チーズとろける絶品サンド! アメリカ人が愛する「フィリーチーズステーキ」とは? 日本橋で食べてきた


2023.08.04

食楽web

食楽web●都内でラガーマン&ラグビーファンが集まる店の看板メニューを調査!『日本橋フィリー(Philly)』の本場が認めた激ウマサンドとは? 9/8~フランスで開催されるラグビーW杯。日本はプールDで、9/10にチリと、9/17にイングランドと対戦します。となると、スポーツバーでワイワイ観戦して大いに盛り上がること必至です。そこで、せっかくならラグビーに特化したスポーツバーで盛り上がりたい! 今回向かったのは日本橋駅と東京駅の間にある『日本橋フィリー(Philly)』。phillyと書かれた緑色の文字と緑色のドアが目印です。フィラデルフィア愛に溢れた夫婦のアットホームな雰囲気の店1階と2階が店舗。3階には世界中のラグビーグッズを扱うショップ『RUGBY ONLINE TOKYO』がある 店に入るとまず目に入ってくるのは、アメリカ・ペンシルバニア州・フィラデルフィア市の写真やポスター、オブジェなど。「店名のフィリーは、フィラデルフィア市の愛称なんですよ」と話すのはオーナーの中條 好亮さん。実はこの店、フィラデルフィアのソウルフード、「フィリーチーズステーキ」を本場と同じ味で提供していると、フィラデルフィアの地元新聞に載ったことがあるほど、リアルな味を提供しているそうです。2階の壁にはユニフォームがずらり。この店が応援している、本年度リーグワン優勝チーム、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのユニフォームも(食楽web) しかし、普通のステーキとフィリーチーズステーキってどう違うんですか?「フィリーチーズステーキは、炒めた牛肉と溶けたチーズを、ホギーロールという独特のドックパンに挟んだものなんですよ実物を見たらわかるから、まずは作ってお出ししますね!」。 ということで、作ってもらうことになりました!濃厚なチーズソースにジューシー肉、一度食べたらドハマリする美味しさ!「フィリーチーズステーキ」2178円。(ポテト別)、希望者にはピクルス付き 待つこと数分、目の前に出てきたのは、巨大なホットドック。チーズソースたっぷり、いい匂い~。思わずかぶりつきたくなりますが、あれ? ちょっと待って。ステーキ肉じゃない! 存在感のあるサイズの挽肉がホギーロールの中に挟まれています。「現地では“ステーキ”と言っていますが、店によってチャンキー具合が異なります。大体のお店は薄切り肉を炒めながらチョップして細かくしていますが、スライスのまま入れているお店もあります。味付け、肉の細やかさやトッピング、選ぶパン屋など、各お店にオリジナリティがあります。日本におけるラーメンに近いかと」。 聞くと日本ではステーキというと塊の肉を連想しますが、本場アメリカでは肉を焼いたものを総じてステーキと呼ぶそうです。ホギーロールはパニーニとかイングリッシュマフィンみたいな、フワッ&カリッと食感「本場のオーダーは少し複雑で、プロブロン、チーズウィッズ、アメリカンの3種類のチーズからセレクトし、エキストラでトッピングを加えて自分の好きな味を作って注文することができるんですが、うちではプロブロンチーズとチーズウィッズにオニオンやマッシュルームをトッピングしたものを提供しています。私たちが現地で食べて美味しい! と思った組み合わせです」 プロブロンチーズにチーズウィッズ、聞いたことないチーズ名です。ホギーロールといいチーズといいオリジナリティが強いです。自宅で再現しようと思っても無理、ここに来て食べるのが正解ですね。中はぎっしり牛肉。そしてトロトロチーズ。「これだけ肉が入っても汁が染みてヨレヨレになることがないのが、ホギーロールの特徴でもあります」(オーナー) 出来立てを味わってみると、牛肉のジューシーな旨みに濃厚なチーズ、そしてカリッとサクッとしたホギーロール。圧倒的に美味しい~! 口の中に旨みがブワッと広がります。フィラデルフィアでソウルフードなのにも納得。完璧なバランスで、一口食べると口がもっと欲しがる、ガツガツ食べたくなる美味しさです。「以前は見様見真似で作っていて、外国人の方にはちょっと違うけど、これはこれで美味しいよ! と言われていたのですが、何が違うのか、本場の味をしっかり学ぼうと思いフィラデルフィアに行きました。最初に食べた衝撃は忘れられません、だってすべて違っていたんですから(笑)。 パンが違う、味が違う。そこで、チーズやホギーロールなど本場の味をめぐり、味・大きさ・重さまできっちり計測して、パン屋でホギーロールを買って食べ、持ち帰り日本で再現しようと思ったら、ホギーロールを作れるパン屋さんがない、チーズを取り扱っている商社がないなど、戻ってきてからも苦労がありましたね。結果、ホギーロールもチーズソースも自分たちで作っているんですよ」。 それは衝撃的。フィラデルフィアの味を再現するために渡ったのに、日本ではパンもチーズもないところからスタート。その苦労を乗り越えたからこそ、フィラデルフィアの人が本場の味と同じと認めた、ということなんですね。元ラガーマンのオーナー。「ポークリブ2人前1680円~も人気ですよ」 そしてオーナーに質問。どうしてここのお店はラガーマンが集う店なんですか?「私自身が元ラガーマンということもありますが、クボタスピアーズをはじめ、沢山のラグビーチームの本社が日本橋や丸の内など、この辺りに多いので、現役選手だけでなく、元選手やスタッフの皆さんや近隣で働くラガーマン達も遊びに来てくれています。みんなにとってクラブハウスのような存在になれたらと思っていますね。たまに、有名な方が訪れて、他のお客様がザワザワすることもあります。ウチのルールとしては、本人が了承すれば写真を撮ってもいいけれど確認してSNSにはアップするように!」。 酔っ払っているところを知らない人に拡散されたら確かに困る。そういうことに気を配る店主だからこそ、元・現ラガーマンたちも安心して食事ができるのかもしれません。NZのワインは”HAKA“にオールブラックスのラベル!左から、「ブルックリンラガー」1078円、「ジャンクション リザーブフロントロウ 2016 ソーヴィニヨン・ブラン(ボトル)」4378円、「HAKA ソーヴィニヨン・ブラン(ボトル)」5038円 そして、W杯を観戦またはラグビーの会話で盛り上がる時におすすめのドリンクは、ボトルビール、そしてNZのワイン! ボトルビールは限定ものを含め約15種、クラフトの生は20種以上から季節に合わせて5種をセレクトして提供。クラフトビール4種飲み比べセット1580円もあります。 そしてオールブラックスがラベルになっている白ワインに、オールブラックスといえば国際試合前に行う儀式「ハカ」の名前がついたワイン。NZ戦を観戦するなら、このワインで決まり! ですね。まとめ:ラガーマン、そしてラグビー好きが集まる店の絶品「フィリーチーズステーキ」は、ラグビーファンじゃなくても一度体験すべき美味しさ! オフィス街の真ん中で、日本橋、東京、京橋などアクセスが良く、一人でもふらっと立ち寄りやすい雰囲気の『日本橋フィリー』。2019年の前回開催時は店の外、道の真ん中あたりまで外国人多めで盛り上がったとのこと。 今年のW杯も、日本時間夜20時スタートのゲームの日にはイベントを開催予定。「朝4時スタートの日はどうしようかなぁ。20人とかまとまった予約が入れば店を開けるかも」とのことなので、9月18日早朝の日本vsイングランドや、29日早朝の日本vsサモアなど、朝から日本戦をみんなで応援したい場合は、要事前予約、電話確認を。もしかしたらオープンするかも、です。(取材・文◎いしざわりかこ)●SHOP INFO店名:日本橋フィリー住:東京都中央区日本橋3-2-13 中條ビル1・2FTEL:03-3527-9795営:17:00~23:00(L.O.22:00)休:土・日・祝日チャージ:なし 

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日本橋バル philly
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3.0

1件の口コミ
place
東京都中央区日本橋3-2-13 中條ビル1・2F
phone
0335279795
opening-hour
月-金 18:00-23:00
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