新たな京の風物詩!北野天満宮「梅苑ライトアップ」


2019.01.11

トラベルjp 旅行ガイド

学問の神様として菅原道真公を祀り、老若男女問わず信仰を集める北野天満宮。梅の名所としても有名で例年梅花の開花時期に合わせ梅苑が公開されていましたが、2018年からは新たに「梅苑ライトアップ」もはじまりました!
紅白の小さな花々が灯りに照らされる梅の姿は本当に美しく、風雅な香りも楽しめます!
※2019年度梅苑ライトアップ日程は2月22日~3月17日の間、各週末(金・土・日)です。
北野天満宮の夕景
京都で一番の梅の名所と言われている北野天満宮。例年2月上旬から3月下旬の梅の開花に合わせ梅苑が公開されますが、2018年からは「梅苑のライトアップ」もはじまりました。
梅苑は昼と夜の入れ替え制ではないので、少し早めに来て夕暮れ時の光景を楽しむのがオススメ。
写真は梅苑のすぐそばにある紙屋川に張り出すように設置された朱塗りの欄干が美しい「舞台」からの眺めです。豊臣秀吉によって築かれた史跡御土居を眺めることもできるほか、西側に向かっているので夕焼け空を眺めることもできます。
「舞台」のそばには御土居と反対側に当たる東側の本殿を望む「展望所」もあります。梅苑ライトアップ時には境内もライトアップされるので、帰りはここから夜の闇に浮かぶ本殿を眺めることもできます。
夕暮れ時の梅
まだ明るい時間帯の梅の花も美しいですが、日が暮れてくると昼間とはまた違った表情を見せだします。
北野天満宮の梅苑ライトアップでは昔ながらのかがり火を使用した灯りを見ることができます。現在のライトアップやイルミネーションはLEDが主流になりつつありますが、本当の炎の灯りというのもつい見入ってしまうような独自の良さがあります。
さらに小さな梅の花をより美しく見せるため、苑内にはガラス容器とロウソクを使用した多くの明かりも設置されます。このロウソクは日暮れ時になると手作業で1つ1つ火を入れるという大変手間がかかるもの。ですが様々な形をした容器を使用した小さな灯りは絵本のような幻想的な雰囲気を生み出していて、可憐な梅の花にぴったり。
夜の梅
北野天満宮には境内や史跡・御土居周辺の他梅苑にも多くの名木、大木があります。それらの木々と梅の花が織り成す光景も楽しみましょう。
梅苑の中には小さな水の流れがあり、水面に写る灯りも美しいです。
もちろんとっぷり日が暮れ夜間のライトアップに照らされた梅の花も堪能できます。すぐそばまで近寄ることができるので素晴らしい香りを楽しめるのもこちらの梅苑の梅ならでは。ただし、ちょうど大人の目の高さにくる枝も多いので、暗くなってからは足元だけではなく頭上周辺にも注意するようにしましょう。
嬉しいお茶とお菓子付き!
梅のすぐそばには2017年に完成した多目的ホールや展示スペースを備えた施設「文道会館」があり、1階のテラスからはお花見をしながらお茶をいただく事ができます。
梅苑の見学料にはお茶とお菓子も含まれており、見学前でも後でも好きなタイミングでいただく事ができます。お茶は香りも楽しめる梅昆布茶。
お菓子は「菅公梅」。紅白の麩焼きせんべいに北野天満宮の梅の紋があしらわれています。
神秘的な夜の境内
境内のライトアップもとても美しく神秘的です。現在の本殿は豊臣秀吉公の遺命によりその子 豊臣秀頼公により、慶長12年(1607)に造営されたもの。本殿の前にはご神木の梅と松の木があり、梅は高さ約5メートル、幹回り約2.7メートルの見事な八重咲きの紅梅で「紅和魂梅」と名付けられています。
梅苑だけでなく北野天満宮の境内には多くの梅の木があります。
北野天満宮ではこれまで紅葉や七夕の時期、毎月25日に夜間公開がありましたが、梅のライトアップは特に美しく今後は新たな京都の風物詩の1つとなるでしょう! 

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北野天満宮
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4.5

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place
京都府京都市上京区馬喰町
phone
0754610005
opening-hour
9:00-17:00
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