沖縄に訪れたら、きれいな海でわいわい遊ぶ以外にも、シュノーケリングで海の中を覗いてみるのはいかがでしょうか。普段はなかなか見ることができない沖縄の海の独特な生態系を間近に感じることができて、とても素敵な体験ができるはずです。沖縄でシュノーケリングを楽しみたいと考えている方や、沖縄でできるマリンアクティビティをお探しの方のために、この記事では沖縄でシュノーケリングを体験できるおすすめのスポットを紹介します。
-
01
沖縄のシュノーケリングスポットの特徴とは?
沖縄の海は非常に透き通っていてきれいなエメラルドグリーン色をしていますが、これは主に暖流である黒潮が沖縄の近海に流れ込んでいる影響によるものです。暖流とは他よりも水温が高い海流のことで、暖流は水中内のプランクトンなどが少なく水の透明度が高くなるという特徴があります。
透明度が高くきれいな海はシュノーケリングにもってこいですが、シュノーケリングの際には注意するべきポイントがいくつかあります。シュノーケリングはダイビングのようにライセンスを必要としませんが、水の中に潜る行為ですから、安全対策をしっかりと行いましょう。ラッシュガードなどを着用し、肌の露出を抑えることがおすすめです。
また沖縄の海は数多くのサンゴが生息していますが、自分の身と環境を守るという二つの観点から、サンゴは見るだけに留めておきましょう。 -
02
【南部】大度浜海岸・大度海岸|大きなタイドプールでじっくり楽しむ
まずは「大度浜海岸・大度海岸」です。「大度浜海岸」は糸満市の南に位置し、沖縄本島でも南端の方にあたります。別名を「ジョン万ビーチ」と言い、ジョン万次郎がアメリカから帰国するときにこの浜から上陸したと言われています。
このビーチは白骨化したサンゴなどが転がっているような手つかずの自然な状態が維持されており、パッと見ただけではシュノーケリングのようなアクティビティが適しているような場所には見えません。しかしこの浜では、干潮時にイノーというサンゴに囲まれた特別な地形を観測でき、それを一目見ようと多くの人が訪れるスポットとなっています。そして浅瀬の海流も穏やかでサンゴ礁が良く見えることから、シュノーケリングのスポットとしても人気が高いのがこの大度浜ビーチです。
ちなみに手つかずのビーチではありますが、更衣室やシャワールームといった設備は用意されているため、遊びやすいというのもポイントです。
【アクセス】
那覇空港から車で約30分 -
03
【南部】玻名城の郷海岸・玻名城ビーチ|リゾート開発が途中でストップした幻のビーチ
浅瀬が多く波も穏やかであるため、シュノーケリングを静かに楽しみたいという方にオススメのスポットで続いては「玻名城の郷海岸・玻名城ビーチ」です。沖縄本島の南、八重瀬町にある「玻名城ビーチ」は、かつてリゾート開発が予定されていたエリアでしたが、リーマンショックの影響でその計画が頓挫。その時に一部工事が進んだ状態のまま現在まで残されており、人工的に作られたコンクリートの建造物と、美しいサンゴ礁の海という人工物と自然の不思議な組み合わせが楽しめるビーチとなっています。このビーチにたどり着くには「サザンリンクス」というゴルフ場を通り抜けて向かう必要があるため、そもそもこのビーチの存在を知らない人が多く、穴場ビーチでもあります。す。ただし、手入れされていない状態のビーチのため岩場などはかなり歩きにくくなっており、けがをしやすくなっているのでその点は注意しましょう。
更衣室はありませんが、トイレとシャワールームについては小規模のものが設置されています。
【アクセス】
那覇空港から車で約35分浅瀬が多く波も穏やかであるため、シュノーケリングを静かに楽しみたいという方にオススメのスポットです。ただし、手入れされていない状態のビーチのため岩場などはかなり歩きにくくなっており、けがをしやすくなっているのでその点は注意しましょう。
更衣室はありませんが、トイレとシャワールームについては小規模のものが設置されています。
【アクセス】
那覇空港から車で約35分 -
04
【南部】波の上ビーチ・波の上うみそら公園|那覇空港からすぐの砂浜ビーチ
「波の上ビーチ」は「那覇空港」からほど近い場所に位置するビーチリゾートです。バーベキューや様々なマリンアクティビティが楽しめるビーチとなっており、空港からのアクセスの良さも相まって訪れる人が多いスポットです。こちらのビーチは自然のありのままの状態ではなく、人の手が加えられて整備されているビーチなので、砂浜も歩きやすい状態が維持されています。このビーチの特長はダイビング・シュノーケリング専用エリアが設けられていることです。
更衣室やシャワールームといった設備は完備されていますし、ウェットスーツなど各種アイテムも全てレンタルができるため、全くの初心者という方でも手ぶらで訪れて楽しむことができます。インストラクターの指導の下、サンゴや魚を間近で見て素敵な時間を過ごせます。とにかく沖縄についてすぐシュノーケルを楽しみたい!というような、空港からのアクセスを重視する方にオススメのスポットです。
【アクセス】
那覇空港から車で約5分周辺の予約制駐車場
-
05
【中部】宮城海岸|豊富なソフトコーラルで魚もたくさん!
「宮城海岸」は、アメリカンビレッジ等で有名な北谷町にある海岸です。アメリカンビレッジがある美浜のすぐ隣にこちらの海岸は位置しており、地元の人からもダイビングやサーフィン、夕焼けを楽しめるスポットとして非常に人気が高いです。この海岸の特長は砂浜がなく、コンクリートブロックから即海に出られることです。
ダイバーなどが海へ入りやすいように階段や足場などはしっかりと整備されており、海へもぐったり波に乗ったりとアクティブに遊びたいという方には非常におすすめのスポットです。コンクリートブロックからすぐ海と言っても、いきなり深いエリアになるわけではなくしっかり浅瀬もあるため、魚もよく見ることができます。
シャワールームや更衣室といった設備はありませんが、近隣のダイビングショップでは体験ツアーを実施しているため、初めての場合でもこういったお店を活用することで楽しめます。
【アクセス】
那覇空港から車で約40分周辺の予約制駐車場
-
06
【中部】伊計ビーチ|きれいなサンゴと魚の群れがゆっくり見れる
「伊計ビーチ」はうるま市の東側、複数の島が連なる中で最も本島から遠い位置にある伊計島のビーチです。「伊計ビーチ」の海はエメラルドグリーンの色が非常に特徴的でイケイグリーンなどと呼ばれることもあり、沖縄の中でも目立った存在です。海の透明度も非常に高く、シュノーケリングでは美しいサンゴとそれらに紐づいて生息している魚を数多く見ることができます。シュノーケリングの貸し出しやインストラクターによるシュノーケリングツアーも行われており、各種設備は充実しています。穴場というわけではありませんが、沖縄の海の中でもひと味違った海の色を全身で味わいたい方には非常におすすめできるスポットです。
【アクセス】
那覇空港から車で約90分 -
07
【北部】真栄田岬・青の洞窟|沖縄本島で最も有名なスポット
恩納村に位置する真栄田岬はダイビングやシュノーケルでの人気スポットで、「青の洞窟」としてよく知られています。真栄田岬ではそういったマリンアクティビティを楽しむ人のための設備が整っており、シャワー室や更衣室、ロッカーなどが完備されています。また、ダイビングスポットではありますが、いきなり海が深くなるということはなく浅瀬から徐々に深くなっていくようになっているため、初心者でも安心してシュノーケリングで魚を見ることができます。観光地として人気が定着し多くの人が訪れているため魚が非常に人間慣れしており、せっかくシュノーケリングをしたけれど魚が全く見られなかった、というようなことが起こりにくいのもポイントです。
そしてなんといってもこのスポットの魅力は「青の洞窟」です。洞窟が光の反射によって青く照らされる幻想的な空間は他にはない最大の魅力です。ただしハイシーズンは非常に多くの観光客が訪れるため混雑するため、その点は注意が必要です。
【アクセス】
那覇空港から車で約60分 -
08
【北部】長浜ビーチ|透明度抜群の天然ビーチ
「長浜ビーチ」は本部半島・今帰仁村のエリアに位置しています。今帰仁村にある手つかずの自然なビーチのひとつで、とても高い透明度を誇る海が特長です。
モクマオウやアダンといった沖縄らしい植物が茂っている中細い道を抜けると、そこには開放感あふれる大きな空と海が広がっています。今帰仁村の手付かずなビーチの中では有名なビーチではありますが、それでも本島の他のビーチと比較すると人の数はかなり少なく、プライベートビーチに訪れたかのような気分を味わうことができます。
透明度抜群の海はシュノーケリングにぴったり。数多くの魚を観察でき、ビーチの雰囲気と併せて穏やかな時間を過ごすことができます。
完全天然ビーチであるため、公衆トイレはありますがシャワーやロッカールームなどの用意はありません。
【アクセス】
那覇空港から車で約90分 -
09
【北部】第2・第3トケイ浜|ハートロックの奥の穴場スポット
続いて紹介するのは「第2・第3トケイ浜」です。「トケイ浜」は古宇利島の北部に位置するビーチで、第1から第4まであります。「第1トケイ浜」は比較的人が訪れるようですが、岩場を挟んだ「第2トケイ浜」はかなり人が少なくなり、そこから先の「第3トケイ浜」以降はプライベートビーチさながらの人の少なさと言われています。
「第2トケイ浜」はハート形の岩、通称「ハートロック」が有名ですが、実は広く浅瀬が続いており絶好のシュノーケリングスポットになっています。
「第1トケイ浜」にはシャワーやトイレなどの施設が揃っているため、そちらの施設を使用可能です。
【アクセス】
那覇空港から車で約100分 -
10
【北部】アンチ浜|きれいな白砂が広がる快適エリア
「アンチ浜」は瀬底島の入り口すぐのビーチで、本島から瀬底島に入る「瀬底大橋」からもよく見える位置にあります。瀬底島の海は透明度が高くきれいな青色をしています。そして「アンチ浜」から入ることができるエリアは浅瀬が広く続いており、シュノーケリングがしやすいエリアとなっています。リゾートビーチのような白砂が広がりながらも目立った開発がされているわけではないため、自然そのままの海を楽しめるのも魅力のひとつでしょう。
シュノーケリングではサンゴやクマノミなど人気の高い生き物を観察できます。設備面ではシャワーや更衣室も用意がありますが、ロッカーの用意はありません。
【アクセス】
那覇空港から車で約90分