跡」
佐渡と聞いて思いつく名所は「佐渡金山」ですが、他にも朱鷺公園やたらい船体験などメジャーな観光スポットはたくさんあります。「北沢浮遊選鉱場跡」は雰囲気も個性的で、大規模な産業遺跡でありながら、まだまだ知名度はそこまで高くはありません。島内に配置されている掲示物にも「北沢浮遊選鉱場跡」が載っていない観光マップが数多くあるため、スムーズにたどり着けないこともあります。
「北沢浮遊選鉱場跡」の場所は「佐渡金山」から車で7分程度。最寄りのバス停は「相川博物館前」で、「相川技能伝承展示館」を目指せば目に飛び込んでくるはずです。「佐渡奉行所跡」より下の方にあるので、この付近の駐車場から見下ろすこともできますよ。
日本国内でアニメ「天空の城ラピュタ」をイメージできる観光スポットといえば、「竹田城」や「猿島」が有名ですが、佐渡の北沢浮遊選鉱場跡も少しずつ認知されつつあります。隣接する赤レンガ造りの石炭火力発電所跡もなかなかの雰囲気。知名度としてはまだまだ途上ですが、あえてこの場所に訪れたくて佐渡旅行を企画する人もでてきているので、ぜひ行ってみてくださいね。 

北沢浮遊選鉱場
place
新潟県佐渡市相川北沢町3-2
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