【取材】東京から2時間、奥湯河原の森に抱かれる別荘のような温泉宿


2023.07.14

一休コンシェルジュ

藤木川のせせらぎが心地よく響き、喧騒から一線を画した非日常な時間が流れる奥湯河原。そんな地にある「BOSCAGE kariya」はこだわりが詰まった客室が5室のみ、森の中にひっそりと佇む“和の海鮮オーベルジュ”です。今回一休コンシェルジュ編集部では、まるで別荘のような「BOSCAGE kariya」を、隅々まで取材させていただきました。非日常のひとときを過ごせる“和の海鮮オーベルジュ“奥湯河原の山の中、かつて昭和初期に外交官として活躍した重光葵氏の別邸だった場所にある「BOSCAGE kariya」は、約5,000坪以上の敷地を所有。東京から2時間以内で行ける好アクセスにも関わらず、周囲は豊富な自然に囲まれ、到着した瞬間に聞こえる川のせせらぎが、非日常の時間へと誘ってくれます。重厚感のある本棟の扉を開けると、シックなロビーが広がります。「BOSCAGE kariya」は、オーナーがシェフを務める、大人の隠れ家のような”和の海鮮オーベルジュ“。ロビーの先にはレストランがあり、そちらでいただく食事も醍醐味の1つです。まるで別荘のよう。森と一体になれる離れ客室最初に見学したのは、宿の象徴ともいえる客室「森(boscage)」。110平米もの広々とした空間を一棟貸切で利用できるため、別荘感覚で周囲に気兼ねなく寛ぐことができます。玄関に足を踏み入れて、まず驚いたのが、床に敷き詰められた紅葉の葉っぱ達。この葉っぱ、実際に敷地内で色づいた紅葉を利用しているそうで、室内にいるにも関わらずまるで森の中にいるかのような気分になります。1階には茶室。さらに縁側もあるので、お茶をいただく以外にも本を読んだり、物思いにふける時間にあてたりするのも、おすすめの過ごし方です。1階には洗面所とバスルームも完備しています。サイドにあるガラス扉からも森の景色が間近に広がります。「BOSCAGE kariya」の敷地内には、欅やひのき、桜など様々な種類の木々が植えられているため、季節によって異なる表情が見られるのも嬉しい点ですね。2階には寝室や、もう1つのバスルームが……。階段から見える天井高の窓からも木々の景色がのぞきます。2階に上がった瞬間目に飛び込んでくる光景に、思わずため息が。大きく取られた窓の外には息を呑むほどの景色が広がっていました。訪問した時期は緑が濃い季節だったのですが、まるで森の中にいるかのような感覚に。ベッドに置かれた枕がちょうど窓の対面にあるため、起きた瞬間に森の景色が目に入ります。周りに建物が何もないため、カーテンを全開にして過ごすのがおすすめとのこと。そんな過ごし方をしたくなるのが納得の空間でした。窓際にはゆったりと座れるチェアが配されているので、こちらに腰をかけて、何もしない贅沢なひとときを過ごすのもいいですね。寝室の奥に配されたバスルームも、窓の外に森が広がっていました。蛇口をひねると源泉100パーセントの温泉が注がれます(時期によって加水、加温を行います)。窓を開け放つこともできるので、木々の葉音や川のせせらぎをBGMにして、森に身を委ねながらの入浴が叶います。アメニティーはタイで人気のオーガニック・スキンケアブランド「PAÑPURI(パンピューリ)」。女性用にはクレンジングなどのアメニティーも用意されているのが嬉しいです。スタイリッシュな宿であるにも関わらず、お部屋着が浴衣という点が、温泉宿であることを思い出させてくれます。コーヒーやお茶、スナックの用意もあるので、お風呂上りにゆっくりいただきましょう。冷蔵庫内にはアルコールや各種ドリンク類、さらにハーゲンダッツのアイスの用意が。滞在中は全てフリーでいただくことができます。まるでツリーハウスのようなお部屋で、森の木々と一体になって寛げる、宿の世界観を体現したかのような客室でした。唯一屋根のない露天風呂付客室で、開放的な湯浴みを体験次に見学したのは一棟貸切の離れ「銀杏(ginkgo)」。こちらは宿で唯一、周りに壁や屋根のない、開放的な露天風呂が備わるお部屋です。そんな野趣あふれる露天風呂があるのは、1階のテラス。壁や屋根などの遮るものが一切なく、まるで森の中で入浴しているかのような感覚になります。目の前に広がる敷地内に人が入ることはないので、自分だけの空間で大自然を満喫できるのが、このお部屋ならでは。露天風呂に隣接するスペースは、まるでガゼボのような造りになっています。木々の景色を眺めながら温泉に入って、大きなソファーでのんびり寛ぐ優雅な時間を過ごしましょう。2階にはベッドルームとテラスが。階段を上がった瞬間に、窓の外に広がる木々の景色が目に入ります。ソファーの横にはプロジェクターの用意も。クローゼットを締め切ると、スクリーンのような使い方ができるため、ソファーに腰を掛けながら映画や動画などを楽しめます。テラスにはチェアが配され、森の景色を独り占めできる特等席。木々を吹き抜ける心地よい風に抱かれながら思い思いに過ごしてみて。2階には内風呂も。1階の露天風呂も格別ですが、2階の内風呂も窓を開けて湯浴みができるので、ぜひ利用したいですね。雨の日でも安心して温泉を楽しめるのが嬉しいです。客室名通りの景色を望む、個性豊かな本棟客室本棟に戻りスタイリッシュなロビーを抜け、お洒落な階段を上がり上の階へ。2階には本棟の客室が3室あります。「櫻」は本棟唯一の洋室の客室。アンティークの机が配され、とっても可愛い装いです。大きな窓の外には櫻の木があり、春になるとお部屋にいながらにしてプライベートなお花見を楽しむことができるそう。「紅葉(Momiji)」はその名の通り、紅葉を存分に眺められるお部屋。簾で仕切られた室内は、落ち着いた雰囲気が漂います。最大の特徴は、秋になると窓の外の森が赤や黄色に色づき、お部屋で紅葉を楽しめる点。夜間にはライトアップも実施されるので、時間に合わせて様々な表情に移り変わる紅葉の景色を独り占めすることができます。露天風呂は客室の雰囲気とは一変、白を基調とした可愛らしい造り。広々とした造りになっているため、身長が高い方でも足を伸ばして入れるとのこと。竹林に囲まれた「竹」は、落ち着いた和の雰囲気がある客室です。その名の通り竹の景色が広がり、他の客室とはひと味違った景色を望めます。それぞれが個性溢れる設えになっており、お部屋を選ぶのもこの宿に宿泊する楽しみの1つなのだと感じました。五感を刺激されるオープンキッチンのレストラン“和の海鮮オーベルジュ”をコンセプトとする宿だからこそ「BOSCAGE kariya」をご紹介する上で、料理は外せません。食事を手掛けるのは宿のオーナーシェフ。赤いチェアがアクセントになっているレストランは、雰囲気たっぷりです。温泉宿では珍しく、オープンキッチンになっているのが特徴的。ライブ感のある調理シーンを眺めながら料理を待つ時間は、食欲を存分に刺激してくれることでしょう。オーナー自らが朝一番に「小田原公設市場」へ出向き競り落とした新鮮な高級地魚や、取れたての旬食材を活かしたメニューが並びます。魚を知り尽くしたオーナーだからこその料理の数々は、驚きが盛りだくさん。骨董のお皿に盛られた料理の数々は、一品ずつを少量で提供するので、程よい満腹感を感じられます。見た目の上品な美しさも、食事での楽しみをより一層盛り上げてくれることでしょう。奥湯河原の森に抱かれながら、思い思いに過ごすことができる温泉宿「BOSCAGE kariya」。東京からすぐに行ける自然に囲まれた非日常の空間で、思い切り自分自身を労わる贅沢なひとときを過ごしてみませんか。 BOSCAGE kariya 神奈川県/湯河原 詳細情報はこちら  

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BOSCAGE Kariya
place
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上683-2
phone
0465439664
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【2食付】BOSCAGEでお得にstay シンプル海鮮プラン

¥58,000

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2024/05/11 チェックイン(2名1室)※1泊1名あたりの料金   更新日:2024/04/29

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