眼下に広がる流れる雲。朝日が照らす雲上の絶景!北海道のトマムにある「星野リゾート トマム」の雲海テラスでは春から秋の早朝に、言葉を失うほど素晴らしい雲海が広がります。早起きした人だけが楽しめる雲上の特等席。一生忘れられない想い出になること間違いありません!
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雲海テラスとは?
雲海テラスは、リゾートホテルとして知られる「星野リゾート トマム」にある施設。冬はスキー場のゲレンデとなるトマム山(標高1239m)の山頂近くにあり、標高1088mにあるゴンドラの終着駅周辺が雲海テラスとして春から秋の早朝にオープンします。
雲海テラスまではトマム山の麓からゴンドラに乗車して訪れます写真提供「星野リゾート トマム」
「星野リゾート トマム」までは、新千歳空港から車で約100分、とかち帯広空港からは約1時間、観光地として有名な富良野市からは約1時間半と、各地からのアクセスもよし! 札幌発着の特急が停車するJRのトマム駅から送迎バスも出ているので、車を利用しなくてもOK!
日帰りで訪れることもできますが、オープン時間は5時から7時(時期により異なります)と早朝なので、「星野リゾート トマム」に宿泊するのがベストです。 -
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雲海が発生する確率は?
雲海は自然現象なので、映画やプラネタリウムのように行けば必ず見られるというわけではありません。
雲海は見えなくてもすっきり晴れた日の朝は爽快!
スカッと晴れた日はトマムの全景を見渡すことができ、空気も気持ちがよく、すがすがしい朝を過ごすことができます。
雲の量がとても多い日は、雲海テラス自体が雲に覆われることがあるほか、天候次第では安全面を優先して営業中止の場合もあります。とはいえ、雲に覆われた日でもゴンドラに乗って上へ進んでいくと雲を突き抜け青空が広がり、眼下に見事な雲海が広がるということも!ゴンドラ乗車時は雲の中でも下車するとこんな絶景が!雲から飛び出しているのは、「星野リゾート トマム」の宿泊棟、ザ・タワーの上部です写真提供「星野リゾート トマム」
規模の大小問わず雲海が発生する確率は40%。見ることができるか否かは運次第、行ってみないとわかりません。「星野リゾート トマム」では雲海テラス営業期間は、雲海発生を予想する「雲海予報」を前日夕方に発表しているので参考に。
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雲海テラスの展望スポット
雲海テラスにはさまざまな展望スポットがあります。
定番の展望スポットは、ゴンドラを下車してすぐ目の前にある「港デッキ」。雲海テラスへ行く人の誰もがここに立ち寄ると言ってもウソではありません。たくさんの人たちが「港デッキ」から眼下の雲海を観賞しています写真提供「星野リゾート トマム」
「港デッキ」から一段高い場所にある「灯台デッキ」に上がると、上の写真のように「港デッキ」を見下ろすような雲海風景の写真が撮れますよ。
「灯台デッキ」から山の稜線を歩いて2、3分進むと、ちょっと変わった展望スポットがあります。「Cloud Walk(クラウドウォーク)」は高所恐怖症の人は要覚悟!?でもここはゼッタイ歩きたい!写真提供「星野リゾート トマム」
上から見ると雲の形をした展望スポット「Cloud Walk」は、空中を歩いているような爽快な気分を楽しめます。雲が足元近くに漂っている日はまるで雲の上を歩いているような感覚♪
「Cloud Walk」から山の斜面を少し上がると、趣の異なる眺望スポットが他にも!船の舳先のような展望スポット「Sky Wedge(スカイウェッジ)」。雲の海に飛び出すような感覚♪写真提供「星野リゾート トマム」
山の等高線に沿った形でベンチが並ぶ「Contour Bench(コンターベンチ)」。劇場のような展望スポットで、約200人が座って雲海鑑賞を楽しめます写真提供「星野リゾート トマム」
こんな“巨大ハンモック”もあります!
これはゼッタイ遊びたい!「Cloud Pool(クラウドプール)」は雲の上をふわふわ浮遊するような気分♪写真提供「星野リゾート トマム」
縦横約10m、地上からの高さ最大約8mの「Cloud Pool」を下から眺めた様子も一風変わっていて面白いです
さまざまな展望スポットで雲海鑑賞を楽しみましょう! -
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雲海テラスを楽しみ尽くしましょう!
雲海テラスでは雲海を眺めるだけではもったいない!もっと楽しみましょう♪
「港デッキ」に併設している「てんぼうかふぇ」の雲海コーヒーや雲海ソーダは外せません!雲海ソーダ(右)の上には雲がモクモク!?雲の正体はワタアメです。雲海コーヒー(左)の上にも泡状の雲が!こちらはクリームです
雲海コーヒーや雲海ソーダのほか、温かいスープやマフィンなどもあります。
雲海を眺めながらモーニングコーヒはいかが?優雅な朝を過ごしましょう♪写真提供「星野リゾート トマム」
「てんぼうかふぇ」の一角にはおみくじも。運があるかは雲次第!?
「灯台デッキ」には「雲のゆうびん屋さん」があり、さまざまな雲海のポストカードを投函して世界中に送ることができます。
雲海テラスへ訪れてポストカードを買った人だけが利用できる青いポスト。SNSもいいけど、たまにはアナログの郵送も想い出作りにいいものですよ♪
「なぜ雲海ができるの?」「どうしてこんなすごい雲海が見えるの?」
そんな素朴な疑問をはじめ、トマムの雲海が発生するメカニズムなど詳しいことは「雲海ガイド」が教えてくれます。毎朝定時に、雲海ガイドが神秘的な自然現象について詳しく解説してくれます写真提供「星野リゾート トマム」
雲海に巡り合えるかどうかは運次第。残念ながら見ることができなかったとしてもリベンジするだけの価値はあります!見ることができた時の驚きと感動は一生忘れられませんよ♪
トマムの雲の上に広がる朝の光景、これは死ぬまでに最低一度は眺めておきたい絶景です!