【取材】京都・宮川町で驚きの感動体験!専属コンシェルジュがいる一棟貸しの宿


2023.03.11

一休コンシェルジュ

京都五花街のひとつ、宮川町にある1日1組限定のお宿「宮川町 ほとり」。元々はお茶屋さんだった築100年以上の歴史がある建物をリノベーションし、2020年6月にオープンしました。一棟貸しには珍しい専属コンシェルジュが付き、京都旅をアテンドしてくれます。どんな滞在が叶うのか、取材してきました。京の文化を肌で感じられる建物と立地、しつらい「宮川町 ほとり」は、目の前には鴨川が流れ、すぐそばに「京おどり」で知られる宮川町歌舞練場があり、まさに京の文化を肌で感じられる場所にあります。お茶屋さんだったという面影を残す外観も、京都の風情が感じられます。一棟貸しのお宿はオートロックで出入り自由なところも多いですが、こちらには専属のコンシェルジュがいて、チェックインのときにもゲストをあたたかく出迎えてくれます。この日迎えてくれたのは、チーフコンシェルジュの秋尾小百合さん。最初にコンシェルジュの方がお宿の説明を丁寧にしてくれるので、使い方が分らない、こんなサービスがあったの?なんてこともなく、宿の魅力を存分に味わい尽くせるはずです。一緒に見ていきましょう。青いレトロタイルが印象的なキッチン。自炊はもちろんのこと、コンシェルジュに京会席の板前の方を手配してもらって、ここで調理してもらうことができます。過去には板前さんに来てもらって、カウンター越しに寿司を握ってもらったというゲストもいるそうです。ケータリングの手配もお願いできるので、ぜひ相談してみてください。食器類やお鍋、調理器具が充実しているので、自炊する場合は食材だけ準備すれば大丈夫。グラスやワイングラスも万全。 ウェルカムドリンクには、宇治「丸久小山園」のお茶。コーヒーはネスプレッソで、マイルド・ストロング・デカフェの3種がありました。1階には中庭をはさんでダイニングとリビングがあります。庭には、初夏になると花を咲かせるヤマボウシ。季節がいいときは縁側でお茶を飲んだり、夏にはここでビールを飲むのも気持ち良さそうです。「宮川町 ほとり」では各部屋にテーマカラーがあり、部屋ごとに雰囲気の違いも楽しめるようになっています。リビングは、ブラウンがテーマカラー。レトロな洋館を思わせるアンティークなインテリアでまとめられていました。窓の向こうには桜並木が見え、春になると、鴨川に桜吹雪が舞う絶景が楽しめます。町家の建物の場合、寒さを気にする方も多いかもしれませんが、全室床暖房が入っているため寒さ知らず。冬でも裸足で過ごせるほどの暖かさです。また建材には上質な木材が使われているそうで、部屋で過ごしているだけで、木材特有のフィトンチッドがもたらす森林浴のような心地よさも感じられるはずです。壁一面に鏡が備え付けられた広々とした洗面所に、バスルーム。シンクには、テーブルとして活用できる檜の板があり、お風呂で日本酒を飲んだり、防水のポータブルテレビも用意してあるので、入浴しながら映画鑑賞も叶います。アメニティは自然派化粧品の「MARKS&WEB(マークスアンドウェブ)」。水引があしらわれたパッケージの中に、先顔料、メイク落とし、化粧水、保湿クリーム、フェイスマスクが入っていました。SDGsにも配慮し、プラスチックのゴミが出ないようなアイテムを選んで用意しているとのこと。クローゼットには日常で使うちょっとした小物、たとえばハサミやテープ、充電器、アイロン、ヨガマット、さらには乾燥までできるドラム式洗濯機に、洗濯に必要な洗剤や柔軟剤まで。え、そんなものも!?と思うくらい、細かなアイテムが用意してありました。2つの趣が異なる寝室で心地良い眠りを2階の寝室入り口には、心地よい眠りを誘ってくれるようにという心遣いから、ハーブティのセットが置いてありました。茶葉は、オリジナルのブレンドで、季節ごとにブレンド内容が変わるのだとか。障子を開けるとまず目に飛び込んでくるのが、何とも鮮やかな水墨画。京都出身の中屋丹幸さんによる作品で、実は各部屋の意匠に合わせて描かれた、それぞれ異なる作品がさりげなく飾られています。リバーサイドの寝室は、大きく開かれたガラス戸の向こうに鴨川と桜並木の景色。もう一つある寝室とマットの種類が異なり、こちちは沈み込まないしっかりとした「イワタ寝具」のマットを採用。ちなみにパジャマは、空気のような気持ちよさが感じられるというガーゼを使った「京和晒綿紗」のものを用意。パジャマはどこのブランドですか?と尋ねるゲストも多いのだとか。もう一つの寝室は道路側と反対に位置しています。こちらのマットはフランスの寝具「シモンズ」で、ふんわりと包み込まれるような柔らかさのあるマット。連泊する場合は両方体験してみるのも面白そうです。滞在時間をさらに充実させてくれるライブラリー2階には寝室のほかにライブラリーの部屋がありました。入り口は茶室をイメージした円形に。本棚には、本好きのオーナーさんがセレクトした京都に関する本がたくさん並んでいます。子連れのゲストが宿泊する場合は、絵本が多めに並んでいたり、お絵かきができるスケッチブックや色鉛筆などを用意することもあるのだとか。ランプがあり、書斎のように使えるコーナーもありました。ここで、ちょっとしたお仕事もできそうです。ライブラリーの向いには水墨画が描かれた美しいふすま。開けると洗面所になっていました。部屋のしつらいや設備が素晴らしいのはもちろんのこと、このお宿の魅力はやはりコンシェルジュによるきめ細かなサービスが徹底しているということ。コンシェルジュは宿から徒歩1分のところに常駐しており、ダイニングにはiPhoneが置いてあって、内線でフロントにつながるような感覚で連絡を取ることができます。ホテルで務めていた経験もある実績を持つコンシェルジュが提案してくれる京都の楽しみ方。限られた時間内で、京都を堪能して欲しいとの思いから、部屋にはコンシェルジュが作成したオリジナルのガイドブックもありました。宿から歩いて行ける一押しの飲食店、観光名所、お土産屋さんをリストにして掲載しているのです(英語バージョンもあり)。また、有名店のスイーツを買いに行きたいけれど、行く時間が取れそうにない、京都公演のチケットがほしいといった相談もあるそうで、「難しい場合もありますが、なるべくご希望に沿えるよう対応させていただきます」と秋尾さん。ファミリーにはファミリーの、カップルにはカップルの、ゲストの年齢や好みに合わせたサービスを提供したいとも。また、記念日に宿泊するゲストも多く、こっそりケーキを用意したり、バルーンアートを手配するなどのサプライズのお手伝いをすることもあるとか。旅は事前に下調べをしてどこに行こうかなと検討する楽しさもありますが、ここなら、手ぶらで、何の準備もなく訪れても余すことなく京都を堪能できそうです。1泊では足りない程の魅力がつまったお宿、ぜひ体験してみてください。 宮川町 ほとり 京都府/宮川町 詳細情報はこちら  

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宮川町 ほとり
place
京都府京都市東山区宮川筋4丁目322-2
phone
0752868468
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