鎌倉・明月院の丸窓から覗く紅葉を見に出かけよう!見ごろや混雑情報も


2017.01.05

NAVITIME TRAVEL EDITOR

必見!鎌倉・明月院の丸窓から覗く紅葉を見に出かけよう!見ごろや混雑情報も

北鎌倉にある明月院は通称「あじさい寺」と呼ばれ、その名の通り梅雨の時期には境内一面に紫陽花が咲き誇ります。しかし見どころはそれだけじゃありません!秋は燃えるような紅葉が境内にあふれ、また違った風情ある表情を見せてくれるんです。今回はそんな「紅葉の名所・明月院」をご紹介します!

  • 01

    【見どころその①】円窓のその先に広がる幻想的な世界!明月院「本堂後庭園」

    明月院の名所といえば、本堂の奥にある「悟りの窓」。その向こう側に見えるのが後庭園です。丸い額縁の中に覗く美しい紅葉は、まるで日本絵画のよう。思わずため息がこぼれます。シーズンになれば、その絶景をひと目見ようとたくさんの人が訪れます。
    その絶景をカメラに収めようと行列に並びます。

    通常、後庭園は丸窓からしか覗くことができませんが、初夏の紫陽花と花菖蒲、晩秋の紅葉の季節になると特別公開されるんです!
    今回訪れたのは12月上旬。北鎌倉では紅葉がちょうど見ごろです。燃えるように真っ赤な紅葉はまさに圧巻!一見の価値ありです。

    明月院の紅葉

    明月院の紅葉

    明月院境内の様子

    明月院境内の様子

    どこを切り取っても絵になります

    どこを切り取っても絵になります

    本堂前には、枯山水(かれさんすい)庭園。枯山水とは水を用いず、石の組合せや地形の高低などによって山水の趣を表した庭園の事です。明月院の枯山水は須弥山(しゅみせん)をかたどり、仏教世界観を表現していると言われています。

    明月院の枯山水、5~6月にはつづじがあしらわれます。

    明月院の枯山水、5~6月にはつづじがあしらわれます。

  • 02

    気になる!紅葉時期の見ごろ・混雑情報は?

    明月院は、11月下旬から12月中旬が紅葉の見ごろとされています。
    あじさいの時期よりは混雑はしませんが、前述の「悟りの窓」(丸窓、円窓)はやはり人気です。日中は鎌倉エリアの寺院はどこも紅葉がさかりなので、混雑します。少しでも人の少ない時間帯を狙いたい方は、朝早い時間帯や、夕方~拝観ギリギリの時間帯がおすすめ。

    明月院へのアクセス情報は記事の最後で紹介します!

  • 03

    【見どころその②】「明月院ブルー」のほか、四季折々の表情を魅せる花々

    梅雨時の境内ではたくさんの紫陽花が咲き、その光景は「明月院ブルー」と呼ばれています。あふれんばかりの紫陽花のアーチが、山門に繋がる階段を彩ります。一歩、また一歩と景色をゆっくり味わいながら登りましょう。

    四季折々の草花が息づく明月院では、シーズンごとに違った風景を目にすることができます。椿がつぼみを膨らませる春、可愛らしい薄ピンクのサルスベリが咲く夏、キンモクセイの香りと紅葉が美しい秋に、水仙が目覚める冬。お気に入りの景色がきっと見つかるはず!

    別名あじさい寺と呼ばれる「明月院ブルー」

    別名あじさい寺と呼ばれる「明月院ブルー」

    あじさいと同じ季節には、沙羅双樹も花開きます。

    あじさいと同じ季節には、沙羅双樹も

    あじさいと同じ季節には、沙羅双樹も

  • 04

    【見どころその③】偉人たちが眠る明月院。遠い昔に思いを馳せてみよう

    「いざ鎌倉!」ということわざがあります。これは「一大事が起こった」という意味で、五代執権・北条時頼の伝説をもとにした「鉢木」という謡曲が由来する言葉なんだとか。

    北条時頼は、この地に「最明寺」を建立し出家生活を送っていましたが37歳で死去。ここ明月院には時頼の廟所があります。そしてその奥の宝篋印塔は、時頼の墓だと伝えられています。

    五代執権 北条時頼の廟所

    五代執権 北条時頼の廟所

    1380年、関東官領だった上杉憲方は、密室守厳(みっしつしゅごん)を開山(初代住職)として明月院を創立。
    写真の開山堂には、密室守厳の木像や、最明寺、禅興寺と明月院の歴代の住持の位牌が祀られています。

    開山堂

    開山堂

    開山堂左手にある「明月院やぐら」は鎌倉にある数多くのやぐらの中でも最大だと言われています。そこには上杉憲方のお墓「宝篋印塔」が安置されています。

    明月院やぐら

    明月院やぐら

    古都・鎌倉では古い歴史の物語がつきもの。紅葉狩りに訪れる際にも、その地に伝わる伝説や歴史をちょっと復習していくと、楽しさも倍増するはず!

  • 05

    【見どころその④】お抹茶を頂きちょっと休憩 「月笑軒」

    明月院の境内にあるお茶処「月笑軒」。野点傘の下、緋毛氈を敷いた縁台に座ってお抹茶を一服。粋なひとときを過ごせます。

    お庭には水琴窟があります。地中に埋めたカメに水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けになっている水琴窟。竹筒に耳をあてると、涼しげな水の音が響き、風情たっぷりです。

  • 06

    明月院へのアクセスと拝観料

    明月院へのアクセスと拝観料
    【最寄り駅】JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩約8~10分
    【バス】鎌倉駅東口から江ノ電バス「名月院」バス停下車徒歩1分(乗車時間は7分~10分ほど)
    【徒歩】鎌倉駅から北鎌倉方面へ30分ほど。散歩しつついくのもおすすめ。
    ※駐車場はないので、公共交通機関・徒歩で行くのがおすすめです。
    【拝観料】300円(6月、秋の紅葉時期は庭園特別拝観あり。別途500円)
    【拝観時間】9:00~16:00(6月は8:30~17:00)

    明月院
    rating

    4.0

    432件の口コミ
    place
    神奈川県鎌倉市山ノ内189
    phone
    0467243437
    opening-hour
    9:00-16:00[6月]8:30-17:00
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