京都の実力派食パンを厳選!人気ベーカリーで食パンの食べ比べしてみました
京都は、パン消費量日本一として注目されるほど、パン屋さんもパン愛好家も多い街。それぞれの地域に人気のパン屋さんがあります。今回は、そんな京都の人たちに愛されるパン屋さんの食パンをご紹介。食べ比べてみると、それぞれのパンに店の特徴が出ていて面白い結果に。他にも各店舗で人気の菓子パンや惣菜パンも紹介します。

目次
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父の残したパン屋を復活させた3姉妹のつくる愛情あふれるパン「ニッタベーカリー」
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ぽこぽこの気泡が食感の決め手!「ぱんのちはれ」
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夫妻のやさしい人柄が感じ取れるもちもちの湯種食パンが人気「ブレッドハウスバンブー」
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父の残したパン屋を復活させた3姉妹のつくる愛情あふれるパン「ニッタベーカリー」
「ニッタベーカリー」があるのは、重要無形民俗文化財に指定される“踊り念仏”で知られた六波羅蜜寺から徒歩2分のところ。この辺りは細い道が入り組んでいてわかりにくいのですが、近所を歩くどの人に聞いても「ニッタベーカリー」といえばすぐに道案内してくれます。
できたばかりの新店なのに…と思いきや、元のお店は今の店主の父、雄一さんが1983年に開店。雄一さんは、歩いて店に来られない高齢のお客さんにパン1斤から自宅まで届けるような人徳者でした。2013年に急逝され、その遺志をついだ娘さん3人がそれぞれに違うパン屋に武者修行へ。修行されたパン屋さんは、パン好きなら知らない人はいない名店ばかり。技術をものにした3人が集結し、2018年9月にお店を再びオープンされました。白を基調とした店内に整然と並ぶパン。壁には父所有の古いレコードが飾られる。
一番下の娘さんが修行されたのは、お父さんが修行されたのと同じお店。だから、ニッタベーカリーの食パンは、父の味を守った「昔ながらのふんわりした食感」なんです。
トーストせずに食べると唇にふれたパンの生地がしっとりとやさしく、噛むとパンの甘みがふわっと広がります。トーストすれば焼き目はカリッと、中はできたてそのまましっとりの日本の食卓に似合うパン。何度食べても食べ飽きません。ふれたときのしっとりした食感がたまらない角食パン270円(税別)
クロワッサン170円(税別)も人気商品。バターの風味が上品。
焼きあがるそばからどんどん売れていくパン。お手頃価格なところも嬉しい!
- Nitta Bakery(ニッタベーカリー)
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- 住所
- 京都府京都市東山区 六波羅南通東入多門町158-4
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- 電話番号
- 0755413855
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ぽこぽこの気泡が食感の決め手!「ぱんのちはれ」
「ぱんのちはれ」の食パンの特徴は気泡。切った断面を見ても、中まで均等にぽこぽこの穴が見えます。この気泡をたっぷり含んだ生地の理由は、加水を多めにしたパン種を、機械を使わずに手ごねして生地の強さを調節しているから。だから、しっとりしながらサクッとした食感が実現するのです。
食パン250円(税別)の断面。5枚切り1枚50円(税別)から販売されています。
使用されている小麦粉は、北海道の秋まき小麦「キタノカオリ」。トーストしてもカリッとして美味しいのですが、「キタノカオリ」の特長であるもっちり感を、毎日作りたてで味わってほしいと5枚切り1枚から販売されています。1枚でも料金の割り増しをすることなく、1斤の5分の1の価格で販売。近所の方に愛されている理由がわかりますね。
ちなみに、惣菜パンの一番人気がカレーパン。このカレーパン、かじったときのハードな食感が斬新! この食感を作り出せるのは、山食パンをふぞろいの荒さの生パン粉にし、香ばしくローストしてから揚げているから。パンの耳の部分はパリッと、生地の部分はラスクのようで、2種類の歯ごたえが味わえます。
中には子どもでも食べやすい、やさしい味のカレーにとろとろの半熟卵が丸ごと1個。外のハードさと中身のまったりさのコントラストも絶妙で、一度食べるとまた食べたくなる味です。ざくざくしたパン粉が魅力のカレーパン250円(税別)
一乗寺の街並みにとけこむ「ぱんのちはれ」
かわいらしい店内には、目移りするほどたくさんの焼きたてパンが並んでいます
- Pan nochi hareーぱんのちはれー
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- 住所
- 京都府京都市左京区一乗寺南大丸町48-6
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- 電話番号
- 0757036710
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夫妻のやさしい人柄が感じ取れるもちもちの湯種食パンが人気「ブレッドハウスバンブー」
新進気鋭の店が集まることで注目される紫竹エリア。そんな紫竹エリアの住民たちに愛されているご近所パン屋さんが「ブレッドハウスバンブー」です。朝は6時から開店。4種類の食パンは開店1時間後の7時頃から焼きあがり始めます。
昔ながらの長屋に、「ブレッドハウスバンブー」のパンを求めて次々とご近所の方が訪れます。
特に人気なのは、北海道産小麦「春よ恋」を使った湯種食パン。炊きたてのお米のような甘みがある「春よ恋」を、湯種にすることでさらに甘みが引き立ち、もちもち食感のパンに。
みるからにふんわり、もちもちの「春よ恋」の湯種食パン1斤340円、ハーフ170円(すべて税込)
まずは焼かずにそのまま。3日目くらいからはトーストして食べるのがオススメです。お昼までに売り切れてしまうことも多々あるので、予約がベスト。毎日食べるパンだからこそ材料選びに気を遣い、小麦粉はもとより、卵や牛乳、砂糖、塩にいたるまで、厳選した生産者のものを使われています。
ハード系で人気なのは、天然酵母のパン。自家製の天然酵母は気性が荒く、環境に合うまで3年かかったそうですが、今ではすっかり馴染み、独特の酸味と滋味深いコクを出してくれています。現在人気ランキング第5位の「天然酵母 チョコとアーモンドとオレンジピール」190円(税込)
また、春は木イチゴ、夏にはレモンやアプリコット、秋にはカボチャ、冬にはすぐき漬と、パンの具や生地に練りこまれている果実や野菜で季節を感じられるのも嬉しく、いつ訪れても新鮮な発見のある楽しいパン屋さんです。
ところどころに季節限定の商品が。この日は、ねっとりした甘さが人気の安納芋(あんのういも)のあんぱん。夏になれば、人気のレモンあんぱんが登場します。
- bread HOUSE Bamboo
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- 住所
- 京都府京都市北区紫竹下竹殿町16
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- 電話番号
- 0754952301
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- 備考
- 【URL】https://bhbamboo.exblog.jp/
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