生け花のアートを堪能!華道展「うだつをいける」徳島脇町にて開催


2018.01.16

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「うだつの町並み」で有名な徳島の脇町では、毎年1月にアートイベント「うだつをいける」が開催されています。華道家の假屋崎省吾さんが実際に徳島を訪れて創る作品は迫力抜群で、華道に詳しくなくとも楽しめること間違いなし!
ぜひ年始から、漲る植物のエネルギーを感じてみてください。
「うだつをいける」とは?
徳島県美馬市の脇町で毎年1月に開催されているイベントがあります。それは「うだつをいける」というもの。
脇町は県の西部に位置しており、古民家が並ぶ「うだつの町並み」がとても有名な観光地でもあるのですが、年明けには美馬市の指定文化財である吉田家住宅で生け花のイベントが行われているのです。
このイベントのために毎年徳島を訪問し、作品づくりをされているのは超がつくほど有名な華道家である假屋崎省吾(かりやざきしょうご)さん。
毎年初日には生け花のデモンストレーション&トークショーのオープニング特別イベントも行われています。(こちらのイベントはオデオン座にて。)
2018年に第11回を迎えるこちらのイベント、近年ではイベント名にサブタイトルがつけられており、2018年は「美来創世(みらいそうせい)」です。
過去には「和美共感」や「百花繚乱」といったサブタイトルがつけられていました。そんなサブタイトルと実際の展示の繋がりを考えながら作品を見て回るという楽しみ方もありますよ。
華道と聞いても尻込みするなかれ
さて、「うだつをいける」は生け花のイベント。生け花や華道と聞くと、自分には難しくてわからない、知識もないしハードルが高い…と思われる方も多いかもしれません。
しかしながら、そんな心配は無用です。もちろん知識があれば、より深く作品を楽しむことができるでしょう。しかし、全く生け花をしたこともなければ華道の作品を見たことすらない、という方でも肩身が狭くならないのがこのイベントの魅力でもあります。
それはなぜか?その理由をご紹介しましょう。
この写真を見ていただければわかると思いますが、「うだつをいける」の作品たちは一般的な生け花とはテイストが違っています。作品によって大きさは変わりますが、迫力満点のものばかりで、パッと見ただけで目に飛び込んで来る圧倒的なインパクトがあります。
また素材をそのままの形で使っている部分も多く、どの作品も植物そのものの生命力に溢れているため、細かい技術がわからなくともその魅力を感じることができるのです。
生け花ということで、もちろん花が主役ではあるのですが、作品によっては流木やその他の材料の方が目立っていることも。
ここで使われているヤナギやヒメシャラなどの植物は、そのほとんどが美馬市内で集められたものばかり。毎年假屋崎さんは集められた素材を見てから、その場でどういった作品にしていくかを決めていくのです。
住宅を彩る数々の作品たち
驚きなのがその作品数。年にもよりますが、住宅内には約50もの作品が並びます。
ものによっては、縁側や階段を上がったところに作品が置かれている上に、作品ごとに違った魅力を持っているため、「次はどこにどんな作品が現れるんだろう?」とワクワクしながら、まるで吉田家住宅の中で宝探しをしているような気分で楽しむことができます。
また、見事な作品たちに目を奪われるのも仕方ないことですが、同時に吉田家住宅自体にも注目してみてください。
元々は藍商人の家だったこの建物は築200年以上の古民家として常時一般公開されていますが、柱や梁などとても見応えのある立派な造りとなっています。そんな美しい建築と生け花のコラボレーションを楽しみましょう。
そもそも、うだつって何?
ここまでご紹介してきた通り華道展「うだつをいける」が行われているのは脇町の「うだつの町並み」の中。
うだつと言えば「うだつの上がらない」という慣用句はご存知だと思いますが、うだつ自体がどんなものかはあまり知られていないのではないでしょうか。
うだつというのは元々は建築用語で、2階部分の建物外に突き出ている壁のようなものを指します。うだつの本来の役割は火事が起こった際に隣家への延焼を防ぐことでした。
ですが、後々にはこのうだつをあげること自体がステータスとなり、うだつが上がらない=出世できない、という風に慣用句の中に使われるようになったのです。
現在ではうだつが残っている場所はそれほど多くありませんが、脇町ではいくつも見ることができるので、ぜひチェックしてくださいね。
美しい花に癒されるだけでなく、様々な植物の生命力に触れることができるイベント「うだつをいける」。
一年の始まりに、吉田家住宅で自然と華道家の紡ぐアートを体感してみてはいかがでしょうか。 

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藍商佐直・吉田家住宅
place
徳島県美馬市脇町大字脇町53
phone
0883530960
opening-hour
9:00-17:00(最終受付16:30)

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