時代や洋の東西を超えた「生活の中の美」がテーマ。東京ミッドタウン内の「サントリー美術館」


2023.07.13

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◆時代や洋の東西を超えた「生活の中の美」がテーマ。東京ミッドタウン内の「サントリー美術館」
(c)木奥惠三 ※画像の無断転載禁止
六本木の東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館は、時代や洋の東西などを超えた「生活の中の美」が基本理念。日本美術を中心に、日常的に使う道具や調度品など暮らしの中にある美しさを見つめ続けてきた。東京ミッドタウンのガレリア3階にあるので、六本木散策やショッピングと一緒に美術鑑賞を楽しめる。和モダンなアイテムが揃う併設ショップを訪れたら、美しい暮らしのヒントが見つかるかも。
「玄鳥庵」(c)木奥惠三 
隈研吾氏監修の茶室がくつろぎ空間に。所蔵品は国宝を含む約3000件
サントリー美術館は1961年(昭和36年)に東京・丸の内で開館し、美術館設立と同時に収集活動をスタート。1975年には赤坂見附に移転し、2007年に六本木・東京ミッドタウンへ。現在の美術館の設計は建築家・隈研吾氏。創設時のものを引き継いだ茶室「玄鳥庵」は、隈研吾氏のデザインを加えたモダンな装いになっていて、呈茶席の指定日には静かな空間の中でお抹茶と季節の和菓子がいただける。
開館当初から「生活の中の美」を基本理念として企画展示や作品の収集を行っているのが特徴のひとつ。テーマのもとに集められた所蔵品は絵画、陶磁、漆工、染織など日本の古美術から東西のガラスまで、約3000件に及ぶ。その中には、国宝1件、重要文化財15件、重要美術品21件などもあり、質の高い「用の美」を備えた名品が揃う。常設展示はないけれど、さまざまな企画展の中で紹介される収蔵品のコレクションは見逃せない。
ショップ 上/(C)田山達之、下/「色鍋島小皿」1枚1833円
まさに和モダン!洗練されたアイテムが揃うショップ
所蔵品をモチーフにしたオリジナル商品に加え、生活に彩りをそえる季節感のある商品や、現代的な感覚をプラスした日本の伝統工芸品などを扱うミュージアムショップ。所蔵品の「鍋島」をモチーフに作られたオリジナルの「色鍋島小皿」(1枚1833円)は、松や椿など名品の絵付けの一部がデザインされている。ほかにもステーショナリーや雑貨など、洗練された「和モダン」のアイテムが揃っているので、外国の友人へのお土産にも喜ばれそう。図録をはじめとする企画展に関連する書籍もあり、六本木ショッピングの途中で立ち寄れるのも嬉しい。
サントリー美術館 カフェ 加賀麩不室屋「加賀麩とりどり膳」2200円
カフェでは伝統食のお麩を現代的にアレンジしたメニューを
カフェは、150年以上の伝統を誇る金沢の老舗「加賀麩 不室屋(ふむろや)」がプロデュース。伝統の製法、味、技を伝承してきたお麸を、現代的にアレンジした軽食や甘味が楽しめる。焼麩や生麩など、多彩な麩のおいしさを一度に楽しめる「加賀麩とりどり膳」(2200円)や「くるま麩のフレンチトースト」(1380円)などの定番メニューのほか、季節ごとに替わる「季節の麩あんみつ」も人気。最近では低カロリー・高たんぱくなヘルシー食材としても注目されているお麩を、バラエティ豊かに味わえるのも魅力。
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サントリー美術館
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東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
phone
0334798600
opening-hour
10:00-18:00[金土]10:00-20:00…
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