滝見露天も!長野・奥蓼科温泉「明治温泉旅館」は秘境の名湯


2018.07.24

トラベルjp 旅行ガイド

奥蓼科温泉「明治温泉旅館」は、渋川沿いの山間にある一軒宿です。湧き出る自家源泉は、里人から「明らかに治る」と名付けられた、お墨付きの極上湯。その源泉がそのまま流れ落ちる打たせ湯や、宿の真横を流れる「おしどり隠しの滝」を愛でながら入る絶景風呂などに入れます。滝から放出されるマイナスイオンも手伝って、癒し効果も倍増の湯あみを堪能してみませんか?
老舗温泉の名に恥じない名湯が存在!歴史ある湯宿「明治温泉旅館」
ご紹介する「明治温泉旅館」は、JR中央本線「茅野駅」から奥蓼科行バスで約40分。八ヶ岳北西部に位置する奥蓼科温泉郷にあります。
宿の創業は、明治21年。それより前の天保年間(1830~44)に温泉が発見され、市街地から宿へ向かう県道191号線は通称「湯みち街道」と呼ばれています。その街道沿いに、湯治場で疲れや病が治った感謝のために寄進された「湯みち観音」が点在しており、昔から湯治場として人々から親しまれている温泉宿です。
滝の音色に包れた部屋で過ごす、寛ぎの空間
宿は、横谷峡の上流、渋川の川べりに建ち、宿のすぐ横を「おしどり隠しの滝」が流れており、滝を見渡せる絶好のロケーションです。
渓流一望の客室では、滝を目の前にしながら過ごすことができるので、宿泊するなら一押しのお部屋です。眺望も抜群で、滝のしぶきが部屋にまで入ってくるようで、空気も清々しく気持ち良いです。
そして、ここは標高1500mの場所に位置しているので、夏場は涼しくエアコンいらずで過ごせるので、避暑にも最適です。さて、お部屋で一息付いたら、温泉へ向かいましょう。
宿自慢の絶景風呂は、これっ!
こちらは、滝見露天風呂です。このお風呂は「おしどり隠しの滝」を眼下に見渡しながら入れる格別な湯です。
その景色がこちら!お風呂のすぐそばで、滝がごう音を立てて流れており、滝を愛でながら温泉に入れるなんて、ここならでは。まさに絶景!
お部屋から見えるダイナミックな眺めと違って、岩肌を滑るように流れる艶やかな表情で、滝の違った様子が見られるのも、宿の魅力の一つです。目を閉じて、滝の音に耳を傾けたくなるよな心地良いBGMと一緒に温泉に入れるなんて、幸せを感じてしまう瞬間です。
体の芯からじんわ~り温まる、冷泉の打たせ湯
温泉は、おしどり隠しの滝の上流部から自然湧出しています。滝見露天風呂・展望大浴場の2カ所のそれぞれのお風呂に、打たせ湯を完備。
打たせ湯は源泉がそのまま流れ、源泉の温度は約25度とやや冷たい温泉です。冷たい温泉が流れる打たせ湯なんて、他の温泉地では滅多に見られないかもしれませんが、これがこの温泉の秘策。
打たせ湯に入ると、最初は冷たく感じますが、次第に体の芯からポカポカと温まり、打たせ湯の後に加熱した温泉に入れば、新陳代謝が活発になり血行が良くなると評判の湯なのです。
神経痛や冷え症などに良い効能に加えて、マッサージ効果もあり、疲れをより一層取ってくれますよ。(打たせ湯は冷たいので、無理をせず体調をみながら試してみて下さいね)
オレンジ色に輝く!水面に映し出される風景
こちらは、展望大浴場です。鉄分を含んだ温泉で、鉄分が酸化してかオレンジ色をしています。口に含むと、酸っぱく鉄特有の匂いがする鉄炭酸泉。温泉に含まれる鉄分のせいか、浴室のタイルや床・壁などは茶褐色に変色しており、それによって、室内は昼間でも薄暗いです。温泉が長い年月を刻み込んで作り上げた芸術的な趣がある空間が広がり、温泉風情たっぷりです。
窓から浴槽に映し出された景色が、幻想的な光景を映し出しており、春は新緑、秋は紅葉、冬は滝が凍った氷柱など、四季折々の景色を望むことも楽しみですね。
【温泉データ】
泉質:鉄炭酸泉
源泉温度:23.7度 ph3.8
日帰り入浴:あり 

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奥蓼科温泉郷 山の宿 明治温泉 御射鹿の湯
place
長野県茅野市豊平東岳4734
phone
0266672660
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