今だからこそ、人里離れたリゾートへ! 船でしか行けない「星のや京都」で過ごす、極上の京時間<前編>


2021.07.22

マイナビニュース

長引くコロナ禍で、気分が沈みがちな今。家にこもっていると、どうしても“陰モード”になりがちですが、そんな時だからこそ、人里離れたリゾートで思いっきりリフレッシュしてみませんか?
星野リゾートが手掛ける「星のや京都」は、アクセスが”専用の船”というスペシャルなお宿。部屋数も25室のみと「星のや」の中で一番少なく、別世界にきたような奥嵐山の地で、贅沢なおこもりステイが叶います。これからの時代にふさわしい、優雅なNO密旅にぴったり! 今回は、そんな「星のや京都」の魅力を、前編/後編に分けてご紹介します。
1.特別な体験は、船に乗る前から…!
極上の旅は、渡月橋のたもとに佇む「星のや京都 舟待合」からスタート。エレベーターで2Fに上がると、渡月橋の喧騒から離れた、和の落ち着きのある静寂の空間が広がります。
舟待合は、雪見障子越しに見事な庭園を渡せる最高のロケーション。京都らしい少し凛とした空気の中で、しばし庭園を鑑賞します。
船を待つ間にいただく一杯も、「星のや京都」は特別。江戸時代に生まれ、旅人の心と体を癒やしてきた「お香煎」が出されます。「お香煎」とは、漢方の原料になるウイキョウや陳皮を混ぜ合わせて煎り、粉末状にしたもの。白湯を注いで飲むと、さわやかな風味が喉元をすっと通り抜けます。
「お香煎」片手にゆったりくつろいでいると、「船が到着しました」とスタッフさんの声が。いよいよ、船に乗り込む時間がやってきました!いざ、「星のや京都」へ出発です。
2.テラス付きの船も。専用の送迎船でゆったりクルージング
船着き場に泊まっていたのは、「星のや京都」専用の送迎船。テラス付きとそうでない船がありますが、今回はテラス付きの船に乗船しました。
送迎船で味わう時間は、「星のや京都」ならではの特別なひととき。わずか15分の舟旅ですが、大堰川をさかのぼるにつれ、左右に大きな岩がゴロゴロ出現。まるで異国へ来たような秘境感を楽しめます。
大堰川の船旅を終え、桟橋に到着。ゲストが着くタイミングに合わせて、「星のや京都」の方がお出迎えしてくれます。
3.ゲストしか入れない「水辺の私邸」へ
おだやかに流れる大堰川の景色を楽しみながら、苔に覆われた石段を一歩一歩のぼっていきます。
目前に現れたのは、「水辺の私邸」をコンセプトにした「星のや京都」の入り口。和の雰囲気に包まれた、心地よい静けさが漂います。
青もみじの中に吸い込まれるようにして、さらに上へ上へ。ゆっくり深呼吸しながら石段をのぼっていくと、ここへ来た感動がじわじわと胸の中で広がっていきます。
「星のや京都」がある奥嵐山は、かつて平安貴族の別荘地として栄えた場所。この地は、江戸時代の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)が晩年、余生を過ごした場所であり、2009年に「星のや京都」がオープンするまでは、明治時代開業の老舗旅館「嵐峡舘」がありました。
100年以上続く建物は、ほぼそのままに。10年後、20年後の「星のや京都」のランドスケープを見据えて、江戸時代創業の「植彌加藤造園」の庭師さんが、匠の技でお庭のお手入れをしています。
「星のや京都」が完成して、今年で12年目。開業時に植えたもみじは大きく成長し、高いものだと5mを超えるものも!青空いっぱいに枝葉を広げるもみじも、細くしなやかに伸びる竹も、みっしり生えた苔も、すべてが奥嵐山の景観に溶け合っています。
石段をのぼりきると、どこからともなく、澄んだ美しい音色が聞こえてきます。この音色の正体は、仏具でも使われる「おりん」や波紋音。スタッフがゲストを歓迎するために演奏してくれるのです。
どこまでも温かく優しく。気持ちを清らかにしてくれる音色が、外界から隔離された“別世界気分”をさらに高めてくれます。
ライブラリーラウンジの前には、細かいしぶきを立てながら流れ落ちる滝と、魚たちが気持ちよさそうに泳ぐ池で構成された、美しい「水の庭」があります。優しい滝の音、雨上がりの森の匂い、風のざわめき……。なにか特別なことをしなくても、この景色を眺めているだけで、リラックスできます。
4.ゲストを魅了し続ける、特別室「月橋」
客室は離れの造りで全25部屋。お部屋タイプは5つありますが、全室、大堰川を見渡せるリバービューになっています。今回は、5つの中で最も人気が高く、「星のや京都」を代表する客室「月橋」に宿泊しました。
「月橋」の和室は、部屋に一歩入った瞬間、あまりの美しさに言葉を失います。2面の窓から差し込む明るい光と、どこまでも広がる嵐山の大パノラマにうっとり……。周りをぐるっと青もみじが囲い、まるで緑のカーテンに包まれているようです!
寝室の眺望も負けていません!ここは、窓際のソファに腰掛けながら大堰川を見下ろせる最高のロケーション。ただ何をするわけでもなく、翡翠色の美しい大堰川や水を飲みにくる鹿の親子を眺めて、ぼんやり過ごす……。そんな贅沢な過ごし方にぴったりな場所です。
5.オリジナルスイーツを味わいながら、おこもりを満喫
「歓迎のお茶菓子」としてお部屋に用意されていたのは、京都で200年以上にわたり愛され続ける京菓子司「亀屋良長」とダンデライオン・チョコレートがコラボレーションして生まれた「烏羽玉(うばたま)CACAO」。口に含むと、控えめで上品な甘さながらも、ふわっと広がるあんことカカオの余韻がたまりません。大きさは指でつかめほど小さくて可愛らしいサイズですが、1粒でも、存在感がしっかりあります。
甘い和菓子で心をほっこりさせたら、次は「枕香づくり」体験にチャレンジしてみました。「枕香」とは、枕の下に置いて、安眠効果を促すというもの。寝付きが悪い私にとっては、とってもありがたい体験です。
作り方は簡単。3種類の香りの原料を好きなようにブレンドして、西陣織の布袋で包むだけ。雅で気品あふれる香りの「枕香」は、枕元に置いておくだけで心を鎮めされてくれそう。なんだか眠るのが楽しくなります。
そして、もう1つ。ゲストが無料で楽しめるのが、気軽にできるお抹茶体験。京都でお抹茶体験というと、格式高くて、むずかしそうなイメージがあるかもしれませんが、「星のや京都」のお抹茶体験は、特に決まった作法はありません。かわいらいい籠に入った「野点籠」を広げて、自分の好きなペースでお抹茶を点てられます。
この他に写経体験も無料で楽しめるので、ぜひお試しを。筆を進めるごとに、心が落ち着いて、浄化されていきますよ!
せっかく憧れの「月橋」に滞在しているので、おこもりタイムを満喫します。リラックスウェアに着替えたら、ワインをぐいっと一杯。ふぅ……と息を吐けば、至福のときが訪れます。
<「星のや京都」は非日常を味わえる秘境だった!>
京都の名所・渡月橋からわずか15分たらずで、別世界に来たような非日常を味わえる「星のや京都」。お庭を散策したり、お部屋でのんびり過ごすだけで、京都らしい味わいや癒やしをたっぷり得られました。
後編では、ツウなアクティビティ「聞香」や数多くの食通を唸らせてきたお食事の様子をたっぷりお届けします。お楽しみに! 

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星のや京都
place
京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
phone
05031348091
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