海ぶどうに琉球ガラス、紅芋タルトと、沖縄で人気の高いお土産はいくつもあります。そのなかでも、ちんすこうは沖縄を代表するお土産として不動の地位を築いており、沖縄に旅行へ行けば必ず購入するといった方も少なくありません。
人気の高いお土産ゆえに、沖縄エリアのいたるところでちんすこうは購入できます。ただ、ちんすこうとひと口にいってもさまざまな種類があり、店舗によって扱っている商品も異なります。
そこで、本記事では沖縄本島でちんすこうを購入できる、おすすめのお店をピックアップしました。沖縄旅行のお土産にちんすこうを買いたい、と考えているのなら、本記事で紹介するお店もぜひ参考にしてください。
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ちんすこうがお土産品としてなぜ愛されるのか?
定番の沖縄土産として人気のちんすこうは、15世紀ごろの中国から伝わった製法をもとに誕生したお菓子です。もともとはチールンコウと呼ばれる中国風の蒸しカステラがベースであると伝わっています。チールンコウをベースとするちんすこうも最初は蒸して作っていました。それをあるときレンガ釜で焼いてみたところ、現在のようなお菓子になったとのことです。
ちんすこうがお土産として人気の理由は、さまざまな味の商品がリリースされていることです。サックリとした食感と甘味を感じられる一般的なものから、塩味をブレンドしたもの、ショコラ風に仕上げたもの、コーヒー風味のものなど、味のバリエーションが豊富です。
また、値段が安いため購入しやすいのも人気の理由と考えられます。味に癖もないため、誰にでも渡しやすいのも人気の所以でしょう。 -
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【那覇】ちんすこう本舗 新垣菓子店 首里寒川店|首里に佇む老舗<
「ちんすこう本舗 新垣菓子店 首里寒川店」は、首里金城町で営業している菓子店です。1932年に創業した老舗の菓子店で、ちんすこうをはじめとしたさまざまな琉球菓子を取り扱っています。
さまざまなメディアに取りあげられた実績があり、名実ともに有名店です。主力商品の「ちんすこう」は、6袋入りや10袋入り、24袋入り、45袋入りなどがあり、贈りたい人数にあわせて購入できます。
ちんすこう以外の琉球菓子も充実しています。「黒糖ちいるんこうハーフ」や「るいちんこうハーフ」などのほか、アグー豚のラードを素材に使用した「きんそこう」も扱っています。
【アクセス】
那覇バス「金城二丁目」バス停から徒歩で約2分 -
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【那覇】新垣カミ菓子店|伝統の琉球菓子を沖縄から全国へ
伝統の製法を守り続けながら琉球菓子の製造を続けている菓子店です。かつて琉球王朝に仕えていた人物が開祖であり、長きにわたり受け継がれてきた味を届けることをモットーとしています。
さまざまな種類の琉球菓子を製造していることが特徴です。ノーマルなちんすこうの他、「首里城オリジナルちんすこう(27包)」や、「ゆいレールちんすこう号1201型」のようなユニークな商品も扱っているので、少し変わったちんすこうをお土産に購入したい方におすすめです。
ちんすこうだけでなく、「花ぼうる」や「ちいるんこう」、「くんぺん」といった琉球菓子も扱っており、これらはインターネット通販でも購入できます。
【アクセス】
ゆいレール「儀保」駅から徒歩で約4分 -
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【那覇】琉球銘菓くがにやあ|厳選された国産原料を使い、手作業で焼き上げるちんすこう
「琉球銘菓くがにやあ」は、本物の琉球菓子を追求している菓子店です。看板商品の「くがにちんすこう」は、厳選された高級小麦粉を使用した逸品で、保存料や着色料も使っていません。こだわりの厳選素材を用いて、職人が丁寧に手作りした自慢のちんすこうです。
「くがにちんすこう」は味のバリエーションにも富んでおり、「塩味6個入りくがにちんすこうプチシリーズ」をはじめ、カーブチー味、黒蜜味なども扱っています。
商品は、国際通り近くの壺屋本店をはじめ、「那覇空港」や「イオンライカム店」などでも販売しています。
【アクセス】
琉球バス交通「開南」バス停から徒歩で約5分周辺の予約制駐車場
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【那覇】沖縄南風堂|雪塩ちんすこうを手に入れるならここ!
「沖縄南風堂」は、銘菓「雪塩ちんすこう」で有名な菓子メーカーです。宮古島の地下海水を精製して作られた雪塩を、伝統の琉球菓子ちんすこうに組み合わせた逸品で、地元はもちろん観光客からも高く評価されています。
宮古島の雪塩には豊富なミネラルが含まれており、この雪塩が甘さ控えめのちんすこうとマッチし、ほかでは楽しめない味わいを実現しています。
なお、「雪塩ちんすこう」は12個入りと24個入り、48個入りの3種類となっています。箱入りタイプのほか、袋タイプもあるので、お土産として大量に購入したいのなら袋タイプがよいかもしれません。
【お取扱い店】沖縄県全域のお土産ショップや空港、ホテルにてご購入可能 -
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【南部】おきなわワールドおみやげ専門店街(南都物産)|豊富な種類をじっくり吟味
観光施設「おきなわワールド」内おみやげ専門店街を運営している同社は、沖縄観光土産の開発に力を入れており、幅広い沖縄土産を扱っています。
バリエーション豊かなちんすこうのラインアップが魅力です。石垣の塩を使用している「石垣の塩ちんすこうスタンドパック(17個入り)(540円)」をはじめ、黒糖味や紅芋風味、パイナップル風味、マンゴー風味など、さまざまな種類のちんすこうを扱っています。
「おきなわワールドおみやげ専門店街」では、ちんすこうのほかにも琉球ガラスやご当地Tシャツ、沖縄ゆかりの雑貨などさまざまなアイテムを販売しています。
【アクセス】
琉球バス交通「玉泉洞線」バス停から徒歩で約2分Okinawa World Admission Ticket
¥1,900
更新日:2024/04/28
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【南部】沖縄銘菓 珍品堂|カラフルでバラエティ豊富!
「沖縄銘菓 珍品堂」は、地元でとれた健康食材を用いた菓子作りを続けている菓子メーカーです。伝統を守りつつも、時代の変化にあわせて柔軟に進化している企業です。
珍しいちんすこうを多数取り扱っているのが特徴です。カマンベールとチェダーチーズ、沖縄産の粗塩を練り込んで焼き上げた「贅沢カフェタイムちんすこうチーズ」をはじめ、コーヒー豆を練り込みチョコレートを包んで仕上げた「贅沢カフェタイム挽きたてコーヒーショコラ」などがあります。
なお、同社は「いとまん工場カフェ」を運営しており、出来立てのスイーツを提供しています。オリジナルスイーツのほか、「シークワーサーソーダ」や「野菜スムージー」なども味わえるので、休憩がてらこちらにも足を向けてみてはいかがでしょうか。
【アクセス】
琉球バス交通「西崎みなと公園前」バス停から徒歩で約3分周辺の予約制駐車場
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【中部】御菓子御殿 読谷本店|紅芋タルトだけじゃない!
「御菓子御殿 読谷本店」は、首里城を模した外観が印象的な菓子店です。店内では沖縄にまつわる数々のグッズを販売しており、お菓子以外にも琉球ガラスやシーサーなども購入できます。
店舗に併設された工場で「紅芋タルト」や「ちんすこう」をはじめ、さまざまなお菓子を製造しているため、出来立てのお菓子を購入できる点が魅力です。また、ガラス越しに菓子製造の様子を見学できるので、目でも楽しめます。
併設している「沖縄料理 花笠」では、自家製麺を用いた沖縄そばやゴーヤチャンプルーなどの料理を味わえます。お土産の購入だけでなく、沖縄グルメも満喫したいと考えている方は、ぜひ足を運んでみましょう。さらに、カフェコーナーでは「工場併設店舗限定メニュー」の「紅芋タルト」を味わえます。
【アクセス】
沖縄バス「川平」バス停から徒歩で約21分
空港リムジンバス「ロイヤルホテル沖縄残波岬」バス停から徒歩で約5分 -
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【中部】南国製菓|嘉手納で買えるちんすこう直売所はここ!
「南国製菓」は、手作りにこだわった菓子作りを続けている菓子店です。さまざまな味わいを楽しめる、箱入りのちんすこうセットが人気です。
「箱入(大)ちんすこう10点セット」は、プレーンやココナッツ、ゴマ、チョコチップ、ゴーヤ、パイン、泡盛、コーヒー、黒糖、シークヮーサーの10種類のちんすこうがセットになっています。一度にいろいろな味を楽しめるため、お土産としても喜ばれるでしょう。
ほかにも、塩味の「塩ちんすこう」や「キャラメルちんすこう」などを販売しています。
【アクセス】
琉球バス交通「水釜」バス停から徒歩で約12分 -
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【中部】おかし工房よみたん|ふわふわサクサクのえあちんすこう!
「おかし工房よみたん」は、「沖縄ハム工場」の敷地内で営業しています。見た目にも美しい色とりどりのデコレーションケーキを販売しており、店内で飲食も可能です。
もちろん、洋菓子だけでなくちんすこうの扱いもあります。人気の「えあちんすこう 紅芋」は、ふわふわサクサクとした食感と、紅芋の風味を楽しめる逸品です。また、同じシリーズで黒糖味やきなこ味、塩味なども販売しているので、全種類購入して食べ比べするのも楽しいかもしれません。
【アクセス】
琉球バス交通「親志入口」バス停から徒歩で約5分