首都圏なら日帰りで遊びに行ける温泉大国、群馬。日本有数の名湯として人気が高い伊香保温泉には、温泉やグルメ、観光スポットを目当てに多くの観光客が訪れます。人気観光スポットが点在する伊香保温泉の中でも大人気なのが、郊外にある「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」。私設博物館として日本一の集客数を誇る、大人から子供まで楽しめるアミューズメントパークです。
プロが選ぶ人観光施設100選にも選ばれた国内唯一の博物館！
「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」は、渋川市街地から伊香保温泉へ抜ける山道の途中にあり、伊香保温泉の石段街や水沢観音からもアクセスしやすい場所にあります。
広い館内は「テディベア博物館」「おもちゃと人形博物館」「自動車博物館」、野外展示の「癒しの森」「リス園」など4つの展示エリアで構成されています。案内マップには見学所要時間70分と書かれてれていますが、かなりの見ごたえなので少なくとも1時間半～2時間くらいはみておいたほうがいいでしょう。
古き良き昭和にタイムスリップ！
作家別に展示された「テディベア博物館」の後に現れるのが、昭和レトロテーマパークの「おもちゃと人形博物館」。
やきとりや居酒屋の赤ちょうちん、駄菓子屋などが忠実に再現された商店は、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのよう！お店の壁面には、当時のアイドル雑誌やレコードジャケット、塩化ビニールの人形、プロレスを流すモノクロテレビ、色使いとイラストが独特な薬袋、ブリキの看板などが展示され、昭和初期～70年代生まれなら懐かさで話が弾むこと請け合いです。平成生まれや外国の方には、レトロでオシャレな空間として楽しめます。
スタッフがいるスマートボールや射的は、実際にお金を払って遊ぶことができます。大人は童心に戻って、子供はお父さんに教えてもらいながら挑戦してみてはいかがでしょうか。
各エリアごとは売店があり、「テディベア博物館」ならクマなどのぬいぐるみや小物、「自動車博物館」ならプラモデルやミニカーなど、エリアに特化した商品が購入できます。
ここ「おもちゃと人形博物館」の売店は駄菓子屋風で、食べきりサイズのお菓子やお小遣いの範囲で買える小さなおもちゃ、往年のスターやアイドルのブロマイドなどが所狭しと並び、藤のカゴに商品を入れてお買い物が楽しめます。
マニアにはたまらないクラシックカーがずらり！
立ち止まってじっくり見入る男性が多い「自動車博物館」エリア。1階から3階まである展示室には、軽自動車やファミリーカー、スポーツカーまで昭和を駆け抜けた往年の名車たちがずらりと並べられています。
特に3階は2000GT、DATSUN FAIRLADY、GT-R、FairladyZなど人気のスポーツカーがずらりと並び、車好きを唸らせます。実車の横に並ぶミニカーも車好きには魅力で、「下のお土産屋さんで探して、買って帰ろうかな」なんて声も。
そして何よりも圧巻なのは、自動車博物館に並ぶクラシックカーもレトロな街並みに並ぶ人形も看板もすべて、館長の私物だということ。
森林浴とパワースポット巡り
「癒しの空間」は緑豊かな野外にあります。恋を呼び寄せる鯉のエサやりや長寿になれる亀探し、恋人の鐘、誓いの丘などパワースポットが点在。
また映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に使われた、ミゼットやスーパーカブなども懐かしいセットと共に展示されています。
キューピーの絵付けやお買いものもお忘れなく！
ラストは、「リス園」とキューピーの絵付け体験です。「リス園」ではリスの餌付けのほかに、世界のビールやワインの観賞、チョコレートファクトリーの見学ができます。ビールとワイン、チョコレートは販売もされ、オリジナル製品も揃っています。
同エリア内には広々としたカフェスペースもあり、休憩と共にソフトドリンクやコーヒー、アイスクリームも味わえます。また、伊香保石段ビールや博物館オリジナルグラスワイン、ワインソフトなど珍しいメニューも揃えてあります。
キューピーの絵付け体験は、専用のスペースで常設されたカラー油性ペンを使って、入館時に手渡されたキューピーに着色していきます。家族はもちろんのこと、大人だけでも盛り上がれるので、ぜひ体験してみてください。
1994年オープンして以来、毎年のように増設や展示変更を重ねている「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」は、ファミリーやツーリング仲間、カップル、おひとりさまなど誰と来ても楽しめ、来館するたびに新しい発見があります。8:30～9:00までに来館してクイズに正解すると入場料が半額になるサービス（※）もあるので、活用してくださいね。
※ゴールデンウィークや夏休みなど適応外の期間あり
