【奈良県・奈良市】靴下の名産地・奈良へ。日常を彩る手仕事に出会う旅


2023.09.29

OZmall

◆【奈良県・奈良市】靴下の名産地・奈良へ。日常を彩る手仕事に出会う旅
歴史ある町並みやレトロな商店街が点在し、町歩きが楽しい奈良。そんな奈良には、暮らしに身近な手仕事がたくさんあるって知ってた? この記事では、日本一の生産量を誇るこだわりの靴下と、毎日を彩る素敵な手仕事ものを扱うショップをご紹介。
左/オーガニックコットン100%のかかとあきレッグウォーマー1980円 右/「ORGANIC GARDEN」鹿の子編みソックス各1650円、写真左の茶綿、中央の生成りは綿の色をそのまま、右は天然の彩は土にで染めた糸を使用
足を優しく包み込む愛用したくなる1足を
神社仏閣が数多く残る歴史的観光地・奈良。そんな奈良の手仕事というと、高尚な工芸品のイメージがあるけれど、実は暮らしに身近なものもたくさん。そのひとつが、奈良県が日本一の生産量を誇る靴下だ。
ならまちの一角に佇む古民家を改装した「糸季」は、1921年創業の靴下メーカー「ヤマヤ」のフラッグシップショップ。工場のある広陵町は、奈良の靴下製造の中心地。明治時代初期に綿花の栽培が盛んになり、やがて農家の人々の副業として靴下が作られるように。その後、近隣の地域にも広まって一大産地となった。
左/細い糸で編むとやわらかな風合いの靴下に 右/こちらは60年ほど前の靴下編み機。伸縮性のほどよい靴下ができるそう
なかでも「ヤマヤ」はその中核を担ってきた存在。今から30年ほど前、輸入の靴下が増え、多くの工場が廃業していく中、「自分たちらしいものづくりを続けていきたい」との思いから、自社ブランド「Hoffmann」を立ち上げ。当時の日本ではまだ珍しかったオーガニックコットンに着目し、独自の靴下を作り続けている。
そんな靴下の魅力を発信するための場として2013年に「糸季」をオープン。店内ではカラーバリエーション豊富な「Hoffmann」と、オーガニックコットンや自然の染料にこだわった「ORGANIC GARDEN」のふたつのファクトリーブランドの大半の商品を展開。デザイン、色、素材感、編み方など実にさまざまなタイプが揃い、靴下選びにワクワクする。
左/オーガニックコットンのレギンス4400円、パイルはらまき1790円 右上/「Hoffmann」は色やデザインが多彩。綿、リネン、ウールなど素材もいろいろで、季節限定のアイテムも登場 右下/靴下のつま先を縫うときは専用のミシンで
「店名には、季節に合わせた靴下を提案したいとの思いも込めました。例えば暑い時期はリネン素材のもの、寒いときはヤク(極寒の地に生息する牛の仲間)の毛やウールで編んだものを。また、外出先や職場では足にフィットするハイゲージ編み、家ではリラックスできるよう、ざっくりとしたローゲージ編みの靴下。この店が好みはもちろん、季節やシーンに合わせて靴下を選んで、楽しんでもらえるきっかけになったら嬉しいですね」と、4代目を担う専務の野村泰嵩さん。普段の暮らしはもちろん、旅に欠かせないアイテムにもきっとなる、とっておきの1足を探してみたい。
糸季
しき
TEL.0742-77-0722
住所/奈良県奈良市高御門町18
営業時間/10:00~17:30(季節により変動あり)
定休日/不定休
アクセス/近鉄奈良駅・JR奈良駅より徒歩15分
◆日常を彩る、奈良の手仕事のお店
左/陶芸家・武田さんは自身が考案した燈火器で空間演出も手がける 右上/豆皿各880円。武田さんの描く奈良絵は、ちょっとポップな趣がかわいらしい 右下/武田さんの作品は、基本的に自身の工房のみで販売。伝統的な奈良絵のほか、鹿や奈良の風景を独自のタッチで絵付けした器も揃う
寧屋工房
乳白色の素地と奈良絵が大きな特徴の奈良の伝統工芸・赤膚焼。こちらはその陶芸家・武田高明さんの工房。武田さんが優しいタッチで描く花喰鳥、鹿などの奈良絵は、心がゆるむ和やかさ。豆皿やカップをはじめとする日常使いできる器が揃うのも嬉しい。透かし彫りの器にろうそくをともす、オリジナル作品・燈火器にも注目を。
DATA
なやこうぼう
TEL.0742-23-3110
住所/奈良県奈良市芝新屋町18
営業時間/10:30~17:00
定休日/水
アクセス/近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅より徒歩20分 
左/コンパクトながら収納力抜群の蛇腹ポケット財布各16500円 右上/イヤホンや充電ケーブルの持ち運び、収納に便利な半月コードクリップ各1100円 右下/テーマは“笑顔を咲かせる色”。革の手染めとデザインは店主夫妻が行う
えみいろ。
かわいらしい鹿のロゴとカラフルな色彩に心が躍る奈良発のレザーブランド。珊瑚、若葉、瑠璃など日本の伝統色をイメージした全18色は、植物由来のエキスと染料を調合したオリジナル染料で革を手染め。財布やカードケースのほか、イヤホンが束ねられるクリップ、消しゴムカバーといったユニークなアイテムも充実している。
DATA
TEL.なし
奈良県奈良市餅飯殿町45もちいどのセンター街 夢長屋
営業時間/13:00~17:00 土・日・祝12:00~18:00
定休日/水
アクセス/近鉄奈良駅より徒歩7分、JR奈良駅より徒歩12分
左/備長炭 色合わせふきん各605円、絵便りふきん各550円 右上/ふすま地ブックカバー990円~は絵柄が150種以上 右下/店内にはふきんから、タオル、ピローケース、バスマット、洗って繰り返し使えるスキンケア用コットンまで、オリジナルの蚊帳製品がずらり
ねっとわーくぎゃらりーならっぷ ならまち店
人気は奈良の伝統産業・蚊帳生地を重ね合わせて作るふきん。きめ細かなふきんは吸収性&通気性が高く、丈夫で長持ち。使い込むほどにやわらかさを増していく。しかも、動植物、フード、風物詩など約200種の絵柄が揃う「絵便りふきん」をはじめ、色柄のバリエーションもサイズ展開も多彩。お気に入りがきっと見つかる。
DATA
TEL.0742-22-8851
住所/奈良県奈良市光明院町5
営業時間/10:00~19:00 木・金10:30~ 土11:00~
定休日/無休 
アクセス/近鉄奈良駅より徒歩7分、JR奈良駅より徒歩13分 
左/旅のお供にしたくなるカラフルなトートバッグ各2600円 右上/セラミック製の鹿のブローチ3200円、洗えてお手入れしやすいステンレス製のピアス2100円など、アクセサリーが充実 右下/靴を脱いであがる店内。一から手作りするものや、国内外で見つけたパーツを組み合わせるなどした、個性あふれる品々が並ぶ
je et nous
古民家を活用した店内を埋めつくすように並ぶアイテムは、すべて鹿モチーフ。なかでも「日々の装いのアクセントになるように」と考案されたアクセサリーは、鹿のシルエットや、角だけを表現するなど、シンプルな美しさで、さりげなく身に着けられるものばかり。400種類以上の商品が揃うので、宝探し気分で、お買い物して。
DATA
ジュエヌ
TEL.0742-26-1868
住所/奈良県奈良市水門町53
営業時間/11:30~17:00
定休日/月・火(祝の場合営業)
アクセス/近鉄奈良駅より徒歩10分、JR奈良駅より徒歩20分
【関連記事】
・夏といえば花火、プール、ビアガーデン!関東・東京近郊の夏休みの遊び・お出かけ・イベントガイド2023
・シルバーウィークの旅行ガイド2023!
・秋旅は千葉県へ!最新観光名所ランキング
 

read-more
ねっとわーく ぎゃらりー ならっぷ
place
奈良県奈良市光明院町5
phone
0742228851
opening-hour
[日-水]10:30-18:30[木-土]10:…
すべて表示arrow
Je et nous(ジュエヌ)
place
奈良県奈良市水門町53
phone
0742261868
opening-hour
11:30-17:00
すべて表示arrow
糸季
place
奈良県奈良市高御門町18
phone
0742770722
opening-hour
10:00-17:30(12月-3月は17:00…
すべて表示arrow
寧屋工房
place
奈良県奈良市芝新屋町18
phone
0742233110
opening-hour
10:30-17:00
すべて表示arrow

この記事を含むまとめ記事はこちら