
富山のご当地ラーメンといえば黒いスープの「富山ブラック」が有名ですが、ここ数年、「ブラック」に続けとばかりに色とりどりのご当地ラーメンが続々と登場しています。グリーン、ホワイト、ピンクなどなど…。見た目のインパクトと戦隊ヒーローのようなネーミングが話題を呼んでおり、もちろん味も抜群です。
写真映えするインパクト大の“ビジュアル系”ラーメンが食べられるお店6選をご紹介します。
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01
ミシュランビブグルマンに選出!ラーメンの究極の旨味を追求する「貪瞋痴(とんじんち)」
「ミシュランガイド富山・石川(金沢)特別版」の"ビブグルマン"に、ラーメン店で唯一選ばれた「貪瞋痴(とんじんち)」。麺、スープ、具材それぞれの旨味を究極まで追求したこだわりの一杯を求めて、行列ができる人気店です。
「貪瞋痴」 外観
地元の"氷見イワシ"を使った「氷見産煮干しラーメン」をオーダーすると、まず出されるのは具材が整然と盛りつけられたお皿。程なくしてラーメンが運ばれてきます。黄金色のスープには麺と刻み玉ねぎだけが入っていて、"煮干しの出汁だけで麺を味わってほしい"という店主のプライドが感じられます。そのため、まずは何も入れずに食べるてみるのがおすすめです!
低温調理したチャーシューは注文を受けてから一枚一枚切り分けているんだそう。終盤にバラ海苔を加えると磯の香りが広がり、味の変化を楽しむことができます。「氷見産煮干しラーメン」 800円
夜は常連客限定のワインと食を楽しむ店に
テーブル席の棚にはドンペリやロマネ・コンティなどのボトルがずらり
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02
丼の中にエーゲ海!?衝撃のティファニーブルースープ「麺や皐(さつき)」
「ビジュアル系」ラーメンの激戦区・富山で新たな話題店となっているのが「麺や皐」です。令和元年の初日、5月1日にオープンしました。
「麺や皐」 外観
豚骨がベースの「黒豚」・「白豚」・「青豚」のうち魚介塩ダレを合わせた「青豚らぁめん」は、初めて注文した人ならまず間違いなく衝撃を受けることでしょう。なんとも魅惑的な「ティファニーブルー」のスープに魚粉を乗せた白いホタテの貝殻が浮かび、雰囲気はまさに丼の中のエーゲ海。麺もブルーに染まっています。
ストレート細麺がまろやかなスープにしっかりと絡み、見た目からは意外なほど本格的な豚骨塩味。魚粉を少しずつ溶かし入れれば鰹風味が増し、最後まで飽きさせません。「青豚らぁめんDX」 930円
「油そば」 860円 / オーション紛を使った店主自信の一杯
「麺や皐」 内観
周辺の予約制駐車場
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03
もはやイタリアン!?モッツァレラチーズで濃厚マイルドな一杯「ヌードルハーツ」
富山県東部の魚津市は蜃気楼の名所として有名。この町のラーメンの中で、他店と一線を画すのが「ヌードルハーツ」です。
ヌードルハーツの外観
こちらのおすすめは「豚骨醤油ラーメン」にモッツァレラチーズのトッピング!店主渾身の豚骨醤油スープにチーズのコクが加わって濃厚かつマイルドな新感覚で人気を集めています。
さらにバジルソースがかかった「チーズジェノベーゼ」もトッピングすれば(通称Wチーズ)、もはやイタリアンなテイスト。ウインナー、鰹節など他のトッピングメニューもなかなか個性的で、自分好みの一杯を完成させることができます。「豚骨醤油ラーメン」モッツァレラチーズ・ウインナートッピング
店内は洗練されたカフェのような雰囲気で、女性客が半数を占めるというのも納得です。ジェラートやソフトクリームのテイクアウトもできます。
シックな雰囲気の店内
アンティークショップで見つけたという時計やキュートな人形がそこかしこに
- NOODLE HEARTS
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4.0
4件の口コミ -
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- 富山県魚津市吉島4330
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- 0765225566
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- 火-土 11:00-14:30火-土 17:30…
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- 【公式Facebook】NOODLE HEARTS
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04
地元野菜で鮮やかすぎるショッキンググリーン!「麺処 緑菜軒」
加賀藩の城下町として栄えた富山県西部の町・高岡市。この町のほぼ中心部で、歴史を感じさせる土蔵づくりの町並みが続く山町筋(やまちょうすじ)に「緑菜軒」はあります。
「麺処 緑菜軒」の外観
ここは「高岡グリーンラーメン」を開発した合同会社の直営店で、富山県トップの生産量を誇る地物ホウレンソウで色づけしたスープはちょっとびっくりするくらいの緑色。しかも麺までしっかりグリーンに染まっています。
「高岡グリーンラーメン」(税込800円)。麺にもホウレンソウが練り込まれています。
決して青臭くなく、とんこつベースのスープは塩味が効いてとてもマイルドな食べ心地。柚子こしょうと辛みそが添えられているから、溶きながら食べ進めるとこのスープの新しい魅力に出会えて、最後まで飽きさせません。最後には柚子こしょうと辛みそを全部溶かし込むのがオススメ。味が引き締まり、コクが増します。
グリーンラーメンを味わった後は、軒を連ねるクラフトビール店や雑貨店、カフェなどをめぐるのも楽しいですよ。地元産ニンジンを使った「高岡にんじん担担麺」(税込800円)。こちらもヘルシーです。
洋風でおしゃれな店内は女性1人でも入りやすい雰囲気です。
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05
“ホワイト”発祥のお店で味わうメルヘンな一杯「Guu-gohanyasan」
石川県との県境に位置する小矢部市は、牧歌的な風景の中にヨーロッパ風のメルヘンな建物が35カ所もあることから“メルヘンの街”と呼ばれています。そんな小矢部市のご当地ラーメンが「おやべホワイトラーメン」。とんこつスープに肉みそを乗せ、具材に地元の食材を使うことが条件なんだそうです。
「おやべホワイトラーメン」(税込770円)
「Guu-gohanyasan」はこの「おやべホワイトラーメン」発祥のお店。トッピングのゆで卵はもちろん地元産で、その名も「メルヘン卵」を使っています。実は小矢部市は富山県最大の卵の産地。新鮮卵の濃厚なうまみが口いっぱいに広がります。ジューシーなチャーシューの豚肉もシャキシャキのネギも小矢部産という徹底ぶり。ちょこんと乗った肉みそをスープに混ぜると、あっさり風味からコク深い味わいに変化して、1杯で2度楽しめます。
カフェのようなオシャレでゆったりとした店内
自家製野菜が中心のアットホームなランチや、野菜たっぷりの「ホワイトラーメン鍋」もホッとするおいしさです。日本の原風景のような散居村やアウトレットモールにも比較的近いので、ドライブや買い物の際に立ち寄って“メルヘン”な一杯を味わってみてください。
壁にはレトロキュートな電話が
「Guu-gohanyasan」の外観。ゴルフセンターの敷地内にあります。
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06
好奇心くすぐるピンクの誘惑!道の駅「万葉の里 高岡」
道の駅「万葉の里」は富山のカラーラーメンのテーマパークのようなスポット。富山ブラックのほか、グレー、レッド、イエロー、ブラウンなど計8色のラーメンが食べられます。
道の駅「万葉の里 高岡」外観
どれも個性的で何を食べようか迷うところですが、とりわけ気になるのが「桃色ラーメン」。他のラーメンはなんとなく想像がつきますが「桃色」となるとその味はまったくの道の世界です。
「桃色ラーメン」(税込900円)
ほんのりピンクに染まったスープと煮卵がインパクト大の、なんとも可愛らしいピンク色の一杯。その見た目に反して味は本格的な鶏がらベースのまろやかなラーメンで、ショウガが効いたコシのあるちゃんぽん麺に、たらこのふりかけがアクセントになっています。ピンク色の正体は"紅ショウガ"。「SNS映えするラーメンを」という女性調理スタッフの発案から、試行錯誤の末に商品化にこぎつけたそうです。
能越自動車道高岡インターチェンジを降りてすぐなので、出張や旅行の空き時間にお好みの「カラー」をチョイスしてサクッと食べることができますよ。コロッケもここの名物。「大仏コロッケ」(税込210円)は手のひらサイズで食べ応えあり
道の駅「万葉の里 高岡」フードコートの様子