【2023年版】贅沢が叶うオールインクルーシブの宿5選

海外のリゾートホテルで多く採用されている“オールインクルーシブ”。支払いを気にせずに、滞在中のドリンクや食事、アクティビティなどを楽しめる新しい滞在スタイルで、近年日本でも人気が高まっています。今回は、新しく誕生した宿の中から、お部屋でゆっくり寛げる、オールインクルーシブの宿をご紹介します。1．湯河原のモダンな温泉旅館の出で湯とサウナに癒される巛-sen-湯河原（神奈川県／湯河原温泉）文化の香り漂う温泉地・神奈川県湯河原に2023年7月、明治の老舗旅館を新たに再生させた「巛-sen-湯河原」がオープン。全22室に、自家源泉を掛け流しで楽しめる専用風呂が備わる贅沢な造りです。「高台の部屋【露天風呂付】100％源泉かけ流し（4名定員）」は、1階で緑豊かな庭、2階から周辺の山を望める眺望が自慢。温泉と自然の美景に癒されて。客室のワインセラーに用意されたワインや地酒と、それらに合うおつまみを詰めた“アペリティフボックス”で、まずはひと息。2 つのプライベートサウナで、ご自分のペースで整った後は「ミストラウンジ」で自家製酵素ドリンクやビールで喉を潤しましょう。レストラン「Repast／リパスト」では、湯河原の海と山の恵みをたっぷりと堪能しながら、ドリンクとのマリアージュを楽しんで。これら滞在中のお飲み物やサウナの利用は宿泊料金に含まれており、気兼ねなくサ活やグルメを楽しめますね（一部有料もあり）。巛-sen-湯河原神奈川県／湯河原温泉詳細情報はこちら 2．尾道の迎賓館と謳われた老舗で絶品フレンチに出逢う悦びRyokan尾道西山（広島県／尾道市）山陽新幹線の新尾道駅より車で約15分。1943年より、尾道の迎賓館として愛された「西山別館」が、2023年4月に「Ryokan尾道西山」として再誕しました。瀬戸内海を望む庭園を囲むようにして立つ離れと、オーシャンビューの本館はいずれもクラシカルな重厚感と清新さが融合した美しさです。引き船で運ばれてきたという茅葺屋根が印象的な「【藁の家】離れ客室／83平米／ベッドサイズ：122cm」など、非日常的な空間で休日感を満喫できます。ラウンジやレストランでのお飲み物は、宿からゲストへのコンプリメント（贈り物）。落ち着き漂う「光琳ラウンジ」では、尾道の茶園文化を感じられるお茶のほか、瀬戸内酒庫を連想させるアルコール類など、滞在中自由にいただけます。ディナーは、仏の農事功労賞を授けられた腕利きの総料理長が手がけた、和のエッセンスを取り入れたフランス料理をご賞味あれ。 Ryokan尾道西山広島県／尾道市詳細情報はこちら 3．任天堂の歴史と安藤忠雄の美が織りなす空間で寛ぐ、新しい京都旅丸福樓（京都府／京都市）1889年に創業した任天堂の旧社屋を母体とし、世界的建築家の安藤忠雄氏が手がけたデザインが融合する「丸福樓」は、2022年4月に威風堂々開業しました。全18室の客室の中でも、施設を代表する「丸福樓スイート（旧任天堂本社社屋・安藤忠雄氏デザイン）」は、緑に囲まれたテラスデッキから京の街並みを一望できると評判です。プランは「1泊夕食・朝食・昼食付」などの多彩なオールインクルーシブで「素泊まり」でも、客室内ミニバーや宿泊者専用ラウンジを利用可能。ダイニングラウンジでお飲み物やオーダー式の夜食などがいただけます。任天堂の歴史と精神が漂うライブラリーに併設されたバーで喉を潤すのもいいですね。せっかくなら、料理家の細川亜衣氏が空間デザインまで携わったレストラン「carta.（カルタ）」で、スペシャルな洋食を堪能したいもの。日本古来の発酵食品などを用いたコース料理は、身体と心に染み入る味わいです。丸福樓京都府／京都市詳細情報はこちら 4．オールインクルーシブで名建築を楽しむ贅沢な滞在会津東山温泉　鶴我東山総本山（福島県／会津東山温泉）2022年10月にオープンした「会津東山温泉　鶴我東山総本山」は、会津の名湯・東山温泉に佇む、1日1組限定の温泉宿です。和風建築は、昭和木造建築でもある会津三大御殿のひとつだった元料亭を改装。宮大工の技が光る母屋や歴史を感じさせる茶室、美しく手入れされた庭園は必見です。重厚感ある建物とは打って変わり、快適性を重視した客室は、149平米を誇る広々とした造り。リビングダイニングと和室、寝室、竹林を望むテラス、開湯1,300年の東山温泉を楽しめる広い浴室も備わります。滞在中は食事の際の飲み物（一部有料あり）が宿泊費に含まれているほか、客室には地酒や梅酒、地焼酎、県産のウィスキー、ワイン等がいただけるフリーサーバーを設置。気兼ねなくドリンクを嗜むことができます。会津伝統の武家会席の数々と合わせて、お気に入りの一杯を選んでみては。さらに宿にはバトラーが在中しており、細やかなサービスが受けられるのも嬉しい点です。会津東山温泉　鶴我東山総本山福島県／会津東山温泉詳細情報はこちら 5．坂茂氏が手掛けたオーベルジュで気兼ねなくアートに触れるSimose Art Garden Villa（広島県／大竹市）ゆったりとした時が流れる瀬戸内の海を望む「Simose Art Garden Villa」は、2023年3月に開業したヴィラとレストラン、敷地内の美術館が一体となった、アート・オーベルジュ。“海辺の建築作品に泊まる。”をコンセプトに、敷地内にはテラスを備える全10棟のヴィラが点在します。建築は、世界で活躍する建築家・坂茂氏が担当。新たな構造や素材を取り入れた新作まで、どのお部屋にするのか迷ってしまうことでしょう。夕食はプリフィックススタイルのフレンチコースを召し上がれ。食事中のドリンクはもちろん、ヴィラ内にあるミニバー、ワインセラーの飲み物、フリーラウンジでの飲食は全て宿泊費のなかに含まれます。さらに追加料金なしで、敷地内にある「下瀬美術館」への入場も可能。海岸線と平行に並び建つエントランス棟、企画展示棟、管理棟に展示された、工芸作品や近代絵画などの美術品の数々は必見です。気兼ねなくアートに触れる滞在をしてみませんか。 Simose Art Garden Villa 広島県／大竹市詳細情報はこちらホテルやプラン内容によって、オールインクルーシブに含まれるサービスは様々。場合によっては一部有料のサービスもあるので、事前にしっかりと内容を確認した上で、ストレスフリーで充実した寛ぎのホテルステイを叶えましょう。　