京丹後で冬の松葉ガニを味わい尽くす、1日7組限定の離れ宿


2022.10.22

一休コンシェルジュ

京都府北西端、日本海に面する、京丹後市・久美浜町。
鎌倉時代、僧侶である一遍上人が干ばつによる飢饉が広がっていたこの地を訪れました。救済のために念仏を唱えると、たちまち海上に青龍が現れ、恵みの雨を降らせた、という逸話が伝承されています。
「いっぺん庵」は、そんな久美浜町のなかでも、海と山に囲まれたエリアに佇みます。
7室のみの客室にはすべて、露天風呂とヒノキの内湯を完備。人目を気にせずくつろげる、まさに隠れ家のような旅館です。地産食材で感じる、京丹後ならではの四季の移ろい充実した旅には、その土地ならではの食事が欠かせません。
海の幸、山の幸にも恵まれた京丹後では、どの季節も彩り豊かな食材が並びます。
「いっぺん庵」でも、鮑やA5和牛、丹後コシヒカリなどの地産食材を、一年を通していただくことができます。特筆すべきは、やはり新鮮な海の幸。香住紅蟹をはじめ、夏には、活けイカの姿造りや岩ガキを堪能できます。
さらに「いっぺん庵」では、食事の量や内容を細かく選べるよう、幅広いプラン設定があるのも嬉しいポイント。
少量の食事を楽しみたい方には美味少量のコース、海と幸と山の幸を同時に楽しみたい方には鮑とA5和牛がいただけるコースなど……。
好みや滞在にあわせて料理内容を選ぶ時から、オリジナルな体験は始まっています。絶品の松葉ガニを五感で堪能できる、秋冬だけの贅沢京丹後といえば、やはり11月~3月に提供される松葉ガニ。日本海の味覚の王様とも称される松葉ガニを目当てに、毎年多くの旅人が訪れます。この地域は温かい海流と冷たい海流の狭間に位置しているため荒波によって身が引き締まり、栄養豊富で甘さが凝縮された松葉ガニが獲れるのだとか。特に、仲買人・船主・せり人すべてのお墨付きが揃ってはじめてその名がつく「柴山ゴールド」は、地元「柴山港」で獲れる松葉ガニのなかでも最高品質とされています。
希少な「柴山ゴールド」ですが「いっぺん庵」では1人1杯いただける贅沢コースも用意されています。(天候不良などにより変更の場合あり)
さらに嬉しいのは“調理法はお好みで”というスタイル。
チェックイン後、実際にいただくカニを見ながら調理法を相談し、刺し身や甲羅焼き、天婦羅などからメニューを選ぶことができます。夕食の想像を膨らませる時間は「いっぺん庵」ならでは至高のひとときです。静かな夜を、表情の異なる離れの客室で過ごす1日7組限定の客室は、それぞれプライベート感のある4種類の離れからなります。日本庭園付きの和洋室「だいにちの間」「しゃかの間」では、伝統的な美を感じられます。
訪れる時期によっても印象の変わる景色は、再訪の理由になること間違いなし。デッキテラスを備えた一戸建てスタイルの「みろくの間」には、マッサージチェアもあります。入口前にスロープがあるのも安心できるところ。唯一お子様連れでも宿泊ができる「あみだの間」「もんじゅの間」は、和室と板の間からなる客室。
こちらのみお部屋食なので、おこもりステイにもぴったりです。そして、「じぞうの間」「ふどうの間」は、2021年7月に全室リニューアルしたオーシャンビューのお部屋。和室8帖・寝室8帖に加え、開放感のあるテラスも特徴的。日本海を一望できる空間はまさに非日常です。
全室に源泉掛け流しのヒノキの内湯と露天風呂があるので、他の宿泊客を気にすることなく、心ゆくまで安らぎの時間を過ごせます。チェックアウトは11時までなので、お部屋での朝風呂もおすすめ。24時間利用可能な大浴場は、北近畿では珍しい鶯色の濁り湯。塩化物泉である蒲井温泉「長者の湯」には、体を温める効果も期待できます。歩いて数分ほどの海岸沿いには、いつまでも眺めていられるような心洗われる穏やかな景色が広がります。都会の喧騒を忘れる「いっぺん庵」でのひとときは、ふるさとのように、心に灯がともるような体験が叶うことでしょう。 いっぺん庵 京都府/京丹後市久美浜町 詳細情報はこちら  

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蒲井温泉 いっぺん庵
place
京都府京丹後市久美浜町蒲井522-1
phone
0772839050
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